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2017年10月12日

こんにちは、歯科医師の白矢です。
10月になり、少しずつ涼しくなり
秋を感じることができるようになりましたね。
秋といえば、読書の秋、
スポーツの秋、食欲の秋といわれるように
1年の中でも過ごしやすく、
また夏の暑さから解放され、
サンマに松茸、新米に栗や梨といった
秋のおいしい味覚も沢山あり、
ついつい食べ過ぎてしまうということも多いと思います。
また最近では日本でも定着しつつあるハロウィンも、
飾りつけを至る所で見ることができ、
秋を感じることができますね。

さて、先ほどご説明した食欲の秋で
ついつい食べ過ぎてしまったり、
甘いものにも手が伸びてしまう季節ですが、
お食事の後にしっかりと虫歯予防や
歯周病予防のための歯磨きやフロス、
歯間ブラシを使ってケアできていますか?

めんどくさいので
ついつい歯ブラシだけになってしまいがちですが、
実は歯ブラシだけでは
約60%しか磨けていないと言われています。
しっかり磨いているはずなのに、
なぜ60%しか磨けていないのでしょうか。
歯ブラシでお口のなか全体を
しっかり磨いているつもりでも、
お口の中はデコボコしていたり、
隙間があったりと、
歯ブラシが届きにくいところがいっぱいあるのです。
そのため、写真のように、
歯の外側はきれいに磨くことはできますが、
歯と歯の間には磨き残しが残っています。
(磨き残しが分かりやすいように、
赤く染めだしをしています。)

20171012siraya.JPG



このように歯と歯の間には、
歯ブラシの毛先が届きにくく、
磨き残しができやすいところが沢山あります。
そのため、そのまま残ってしまった磨き残しは
虫歯の原因になったり、
そのまま磨き残しが残っていると
歯石になり歯周病の原因となってしまします。

下の写真は歯の断面図ですが、
歯の真ん中には歯の神経があり、
その外側には象牙質という組織と
エナメル質という組織で覆われています。

20171012siraya1.JPG


エナメル質というのは
人間の体の中で一番硬い組織で、
骨よりも硬い組織でできています。
しかし、その内側にある象牙質というのは
柔らかく、歯ブラシで力強くゴシゴシと磨くと
少しずつすり減ってしまうぐらい
柔らかい組織でできています。
また、先ほどの写真のように、
歯の上(咬むデコボコしたところ)は、
歯の神経までの距離がしっかりあり、
またもし虫歯になってしまっても
見つけやすいのですが、
歯と歯の間からの虫歯は、
神経までの距離がとても短く、
またわかりにくいため、気付いた時には
かなり大きな虫歯になってしまったり、
神経を取らないといけない場合もあります。

20171012siraya3.png


では、歯ブラシだけでは届かない
歯と歯の間の磨き残しは
どうしたらいいのでしょうか?


答えはコレ!

20171012siraya4.JPG


フロス(糸ようじ)や歯間ブラシです。

フロスと歯間ブラシは
どちらも歯と歯の間のお掃除のために
用いるものですが、それぞれ役割が違います。

フロスは歯と歯の接触している部分に
ついた磨き残しを取るためのもの。

20171012siraya5.png


歯間ブラシは歯と歯の間の接触している部分の
下の隙間の磨き残しを取るためのものです。

>
20171012siraya6.png



しかし、歯肉が引き締まって、
歯と歯の間の隙間が無い方もいらっしゃいますので、
その場合はフロスのみのケアで構いません。

このように歯ブラシだけでなく、
フロスや歯間ブラシもしっかり使ってもらい、
ご自宅でも虫歯や歯周病予防をしっかりしてみてください。
もしフロスや使い方や、
サイズがたくさんある歯間ブラシの中で
ご自身に合うものがどれかわからない
などのご質問があれば、遠慮なく
タニダ歯科医院受診の際におっしゃってください。
また、虫歯の早期発見や歯周病の予防のためにも
定期的な歯科受診に来ていただければと思います。

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