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2017年6月15日

訪問診療とは

訪問歯科診療のご案内

訪問歯科診療とは、歯科医院に通いたくても通えない方のために、歯科医師がご自宅や各種施設へお伺いして、歯の治療をする診療スタイルです。

介護が必要なご高齢者の場合は、特に歯科的な問題を抱えているケースが多いにも関わらず、外来での歯科受診は難しくなる一方なのが現実でしょう。しかし、口腔機能の維持管理は、「食べる」という機能のみならず、生きる力やQOLの向上にとっても重要なことです。

そこで当院では、診療経験豊かな歯科医師や歯科衛生士が専門チームを組み、訪問先でも医院内と同等の治療が可能となる器材をお持ちするなど、地域の皆様に喜ばれる訪問診療に力を入れています。

安心できる訪問専属のチーム体制訪問診療
現場では、各曜日ごとに2~3人の訪問専属のチームを組んで診療にあたりますので、安心して受診していただけます。また、ご本人様特有の身体状況や生活リズムなどの情報をチーム全員が共有し、患者さまの生活環境を配慮した診療を行っています。

担当チームによる定期診療は、週1回、毎週決まった曜日に伺います。他にさまざまな介護サービス等を受けられている場合でも、それらに合わせた日程調整を行って診療の曜日や時間を決定していきますので、安心してご相談ください。

訪問診療チーム

訪問診療チーム

訪問診療チーム

訪問診療チーム

訪問診療チーム

訪問診療チーム


外来と同等レベルの治療を実現する最新設備を導入訪問診療
当院では、最新ポータブル器材を各種取り揃えていますので、ベッドサイド、車椅子等でも外来と同等レベルの治療を受けていただけます。また、滅菌機器によるウイルスや細菌等の滅菌消毒を徹底するとともに、ディスポーザブル(使い捨て)器材を使用することによって、診療現場における感染症対策を万全に整えています。

訪問診療車1

訪問診療車2


訪問診療●本院とは別の独立した訪問ステーション。
 駐車時も14台用意しています。



訪問診療●訪問専用の滅菌システムも完備。
 全ての事務作業もできるようになっています。



訪問診療●機能的に整理整頓された訪問用器具保管室


訪問診療●訪問専用カルテ室

ご安心いただける当院の訪問診療の特徴

ご自宅や施設で初めて訪問診療を受診される際には、分からない点が多く、不安に思う方もいらっしゃると思います。当院では、そんな方々にも安心して受診していただけるよう、ご報告書の作成や申送り、情報提供なども丁寧に行っています。

毎回の治療内容は書面でご報告訪問診療
診療時には、毎回の治療内容と口腔ケアの内容を報告書に記載します。記載した報告書は日付順にファイリングして診療現場に保管しますので、施設で治療を受けた際、診療現場には立ち会えなかったご家族の方々も、いつでも治療経過をご確認いただけます。

処置内容に応じた的確な申送り訪問診療
診療現場では、入れ歯の完成や外科処置の注意事項等、処置内容に応じた留意点の申送りを、ご家族様・介護職員様に確実に行います。

丁寧で分かりやすい情報提供訪問診療
専門用語を使用せず、介護者の方が知りたい情報を丁寧に、また具体的に記載した情報提供書を作成します。

専用の窓口担当者が柔軟にご対応訪問診療
当院には訪問診療専属の広報担当者がおりますので、急患のご連絡、請求業務のトラブル、現場での改善課題等に、迅速かつ柔軟に対応いたします。

お申込み専用窓口の設置

お申込み専用窓口を設置していますので、お電話、FAX、窓口への直接連絡、どの方法でもお申込みが可能です。

お申込みから初診までの流れ
●お申込み(電話・FAXなど)
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●アポイントの決定/担当者から初診日をご連絡します。
次へ
●初診(健診)/治療計画を立案し、次回より定期健診を開始します。
※初診時は保険証(医療・介護)と各受給者証をご用意ください。

訪問エリア/診療所から半径16km
MAP

訪問時間/月曜~土曜 9:00~19:00
  (水曜:午後休診、土曜:17:00まで) ※急患にも対応しています。

こんなことに気づいたら、まずはご相談を!
ご高齢の患者さまを介護していらっしゃるご家族様は、次のような点に注意してあげてください。そして、少しでも気になることがありましたら、ぜひ一度、当院にご相談ください。

□ お口の中が乾いている、唇が荒れている
□ 歯が抜けてきている
□ 歯ぐきから出血していたり、歯がグラグラしている
□ お口の中に歯の根だけが残っている
□ 口臭が気になる
□ 食後、食べかすがお口に残っている
□ 歯磨き・うがいの習慣がない。または、ご自身では難しい
□ 入れ歯をお食事中に外される
□ 入れ歯を舌でガチャガチャ動かされる
□ お話し中に入れ歯が落ちてくる
□ お食事中に口から食べ物がこぼれる
□ お食事後に声が枯れる
□ お食事中や食後にムセたり咳き込んだりする
□ お茶や汁物の水分でムセる
□ お話をする機械が少なく、口をあまり動かさない
□ 食欲がなく体重が減っている
□ 首・肩などが固まっているように見える

各種施設職員の皆様へ

当院では、デイサービス・デイケアを行っている施設や入居施設の職員の皆様に対しても、さまざまな協力体制を整えています。ご利用者様のためになるよう、さらには、職員の皆様のご負担も軽減させられるよう努めてまいります。

デイサービス・デイケア施設への協力体制
●口腔ケア教室をリクリエーションの一環に!訪問診療
デイサービス・デイケアのご利用者に向けて、口腔ケア教室を無料開催しています。また、口腔ケア教室と無料歯科健診をセットにしてリクリエーションとして取り入れていただくことで、ご利用者のお口への意識向上を図ることが可能です。

●口腔機能向上加算の算定プログラム
当院では、デイサービス・デイケアで行う口腔機能向上加算のご協力をいたします。算定の流れ、対象者の選定、計画の立案、書式のご提供、実施における口腔ケア指導など、より効果的に、よりシンプルに取り組めるよう、これらを体系化したプログラムをご用意しています。

入居施設への協力体制
●介護現場の声を形にした当院独自の診療プログラム訪問診療
ご利用者が訪問歯科診療を受ける場合、施設職員の皆様には、さまざまなお手間がかかることも視野に入れ、当院では、介護現場の声を形にした独自の診療プログラムをご用意。短時間で行える効果的な口腔ケアの取り組み方や、わかり辛い口腔ケアの効果を視覚化する仕組みなど、さまざまな形で職員様の負担軽減をアシストしています。

●各種加算の算定カリキュラム
当院では、介護保険3施設における各種加算算定のご協力をいたします。加算算定における施設職員の業務過多に配慮し、よりシンプルに、より効果的に取り組んでいただけるよう、当院オリジナルの体系化したカリキュラムと書式をご用意しています。

※各種加算については、担当者がご説明に伺いますので、まずは医院までお問い合わせください。

嚥下診療

1 のどの構造を知る

嚥下内視鏡検査内視鏡検査

図は、呼吸や飲み込む動作で働く口や、のどを横から見た断面図です。

青色 で示したところは空気の通り道

黄色 で示したところが飲食物の通り道

ほ乳類の中でヒトは、食物の通路(食道)と空気の通路(気道)が咽頭(いんとう)で交差しているため、嚥下(飲み込み)の機構を難しくしています。

2 摂食嚥下のメカニズム(5つの時期)

食べ物を見てから、咀嚼(そしゃく)して、嚥下する一連の動きを「摂食(せっしょく)」と呼びます。
一連の摂食・嚥下のメカニズムはとても難しく、大きく5つの時期に分けて考えられています。


3 摂食機能障害とは

上記5段階のメカニズムのうち、どれか1つの時期において障害を有する状態をいいます。

①先行期における障害
先行期では、食物を見て、硬さ・味・温度・におい・口へ運ぶ量や速さ・噛む力などを認識します。
先行期に問題が生じると、食物を食物と認識できず食動作が始まらない、疾病により嗅覚が障害されて食欲と結びつかない、自分の適切な食事のペースが解らずどんどん口に詰め込んでしまう等の様子が見られます。

②準備気における障害
準備期では、食物を口に取り込み(捕食)、唾液とよく混和しながら咀嚼をしたり、舌と口蓋で食物を押しつぶしたりします。その際に、頬粘膜や舌などでうまく調節しながら歯列の上に食塊を乗せて噛んでいきます。
準備期に問題が生じると、食物を咀嚼したり押しつぶしたりできず、食事に時間がかかったり、食物をそのまま丸呑みしたりします。また咀嚼運動が見られても、残存歯数が少なく入れ歯が無ければ準備期に問題が生じます。


③口腔期における障害
口腔期では、咀嚼により口腔内にばらけた食物を舌でまとめて食塊形成したり、咽頭に送り込む動きがみられ、舌の動きが大きく影響します。
口腔期に問題が生じると、食物を上手く咽頭に送り込めず食事に時間がかかったり、口腔内に食物が多量に残留したり、食物の舌によるコントロールができず咽頭に落下してしまい窒息につながることがあります。

④咽頭期における障害
咽頭期では、物を飲み込む時の「ごっくん」という反射(嚥下反射)が起こります。意識的な嚥下反射も可能ですが、ある部分に食物が達すると自然に嚥下反射が起こります。  
咽頭期に問題が生じると、食物や水分の咽頭流入と嚥下反射のタイミングがずれて誤嚥する、喉に食物が残留しやすくなる、残留物を誤嚥する、食道入口部が開大せず食物が飲み込めない、といったことが起こります。

⑤食道期における障害
食道期では、食物を食道の蠕動運動によって胃へと送る。自分でコントロールすることはできません。
食道期に問題が生じると、食道逆流や停滞が生じたり、逆流物の誤嚥、通過障害などが見られます。 咽頭期に問題がなくても、痰がらみが消失しない、食後のげっぷやむせが見られることが多くあります。


4 摂食嚥下障害の具体的な症状※東京都多摩立川保健所 地域摂食機能支援連絡会作成資料


5 誤嚥性肺炎について
肺炎は日本人の死亡原因の3位 で、そのうち94%以上が75歳以上 の高齢者となっています。
その中でも誤嚥性肺炎とは、細菌が唾液や胃液と一緒に肺に流れ込んでしまうことで起こる病気です。誤嚥がその原因となる肺炎は、70歳以上では70% にもなります(厚生労働省・呼吸器学会より)。
誤嚥とは、何かを食べたり飲んだりした時にそれが食道に入らず、気道に入ってしまうことをいいます。何かの拍子に食べ物や飲み物が気管に入ってしまっても元気な人であれば、咳き込むことで気管に入った物を出せます。しかし吐き出す力が弱くなっている場合、気管に入ったものを出すことができず、細菌が肺に入って繁殖してしまうのです。
食べ物などによる誤嚥のほか、夜寝ている時に口の中で繁殖した細菌を誤嚥してしまうこともあり、特に高齢者や抵抗力が落ちた人は寝ている時に誤嚥する ことが多く、抵抗力が低いために 誤嚥性肺炎を起こしやすい のです。

6 誤嚥性肺炎予防の観点
誤嚥性肺炎の予防方法は大きく2つのアプローチ観点がございます。

①衛生面
衛生面からの予防方法とは、要するにお口の中を出来る限り綺麗に保つことです。
万が一誤嚥を起こし、唾液や食べ物が肺に入り込んでしまっても、誤嚥性肺炎のリスクをできる限り軽減するという考え方です。
具体的な方法としては、歯ブラシ、うがい、舌清掃、粘膜清掃、入れ歯の清掃などが挙げられ、これらは一般的に「口腔ケア」と呼ばれているものです。「口腔ケア」には歯科衛生士等が行う「専門的口腔ケア」とご自身や介護者が行う「日常的口腔ケア」に分かれ、歯科医師や歯科衛生士から指導を受ければご自身や介護者の方でも日々予防を行うことができます。

②機能面
機能面からの予防方法とは、要するにお口の筋力を保ち、正しく飲み込む機能を維持することです。
前述の衛生面では、「万が一誤嚥した場合のリスク」を軽減することに着眼点をおいてることに対して、機能面ではその前の段階として、そもそも誤嚥を起こさずに正しく飲み込むことができれば誤嚥性肺炎のリスクを軽減できるという根本的解決目指す考え方です。
具体的な方法としては、飲み込み機能の評価、筋力維持のためのリハビリ、機能訓練などを指します。
しかし機能面からのアプローチは衛生面と比較すると専門的知識・スキルを必要とし、実際の介護現場においても衛生面のみに偏った予防が行われていることが実情です。

7 嚥下内視鏡検査について
嚥下内視鏡(VE)検査とは、約3mmの小さな内視鏡カメラを鼻から挿入し、その内視鏡カメラで食べた者の状況を確認する検査です。※ 機能面 の評価

【嚥下内視鏡検査の効果】
診断の精度がかなり上がります。嚥下内視鏡検査を行わず、飲み込みの音を外から聞くだけだと、喉の中で何が起こっているのか分からない場合がありますが、嚥下内視鏡検査だと分かることが増え、より正確な診断をした上で リハビリを行うことができます。

【嚥下内視鏡検査のメリット】
●嚥下内視鏡検査は喉の中を直接診ることができる ので、嚥下機能の診断が容易です。また、在宅や施設で、普段の食事を食べていただきながら行うので、日常生活に即した評価がしやすいメリットもあります。 

患者さんに適した食事姿勢を決める ことができます。嚥下機能低下した方は、姿勢を変えると食べやすくなる場合があり、患者さんが実際に食べている場所で、リクライニング角度を調節できるのもメリットです。また現在食べている食事の形態なども指導できます。誤嚥の程度に応じて食形態を変える(例えば固形食をきざみ食にしたり、とろみをつけてみたり)なども嚥下内視鏡を見ながらご家族や施設の方に指導できます。

●嚥下内視鏡の検査では、映像を医療者だけでなく介護を担当する方に見て
もらうことができる
のも大きなメリットです。安全な食事や介助の方法について、
医学的根拠を示すことができます。


【嚥下内視鏡検査が注目されている理由】
嚥下の画像検査は病院で行われる嚥下造影検査(VF)がポピュラーですが、VFは病院外での検査を行うことができません。
また、現在は病院に行けない高齢者が増えており、訪問診療で嚥下評価をしてくれる医師が少ない実状もございます。
その点、嚥下専門歯科医師の訪問診療では患者さんをご自宅で検査することが可能です。すなわち、在宅でできる嚥下の画像検査が嚥下内視鏡検査 なのです。

 
8 タニダ歯科医院にできること
タニダ歯科医院ではベテランの院長と専門医による嚥下内視鏡検査を行っております。

【専門医の在籍】
タニダ歯科医院では ベテランの院長と専門医による嚥下内視鏡検査を行っております。
【専門医在籍】 当院で 日本摂食嚥下リハビリテーション学会所属専門医 が在籍し、ご自宅・ご施設へ伺って嚥下内視鏡検査を行います。
 
【最新の内視鏡機器の導入】
当院ではペンタックス製の最新内視鏡を導入しております。当機器は高解像イメージファイバーと3本ライトガイド方式の採用により、鮮明で明るい画像を実現しているため、家族様や施設の方にもモニターで、喉の中のより鮮明映像を見て頂く ことができます。
 
【嚥下内視鏡検査を歯科医師が行う理由】
誤嚥は喉が原因で起きていると思われがちですが、実際は口腔内の他の部分の状態が悪かったり、お口が整っていないことが原因 であることも少なくありません
そこを見過ごして喉ばかりを診てしまうと、なかなか治らないのです。
「口を整える」と「嚥下機能を向上させる」ことは密接な関係があり、そこに口の専門家である歯科医師が行う理由があるのです。

【検査結果に基づいたリハビリの実施】
内視鏡検査を実施することで、患者様の症状をより正確に診断することができます。診断をした歯科医師は歯科衛生士には専門的機能訓練、介護者の方には日常的リハビリの指導を的確に行い、患者様の状態に即したプランで飲み込み機能の維持向上を図ります。

嚥下診療のお申し込み・お問い合わせは当院までお気軽にご相談ください。

 


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宝塚、三田、神戸、大阪からのアクセス

宝塚市宝塚市から 所要時間 約10
三田市三田市から 所要時間 約25
神戸、大阪阪神高速
神戸、大阪から 所要時間 約30~40
神戸駅神戸駅から 所要時間 約40
大阪駅大阪駅から 所要時間 約25

JR宝塚線「西宮名塩駅」徒歩4分

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