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2017年10月19日

 こんにちは、歯科医師の豊原です。
まだ十月半ばというのに、寒い日々が続いていますが、
お風邪など引かれていませんでしょうか?
学校などでは咳風邪などが流行っているようですが、
暑い季節から一気に寒くなったため、体がついていかないのでしょうか。

 風邪といえば、咳や鼻水、喉の痛みや関節痛など、
様々なタイプのものがあります。
インフルエンザと違い高熱は出ませんが、
微熱などで体がだるいときなどは
内科や小児科から抗生剤を処方されることがあります。
この抗生剤を短期ではなく、長期間服用することで生じる
口腔内症状が黒毛舌です。
黒毛舌は舌の表面の組織の角質が増生し著しく長くなることで、
あたかも舌に毛が生えたようにみえることから、そう呼ばれています。

20171019toyohara.jpg

大概黒色から茶褐色の色をしていますので、
一見しただけですぐに判別できます。

 抗生剤はその薬自体が細菌をやっつけるためのものなので、
風邪菌を標的に飲んでる抗生剤が結果的に口腔内常在菌の一部にも効いてしまい、
口腔内の菌のバランスが変化することで黒毛舌が生じてしまうのです。
抗生剤の内服で腸内細菌叢が変化し、下痢や便秘を引き起こすこともありますね。
舌の黒い色はその色を産生する菌が増殖したために起こります。
しかし、抗生剤を長期間服用してもこの症状を呈さないことも多く、
抗生剤の種類や個体自身によるところが大きいと考えられています。
仮に黒毛舌が生じた場合は、舌の表面組織の角質が分厚くなっていることから、
食物残渣が停滞しやすく口臭の原因になったり、
もともとは抗生剤の長期連用が必要なほどの宿主の免疫力が低下していた状況から
味覚障害が起きたりすることもありますが、
いずれにしても、ゆっ くり体を休め栄養と睡眠を十分に摂ることが大事です。
いずれ抗生剤の内服が終了し、数日たてば、自然と舌の黒い色も薄くなり、
徐々にもとのピンク色の舌に戻ります。
ただ、赤ワインなどのタンニンの強い嗜好品を週に何日も摂取していると、
あたかも黒毛舌のような舌になることがありますので、
そういった類の嗜好品の摂取もほどほどが大事と考えます。

 その他、鼻風邪により上顎の奥歯に虫歯のような痛みが生じることもあります。
これは、鼻風邪の時は副鼻腔に鼻水が充満し、
特に上顎骨に隣接する上顎洞という副鼻腔にその症状があると、
充満する圧力により上顎臼歯部の歯根の先が圧迫され
歯の神経に炎症が生じることで、噛むと痛かったり、ズキズキ痛んだりします。
その痛みが虫歯の時の痛みに近いため、
しばしば歯科医院を受診される患者様が多くいらっしゃいますが、
もちろんこんな時はレントゲン上明らかな虫歯を認めない限りは、
まず鼻風邪を治すことが先決です。多くの場合、風邪が治癒すると
歯も痛くなくなるため、慌てて治療しなくて良かったとなります。

 大人になってからの風邪は引いても長引いてなかなか治らずつらいものですが、
抗生剤や風邪薬の用法・用量はきちんと守って、正しい使い方を厳守して下さいね。
なるべくならば、風邪を引かないよう朝晩は体を温かくして、
食欲の秋、運動の秋、紅葉の秋を楽しんで下さい。


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2017年10月12日

こんにちは、歯科医師の白矢です。
10月になり、少しずつ涼しくなり
秋を感じることができるようになりましたね。
秋といえば、読書の秋、
スポーツの秋、食欲の秋といわれるように
1年の中でも過ごしやすく、
また夏の暑さから解放され、
サンマに松茸、新米に栗や梨といった
秋のおいしい味覚も沢山あり、
ついつい食べ過ぎてしまうということも多いと思います。
また最近では日本でも定着しつつあるハロウィンも、
飾りつけを至る所で見ることができ、
秋を感じることができますね。

さて、先ほどご説明した食欲の秋で
ついつい食べ過ぎてしまったり、
甘いものにも手が伸びてしまう季節ですが、
お食事の後にしっかりと虫歯予防や
歯周病予防のための歯磨きやフロス、
歯間ブラシを使ってケアできていますか?

めんどくさいので
ついつい歯ブラシだけになってしまいがちですが、
実は歯ブラシだけでは
約60%しか磨けていないと言われています。
しっかり磨いているはずなのに、
なぜ60%しか磨けていないのでしょうか。
歯ブラシでお口のなか全体を
しっかり磨いているつもりでも、
お口の中はデコボコしていたり、
隙間があったりと、
歯ブラシが届きにくいところがいっぱいあるのです。
そのため、写真のように、
歯の外側はきれいに磨くことはできますが、
歯と歯の間には磨き残しが残っています。
(磨き残しが分かりやすいように、
赤く染めだしをしています。)

20171012siraya.JPG



このように歯と歯の間には、
歯ブラシの毛先が届きにくく、
磨き残しができやすいところが沢山あります。
そのため、そのまま残ってしまった磨き残しは
虫歯の原因になったり、
そのまま磨き残しが残っていると
歯石になり歯周病の原因となってしまします。

下の写真は歯の断面図ですが、
歯の真ん中には歯の神経があり、
その外側には象牙質という組織と
エナメル質という組織で覆われています。

20171012siraya1.JPG


エナメル質というのは
人間の体の中で一番硬い組織で、
骨よりも硬い組織でできています。
しかし、その内側にある象牙質というのは
柔らかく、歯ブラシで力強くゴシゴシと磨くと
少しずつすり減ってしまうぐらい
柔らかい組織でできています。
また、先ほどの写真のように、
歯の上(咬むデコボコしたところ)は、
歯の神経までの距離がしっかりあり、
またもし虫歯になってしまっても
見つけやすいのですが、
歯と歯の間からの虫歯は、
神経までの距離がとても短く、
またわかりにくいため、気付いた時には
かなり大きな虫歯になってしまったり、
神経を取らないといけない場合もあります。

20171012siraya3.png


では、歯ブラシだけでは届かない
歯と歯の間の磨き残しは
どうしたらいいのでしょうか?


答えはコレ!

20171012siraya4.JPG


フロス(糸ようじ)や歯間ブラシです。

フロスと歯間ブラシは
どちらも歯と歯の間のお掃除のために
用いるものですが、それぞれ役割が違います。

フロスは歯と歯の接触している部分に
ついた磨き残しを取るためのもの。

20171012siraya5.png


歯間ブラシは歯と歯の間の接触している部分の
下の隙間の磨き残しを取るためのものです。

>
20171012siraya6.png



しかし、歯肉が引き締まって、
歯と歯の間の隙間が無い方もいらっしゃいますので、
その場合はフロスのみのケアで構いません。

このように歯ブラシだけでなく、
フロスや歯間ブラシもしっかり使ってもらい、
ご自宅でも虫歯や歯周病予防をしっかりしてみてください。
もしフロスや使い方や、
サイズがたくさんある歯間ブラシの中で
ご自身に合うものがどれかわからない
などのご質問があれば、遠慮なく
タニダ歯科医院受診の際におっしゃってください。
また、虫歯の早期発見や歯周病の予防のためにも
定期的な歯科受診に来ていただければと思います。


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2017年10月 5日

こんにちは、歯科医師の久貝です。
さて、みなさん頑張っていますか?
・・・・え?
「何を?」って・・・
「歯磨き」です。
ねぇ、面倒くさいですよね。
夜眠たい時、
遅くまで遊んで家に帰った時・・・etc・・・

ではでは、
「歯磨きってなんで やらなきゃイケないの?」
って思うでしょ?
理由は簡単です。
「虫歯を作らないため」
「歯周病の予防のため」
これが大きな理由です。

まぁ、口臭予防であったり、
衛生面であったり、
色々と理由は挙げられますが、
最も大きな理由は上に挙げた2つです。

特に歯周病、これは大きいです。
日本人の80%は歯周病に罹患していると
言われていますし、
世界で最も感染者が多い感染病として
ギネス記録にもなった位です。

それでは これから一緒に
「歯磨きの綺麗な持ち方」、
「歯磨きの上手な方法」を考えてみましょう。

歯ブラシの正しい持ち方

持ち方は大きく分けて
「ペングリップ」と「パームグリップ」
に分かれます。
握力が強い方や弱い方でも
適度な力で磨けるようになっているので、
自分の状態に合わせて
持ち方を変えることが大切です。

ペングリップは名前の通り、
鉛筆を持つように握る方法です。
余計な力が入りにくく、小回りが利き、
毛先が動くため歯にしっかり当てて
磨くことができます。
通常、歯医者などでよく教わるのはこの持ち方で、
一般的な握力がある方向けの方法になります。

パームグリップは歯ブラシを手の平全体で握り、
親指をグリップに添える持ち方になります。
この持ち方は高齢者や手に麻痺がある方など、
握力が低下している方向けの持ち方になります。
力をかけやすいので、握力が小さくても
ヘッドに力をかけて磨くことができます。

基本的な歯の磨き方
さて、今回は色々な歯磨き方法がある中で、
歯周病の予防から歯周病になっている人にまで
効果がある磨き方を3つほど紹介します。

まず、「バス法」
と言う名前を聞いたことありますか?
どんな磨き方かというと、

①歯ブラシを歯の列に平行に当てる
②歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に入れる
③歯ブラシを歯に対して45度に傾ける
④毛先の位置は変わらないくらい
こちょこちょ磨きをする
「角度は45度」
バス法はやっているつもりでも
歯ブラシが歯に対して直角になりがちです。

え・・・チョット難しいですか?

それでは次に、
スクラッビング法にいってみましょう。
軟毛歯ブラシを用い、歯肉溝や歯周ポケットの内容物、
歯面の汚れなどを取り除く方法です。

①歯ブラシの毛先を歯面に直角に当て、
②毛先が歯と歯の間に入る程度に軽く押し付け、
③2~3mmの幅で小刻みに前後に振動させるように、
1歯ずつ丁寧に磨いていきます。
咬む面も歯ブラシを直角に当て小刻みに前後させます。

次は フォーンズ法です。
上下の歯の表側を同時に磨く方法です。

①上下の歯を軽く噛み合わせた状態で、
②歯ブラシの毛先を歯の表面に直角に当てて、
③円を描くように、奥から前へ、上下の歯、
1歯ずつに歯ブラシが当たるように
ぐるぐる回しながら移動させ磨きます。
④歯の裏側は歯ブラシの毛先を当てて、
小刻みに前後に動かして磨いていきます。
前述の2つの方法よりも簡単で、
力のない幼児や高齢者に適しています。

20171005kugai.png


便利な歯ブラシアイテム
歯並びが悪い人や、磨きにくい奥歯、
磨いているんだけど磨き残しが気になる、
歯磨きすると吐き気(えづきやすい)という人には
ワンタフトブラシを使ってみることをおすすめします。
ワンタフトブラシはヘッドが小さく
小回りが利くため
狭い部分や磨きにくいところを
ピンポイントで磨け汚れを落とすことができます。
そして歯の面についた歯垢(プラーク)を
こすり落とすのでなく、
毛先で歯垢を破壊して、
毛細管現象で歯垢を吸い取る仕組みで歯を磨けます。

20171005kugai1.png

これは、子供の歯磨きの仕上げ磨きの時にも
結構役立ってくれるので、
是非ともご使用してみて下さい。


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2017年9月28日

こんにちは、歯科医師の池田です。

朝晩は涼しくなりましたが、
日中はまだ暑い日が続きますね。
体温も変化しやすく、風邪を引きやすい時期ですので、
服装には気を付けてくださいね。

前回「顎関節症」について記載させていただきましたので、
今回は、「ブラキシズム」について記載させていただきます。
「ブラキシズム」とは、睡眠時や覚醒時を問わず、
歯を動的、若しくは静的にすり合せたり、
咬みしめたりすることです。


20170928ikeda.JPG

まず「ブラキシズム」には、
「睡眠時」と「覚醒時」と分けられます。

「睡眠時ブラキシズム」とは、
睡眠中の歯ぎしりや咬みしめを伴う
無意識の下顎の運動になります。

「覚醒時ブラキシズム」とは、
習慣性咬みしめ、口腔習癖、歯牙接触癖などの
さまざまなものを含みます。

また、医学的疾患や服用薬剤が
ブラキシズムに影響を与える可能性があるので、
そのような医学的背景の有無による分類も必要になります。

睡眠時ブラキシズムは
「クレンチング」と「グラインディング」とに分類できます。
「グラインディング」とは、「咬みしめ」とも呼ばれ
下顎の運動を伴わないものを指し、
「グラインディング」とは、
一般に「歯ぎしり」と呼ばれる下顎の運動を伴い、
歯ぎしり音を発するものです。

ブラキシズムのリスクとなる可能性のある嗜好品、薬剤は、
睡眠時、覚醒時ブラキシズムの
両方のリスクとなる可能性が指摘されています。
また、睡眠や運動機能、精神状態など
さまざまな機能に影響を与えることがわかっています。

①嗜好品、薬物
明確な作用機序はわかってはいませんが、
飲酒、喫煙、カフェイン摂取は
睡眠時ブラキシズムを悪化させる可能性があります。

②遺伝的要因
夜間の歯ぎしりを自覚する人の約50%の家族、親族が
歯ぎしりを自覚しています。
このため、睡眠時ブラキシズムには
遺伝的な要因が関わっている可能性があります。

③性格傾向、ストレス
歯ぎしりを自覚する人はそうでない人よりも、
不眠傾向を示すことが多いようです。
一方、軽度の睡眠時ブラキシズム患者は
重度の患者よりも高いストレスを感じます。
また、睡眠時ブラキシズムレベルが
日常生活のストレスレベルの影響を受けやすい
一群もいるようですが、その理由はよく分かってはいません。

20170928ikeda1.JPG


睡眠時ブラキシズムは、
浅いノンレム睡眠で発生します。
また、睡眠は加齢とともに変化していきます。
睡眠時ブラキシズムの発生率は、
子どもで20%前後で、
60歳を超えると2%程度にまで減少します。
しかし、加齢変化により
睡眠時ブラキシズムを有するリスクは低いものの、
睡眠の質の低下によって
筋肉の活動が増加するリスクを擁する可能性があります。


ブラキシズムを自覚する理由が親や子ども、
あるいはルームメイトなど、睡眠同伴者の指摘であれば、
実際にブラキシズムをしている可能性が高いですが、
咬みしめあるいは食いしばりは、
いわゆる歯ぎしり音を発しないため
睡眠同伴者がいてもブラキシズムが指摘されにくいことがあります。

また、歯は失われてもブラキシズムは続きます。
少数しか歯が残っていない場合には、
ブラキシズムの力が残存歯へと集中し、
過度な歯の磨耗や動揺度の増大が起きることもあります。


前回も記載しましたが、今のところ安全で
効果的に睡眠時ブラキシズムを止める方法はありません。
よって、睡眠時ブラキシズムの悪化要因となりうる因子を
除去、減少することによって、
顎や口腔系に作用する力を減じる方策をとりながら、
口腔内に生じうる力を配分、コントロールすることを
目的とした対応が必要になってきます。


自分が睡眠時ブラキシズムをしているかどうかの判断は
難しいと思います。
歯科で、お話を聞くことで解決する場合もありますので、
相談してみてくださいね。



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2017年9月21日

こんにちは。
歯科医師の川村です。

9月も半ばになり、
少しは暑さが和らいだような・・・。
体調に気をつけて、
お過ごしのことと思います。

今回のテーマは、根管治療についてです。
根管って何??
国語辞典には、
『歯根の中軸にある管状の部分。
象牙質に囲まれていて歯髄が詰まっている。歯根管。』
と載っています。
簡単に言えば、歯の神経が入っている空間のことです。
つまり、根管治療とは、
歯の根の中(歯根)の治療のことになります。

根管治療の中には、
大きく分けて2つの治療があります。

①歯の神経を取る
②細菌感染を起こした歯の根の治療

今まで根管治療を受けた経験のある方も
いらっしゃると思います。
治療回数がかかった記憶ありませんか?
実は、この根管治療は、
歯科の治療の中で回数がかかる治療になります。
それには、理由があります。

①目に見えないところの処置
虫歯の治療だと、目に見える部分の治療になります。
実際に目で見て、虫歯を削って治療します。
ですが、根管治療では、歯の根の中を治療していきます。
もちろん、根管の上部は見えますが、
基本的には目で見えません。
目で見えない部分を、小さな器具を使って、
手の感覚を使い治療していきます。
ですので、少しずつ少しずつ治療していくので、
回数がかかります。
特に奥歯(臼歯)は、口の中の奥にあるので、
器具も届きづらいですし、難しいです。

②歯の根の数が1つだけではない
歯の根の数は、
前歯(切歯、犬歯)も奥歯(臼歯)も1つだけ・・・
と思っている方いらっしゃいませんか?
確かに、前歯(切歯、犬歯)は根っこは、1つです。
ですが、奥歯(臼歯)は1つの歯もありますが、
2つ・3つある歯があります。
単純に考えて、
やはり、根の数が多くなるほど回数がかかります。

③根管の形が複雑
基本は、1つの歯根に、根管は1つです。
ですが、中には、1つの歯根に
2つ根管がある歯もあります。
すると、処置しなければいけない根管の数が増えるので、
回数がかかります。
また、根管は真っ直ぐとは限りません。
真っ直ぐですと、器具も先まで通りやすいです。
ですが、大抵の場合、彎曲していることが多いです。
(特に臼歯)やはり、彎曲していると
器具を先まで到達させるのは難しくなります。
また、根管自体が狭窄している場合もあります。
狭窄していると、中々器具が先まで通ってくれません。
徐々に道を開けていかなくてはいけないため、
回数がかかります。

このような理由があります。
あとは、最終的なお薬を
つめることが出来る形態まで拡大し、
根管内がきれいになり、痛み等がなくなり、
最終的な薬をつめることが出来ると判断した時に、
最終的な薬をつめていきます。
これで、ようやく根管治療が終了になります。
根管治療は、回数がかかります。
大体、週1のペースで
根管内のお薬を交換していきます。
途中で中断してしまったり、
仮封が取れてしまったまま
そのまま放置していたりすると、
なかなか治らなかったりします。
現在根管治療中の方、回数がかかりますが、
頑張って治療に通って下さい。
もし、仮封が完全に取れてしまったら、
直ぐに来院して下さい。

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画像引用:歯内療法学会ホームページ「歯内療法パンフレット」


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2017年9月14日

こんにちは、歯科医師の片山です。

妊娠すると虫歯になりやすいということを耳にしたことはありませんか?
妊娠中は虫歯だけでなく歯周病など
口腔内に病気を起こしやすい時期であります。
しかも、口の中の病気が早産を引き起こす可能性があり、
適切な処置をできるだけ早くしておかなければなりません。
そこで今回は、妊婦さんが虫歯になりやすい原因や
妊娠中の治療法、予防法をブログにさせていただこうと思います。

まず、伝えなければならないことですが、
妊娠前から虫歯があり、かつ、虫歯になりやすい方で
その方が妊婦になることもあると思いますが、
今まで虫歯にならずにいたのに 又はしばらくなっていなかったのに、
妊娠した途端、虫歯ができてしまった、という方が多いということです。

妊婦さんが虫歯になりやすくなってしまう原因には様々な原因がありますが、
体質の変化としてホルモンバランスの乱れが虫歯を引き起こすといわれています。
虫歯の原因菌や歯周病原因菌には女性ホルモンを栄養とするものがあり、
歯周病や虫歯を増やしてしまうといわれております。
ほかにも、いくつか妊娠中特有の原因があり、
具体的にまとめていきたいと思います。

まずはつわりについてです。
つわりには沢山の種類がありますが、特に影響しやすいのが吐きつわりです。
さらにつわりで気持ち悪いとどうしても歯みがきが不十分になり、
磨き残しが多くなります。
つわりがひどい方だと、歯磨き粉の味や匂いがダメだったり
歯ブラシを口に入れることもできなかったりします。
ついつい歯磨きを怠るようになると、虫歯菌が増えやすい状態になり、
虫歯の発症や進行のリスクが高くなります。
先ほど言わさせていただいた吐きつわりですが、
吐いたものはもちろん口腔内を通ります。
そうすると、確実に口腔内は酸性になります。
この酸性になるというのがとても問題です。
酸性に傾くと歯は溶けてしまいます。
吐いた場合、絶対にゆすぐようにしてください。
キシリトールのガムを噛むのも有効です。

ホルモンバランスの変化は、女性ホルモンを栄養とする虫歯菌や
歯周病原因菌を増殖させてしまうだけでなく、
唾液の性質が変化して粘り気が出るため、細菌が活動しやすくしてしまいます。
また、妊娠すると唾液の量が減り、アルカリ性から酸性になりやすいのですが、
酸性の口内は歯の再石灰化の働きが弱くなり、
虫歯になりやすい状態に近づいてしまいます。
さらに食事によって口の中は酸性に傾きます。
その酸性状態を唾液によって中和するのですが、
子宮が大きくなり胃が圧迫されると
少量ずつ何度も食事をするようになると、
食事の間隔が短くなり、唾液での中和時間が足りなくなります。
それによって、虫歯が増える、といわれています。
虫歯になってしまったからには、治療が必要ですよね。
赤ちゃんがいても虫歯の治療はできます。
麻酔の効果が切れた後に痛み止めの薬を服用する点についても、
影響のない薬を処方させていただきます。

ほかにレントゲン撮影も気にされるとは思いますが、
口の部分のみに照射し、かつお腹周りにはカバーをかけたりします。
なので、問題ないといえます。
しかし、ご心配であるようなら撮らずに治療することもあります。

ただ一番なのは妊娠前に治療することです。
もし歯周病や虫歯の可能性があれば、
できるだけ早く治療をしなくてはいけません。

歯周病も妊婦さんについてかかさせていただきます。
歯周病になった妊婦さんは、そうでない一般の妊婦さんに比べて、
早産のリスクが7倍、低体重児を出産するリスクが5倍になるといわれています。
タバコやアルコール摂取による早産リスクよりも
はるかに大きな数字だという報告例があります。
具体的には、子宮収縮の作用があるプロスタグランジンという成分が、
細菌などへの感染・炎症を抑えるサイトカインという分泌によって
活発化することが原因とされています。
プロスタグランジンが子宮を収縮しようとしてしまい、
早産を引き起こす可能性が出てしまいます。

また出産後は子育てで大変になります。
なので、子供ができる前に、歯科医院にかかられて、
虫歯は小さいうちに、歯周病は妊娠する前に治療されておくことを勧めます。
最後につわりなどで吐いた時になる酸蝕症の写真を載せたいと思います。

20170914katayama.jpg

写真は
https://matome.naver.jp/m/odai/2140146158886468801
より使わさせていただきました。


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2017年9月 7日

こんにちは。歯科医師の村重です。

9月に入って朝晩の気温もぐっと低くなり、
半袖だと肌寒さを感じるようになりました。
体調面には気を遣う季節ですね。

さて突然ですが皆さん、
今、自分の舌(ベロ)がどこに位置してるかわかりますか?
一度、読むのを止めて確認してみて下さい。
下の歯に当たっている人は要注意です。
実は、正しい舌の先端の位置は、
何もしていない状態や物を飲み込む時は
スポットと言われる上の前歯の少し後ろの位置にあります。

20170907murasige1.JPG


顎や歯は頬の筋肉や舌の筋肉の力によって
形や歯並びが決まってきます。
特に舌は筋肉の塊で、強い力を持っており、
そのため悪い舌の位置や間違った飲み込みの時の動きは
歯並びを悪くします。
顎の骨や筋肉が成長途中である小児においては
より顕著な影響があると言えるでしょう。


舌の先が下顎に位置している状態を"低位舌"と呼び、
上顎の成長を助ける舌が
上あごを前方・側方に押さないため、
上あごの歯列が狭くなり、
反対咬合や交叉咬合の原因になります。
下顎と下顎の歯を押すため、
歯と歯の間に隙間ができ下顎の成長が過剰になり、
受け口や、開咬になります。
気道を狭くして、口呼吸になり、いつも歯が見えていて、
お口が開いている状態になりやすくなります。
口を開いていると、
重力で顎が下がり、成長の過程で顔が長くなります。
このように歯並びや顎の成長に
悪影響を与える習慣を"口腔悪習癖"といって、
他にも以下のようなものが挙げられます。


指しゃぶり・・・
指しゃぶりは、指で上下の咬み合わせを悪くする状態になるほか、
上の前歯を裏から押し続けることになるため、
開咬や上顎前突を引き起こしやすくなります。

口呼吸・・・
慢性的な鼻炎などで鼻がつまり口呼吸が習慣化すると、
常に口が開いた状態になり、
顔面の筋肉や骨格、咬み合わせに悪影響を及ぼします。

歯ぎしり、食いしばり・・・
歯ぎしりや食いしばりが習慣化すると、
歯や顎に過度な負担がかかり、
歯並びの乱れや顎関節症を引き起こすことがあります。

片咬み・・・
食べ物を噛む歯が片方に偏っていると、
顔の歪みや変形を引き起こすことがあります。

爪咬み、唇咬み・・・
爪や唇を咬む癖は、歯や歯ぐきに大きな負担になります。
不自然な顎の動きが習慣化して、顎関節に悪影響を及ぼします。

頬杖・・・
頬杖は、人間の身体の中でも
もっとも重い頭部を顎で支える行為。
重みが一点に集中することで、
顎が変形してしまうことがあります。

うつ伏せ寝、横向き寝・・・
うつ伏せや横向きの状態で寝ていると、
顎の骨に負担がかかります。
長時間の睡眠となるとその影響は少なくありません。

早食い、丸呑み・・・
よく噛むことは、
顎の正常な発達に大きな役割を果たします。
しかし、やわらかい食品が多くなったことで、
よく噛む習慣は薄れつつあります。
顎の成長のためにもよく噛むことが重要です。
こういった悪習癖に対する治療法として
口腔筋機能療法(MFT:Myofunctional Therapy)
というものがあります。
これは、後天的な筋肉の不調和を舌や口唇、頬などの
口腔顔面筋のトレーニングを通して整えていく療法です。
咀嚼時、嚥下時、発音時、安静時の舌や唇の位置の改善、
および呼吸をはじめとした口腔機能の改善効果が期待できます。

20170907murasige.jpg


具体的なトレーニング方法は
また別の機会にさせてもらおうと思いますが、
歯並びの治療=器具を使った矯正治療
だけではないことを頭に入れておいて頂ければ幸いです。


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2017年8月31日

こんにちは。歯科医師の今泉です。

今回は歯の歴史について説明したいと思います。

飛鳥時代~奈良時代

701年(大宝元年)わが国最古の法令
『大宝律令』や『養老律令』の『医疾令』に定められた
医学生の教育内容の中に耳目口歯科と明記され、
耳、目、口、歯は一つの科として医師が行うことになっていました。

平安時代

朝廷においてのみ、歯科治療が行われていました。
歯痛を抑えるために穿刺を繰り返したり、
お灸をすえたり、抜歯も行いました。
時に加持祈祷が行われました。
民間では、巫女が治療を目的として抜歯を行った記録があります。
平安末期には口腔清掃の手段として、うがいが行われました。

鎌倉時代

朝廷や幕府の中では、口歯咽喉科が歯科治療を行っていました。
僧医は庶民の間で医療や慈善事業を行いました。
歯の清掃道具として歯木(楊枝)が登場しました。
この時代の歯科治療は抜歯が重要でした。
女子の風習だったお歯黒が男子にも見られるようななりました。

室町時代

歯の清掃道具として歯木(楊枝)が一般的になりましたが、
歯磨きという概念はありませんでした。
男女共にお歯黒の風習がいよいよ盛んになりました。

戦国時代

口科専門医の祖といわれる丹波康頼が朝廷で活躍しました。
丹波一族は、このころから口中専門医家になり、
その子孫は兼康家・金保家として
江戸時代まで口中科を受け継ぎました。
治療法は自家秘伝で一般庶民に広まる事はありませんでした。

安土桃山時代

安土桃山時代末期にはそれまでの口歯咽喉科から
口中科が確立されましたが、
朝廷の内部に止まっていました。
この時代以降、仏像彫刻家が義歯を作るようになりました。
これは仏像の製作を作る機会が減った事と関係があるようです。
彼らを義歯作りを専門とするようになりました。

男子のお歯黒はすたれて行きましたが
女子のお歯黒は後世まで続きました。

この時代初めて西洋医学が日本に直接入ってきました。


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江戸時代

朝廷では丹波家、幕府では丹波家の流れをくむ金保家が
代々口科専門医として活躍しました。
平安時代から続く口中科の医学知識は、
朝廷や幕府の内部に止まっていました。

房楊枝と呼ばれる歯ブラシが使用されるようになりました。
一般庶民の歯科治療は
本道医(内科医)や金創医(外科医)が行っていました。
その他に歯医、歯医者、牙医、口中医師、
歯薬師などと呼ばれる医師たちが、
下級武士や一般庶民の歯の治療に当たっていました。
こういった医師とは別に全く医師でない
香具師(歯抜師、入歯師)という人たちも
歯の治療を行っていました。

江戸時代前半までの治術方法は、
現在の治療方法と違い、
①薬物の内服や塗布、
②手術として刺針法や抜歯、焼灼法、などが
応用されました。
直接むし歯に対して積極的に
治療を試みることはありませんでした。
西洋の歯科技術に比べれば劣っていましたが、
義歯と抜歯に関しては優れていました。

木製入れ歯が登場しましたが
作ったのは入歯師と呼ばれる人々でした。


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明治時代

海外より外国人歯科医師が渡来し、
日本に近代歯科医療が伝わりました。
外国人歯科医師の中には日本で開業する者、
日本人弟子をとる者が現れました。
日本から海外に留学する者もいました。

国は歯科医療の重要性をあまり認識せず、
医療・教育はもっぱら民間で行われました。

江戸時代から続く入歯師、歯技師などの口中科が
正式な歯科医師免許を取得せずに診療していたため、
歯科医師の業務を圧迫していました。
明治の後半なってやっと歯科医師の身分が確立しました。

大正時代

国がやっと歯科医療の重要性を認識してきました。
医師が歯科医療を行う事が禁止され、
歯科医療が医科から独立しました。
まだこの時代非医師による歯科医療が続いていました。


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昭和時代

昭和になると歯科治療も現代と比較して
かなり類似していました。
各種法令が整備され、健康保険法も施行されました。

戦争の影響で、医療の国家統制が始まり、
歯科材料が配給品となる一方、
医師不足から一定の条件を満たせば、
歯科医師に医師免許が与えられました。

医療は国家主義的な面が強くなりました。

昔から歯に悩まされ色々な試行錯誤により
今の歯科医療が成り立ったようです。

今ではインプラントや再生療法など、
より進んだ治療も可能になってきています。

歯科の発展に少しでも貢献できるよう頑張りたいと思います。



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西宮市・宝塚・三田・神戸市北区の歯科・歯医者ならタニダ歯科医院

2017年8月24日

こんにちは、歯科医師の重田です。


夏も真っ盛りですが、
みなさん夏らしいイベントには行かれましたか?


こんなにも日本は暑かったかな。。。?
と毎年のように思います。
子供達は夏休みもあと少しですね。
そろそろ宿題を追い込む時期ですね。

さて、暑い季節になり、朝起きた時などは
喉がカラカラの状態で目覚めることも多いですよね。
ここ最近、口腔乾燥を訴える人は
非常に多くなってきているように思います。
高齢化社会・有病者社会の傾向が
強まっていることが主な原因です。
高齢化が進んでいるということで、
全身疾患を持っている方や薬を服用している方が増えています。


当然薬の開発は進んでおり、
若い方でも日常的に服用している方も多いでしょう。
その中でも
口渇の副作用をもちあわせる薬は結構多いのです。
薬1000種類以上もあるそうです。

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かといって必要だから服用しているわけで
薬をやめるわけにもいきません。
そこで、口腔乾燥に対する対処法をお伝えしていきます。
まずは原因の除去法からです。


①室内の湿度を上げる。
室内を適度に加湿しておくことで
口腔・口唇からの過度の水分蒸発を防ぐことができます。
最適な湿度は40〜60度です。
特に冬は空気の乾燥に加え、
暖房による乾燥もあるため特に注意が必要です。
当然、夏でも
エアコンをずっとつけっぱなしにしていると乾燥します。


②口腔内の温度を下げる
口腔内の温度を下げることで
余分な乾燥を防ぐことができる。
定期的に冷たい水などで
温度があがりすぎないようにしてあげます。


③マスクを使用する
口で呼吸してしまう癖がある方、
あるいは口唇の閉鎖がうまくできない方などは
口腔乾燥を引き起こしやすいです。
マスクを使用することで直接乾燥を防ぐ方法です。
また、口唇の乾燥などは
リップクリームやワセリンを使用して保護することで
防ぐことができます。


④刺激物の摂取を控える
塩分、香辛料などの刺激物は口渇を引き起こします。
カフェインを多く含むコーヒー、紅茶、緑茶なども
過剰摂取は注意が必要です。
またアルコール、ニコチンも同様です。
カフェインやアルコール、ニコチンは
高利尿作用があるため、体内の水分が奪われやすいため、
過剰摂取を控えるべきです。


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⑤余計な薬剤の服用は避ける
その薬剤に口渇の副作用があるかどうかはわかりませんが、
不安だから。。。というだけで
むやみに薬を過剰摂取するのは良くありません。
医師・歯科医師の指示のもと服用されるのが一番良いでしょう。


ここまであげた原因だけでもたくさんありますね。
いくつか重なるとさらに口腔乾燥のリスクは高まります。


それでは原因の除去ができない場合に対して、
今度は対応策を考えていきます。
まずは唾液の分泌をあげるための方法です。


①咀嚼と味覚刺激によるもの
よく噛むことが必要な食べ物や、
味のついた食べ物を食べることで、
唾液分泌量は反射的に増加します。
ゆっくり時間をかけて咀嚼しながら
食事を摂ることで唾液分泌量は増加する。
また、梅干しやレモンなどに代表される
味覚による刺激物でも唾液の分泌は促されます。
原因となる刺激物と混同しないようにしてください。


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②マッサージ
口唇や頬粘膜のマッサージや
唾液腺のマッサージを行うことで、
唾液の分泌量を増加させることができます。


③薬剤の使用
ひどい口腔乾燥症の方、
唾液分泌低下症候群には有効である。
代表的なのはシェーグレン症候群などである。
当然これは医師の診断の元処方されたものを服用します。

次は、水分の補給による対策です。


①水分摂取
水分補給を直接定期的に行うことで口腔乾燥を防ぐ。
成人では1日に2ℓ〜2.5ℓ必要とされています。
ちなみに通常の食事だけでも1ℓ以上は水分を取れています。


②うがい
繰り返しうがいをすることで口腔乾燥を防ぎます。
含嗽剤などでゆすぐときはアルコール含有のものは
口腔粘膜の水分を奪うため注意が必要です。


こういったように原因もたくさんあり、
対応策もいくつかあります。

もし口腔乾燥がある方は、
自分に合った方法で対策をしてください。
引き続き暑い日が続きますので、
熱中症には気をつけましょう!


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2017年8月17日

こんにちは、歯科医師口腔外科専門医の豊原です。

夏休みも残りわずかとなりました。
今年の夏は皆さんにとってはどんな夏でしたか?

今年は地域によっては夏にインフルエンザが流行したり、
全国的にも手足口病が流行しました。
手足口病はコクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染症で、
5歳以下の乳幼児に多く発症しますが、
成人にも発症することがあります。
定期的に大流行を夏場に生じますが、
今年はその大流行の年でした。
3~6日ほどの潜伏期ののち、
足底や足背、手掌、口腔粘膜、肘、膝などに
直径3mmほどの水疱が現われ、
口腔内では比較的前方の口腔粘膜に発現する傾向にあります。

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口腔粘膜の水疱はすぐに破れ、
アフタ様小潰瘍に変化します。
これに対し、皮膚の水疱は破れることは少なく、
7日前後で自然治癒します。
発熱は見られても軽度であり、
38℃以下のことがほとんどです。
しかし、乳幼児では髄膜炎や脳炎などの
中枢神経系の合併症を引き起こすことがあり、
元気がない、頭痛や嘔吐、高熱が2日以上続く場合は
すぐの受診が必要です。
口腔内の潰瘍により摂食障害が生じても、
水分不足にならないよう、
経口補液水を少量頻回摂取するよう努めて下さい。
接触痛により水分摂取が困難な場合は
早めに点滴治療を受ける必要があります。

流行病の予防には手洗い、うがいの
励行やマスク着用をとよく言われます。
もちろんそれらも大事ですが、
それ以外にもっと大切なのが、体の免疫力です。
この免疫力は
歯の疾患も含めた全ての病気と密に関係していますので、
幼少期にはしっかりこの免疫力をつけること、
それ以降はいかに自分の免疫力を落とさないような
日常生活を心掛けるかが、一番の病気の予防になります。

やはり、しっかり睡眠をとり、
三食栄養バランスのとれた食事をとり、
ストレスを貯めすぎず、適度な運動を行う、
これらを実行することが有効であると考えられます。

では、具体的に免疫力が落ちたら、
歯科ではどんな病気がみられるのでしょうか?

身近な疾患として、
親知らずの周りの歯肉が腫れる智歯周囲炎が挙げられます。
普段、炎症を起こさない親知らずが、
体の免疫力が落ちることで細菌感染を来たし、
顔が腫れたり、発熱したり、嚥下痛や開口障害が出たり、
場合によっては入院治療を要するほどの
炎症を引き起こすことがあります。
また、中等度以上の歯周病では
歯周炎の急性発作を生じることがあり、
こうなると咬合痛を生じたり、
歯肉が大きく腫れたりします。
それ以外に、昔に歯の神経を取ってしまった治療経験歯でも、
歯周炎の急性発作と同様の症状を引き起こすことがあります。
このいずれの場合にも、炎症の程度によっては、
抗生剤の内服を行い炎症の軽減を図りますが、
炎症が軽度の場合は、抗生剤の内服を見送り、
御自身の体に備わった免疫力で炎症を軽快させることができます。
ただ、すでに症状の出ている場合は自己判断せずに、
必ず受診をして、医師とよく相談なさって下さい。

まだまだ、残暑が続き体力を消耗しますが、
是非、御自身の免疫力を下げないよう御自愛下さい。


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