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2017年11月16日

こんにちは、歯科医師の片山です。

今回のブログは正中過剰埋伏歯についてです。
埋伏というのは骨、又は歯茎に対して
埋まっている歯を指します。
正中は身体の左右の真ん中を指します。
つまり、上顎正中過剰埋伏歯とは
上の顎の左右の真ん中に埋まっている、
かつ、28本(親知らずを含めれば32本)とは
別に多く生えてきている歯牙を指します。
上下の顎で、特に過剰歯が出現しやすい場所が
上顎の正中になります。
上顎正中過剰埋伏歯は、
どんな症状があり何歳ごろに発見されやすいのか、
もしも発見されなければどうなるのか、
埋まったままにしておくとどうなるのか等を
ブログにて簡単に説明させてもらいます。

まず、どのような症状または経緯で
発見されるかを説明します。

症状は、痛みがある場合は殆どなく、
患者様、もしくはご家族の方が上の前歯が生えてこない、
生えてきたと思ったら
尖っているような少し小さい歯が生えてきた、
このような場合や、
前歯が生えてきたが
真ん中の隙間がなかなか埋まってこないなどがあります。
生えてきてくれれば、直接見えるわけですから、
診断としては問題ありません。
しかし、生えてきてなく、骨の中に完全に埋まっており、
歯並びに影響している場合は、
レントゲン写真を撮らなければ、
診断できない場合も多くあります。
完全に埋まっており、歯並びに全く影響がない場合は、
症状が全くなく、大人になって、
パノラマレントゲン写真(上顎、下顎の全体のお写真)で
発見されることがあります。
なので、発見されやすいのは6歳から10歳ごろが
一番多いのではないかと思います。
次に発見された場合の治療についてです。
発見された年が小さく、かつ治療が出来ない場合は
生えてくるまで様子をみることが多いですが、
基本的には、お口の中に生えてきていれば抜く、
完全に埋まっている場合で歯並びに影響している時も抜きます。

次は過剰歯を抜いた後についてです。
正中過剰埋伏歯が原因で歯並びに影響があった場合に
よくある質問があります。
それは、歯を抜いた後、歯並びが元に戻りますか?
という質問です。
特に正中過剰埋伏歯の場合は、
正中離開が起こりやすいです。
正中離開とは歯と歯の真ん中が開いてしまう状態を指します。
正中離開ぎ元に戻るかどうかは、
年齢が多いに関係してきます。
6歳ごろに抜かさせていただければ、
歯と歯の隙間は成長とともに奥の歯に押される格好になり、
閉じていくことが多いです。
しかし、発見、抜くのが遅くなればなるほど
閉じる可能性は少なくなります。
その場合で、閉じることを希望される場合は
矯正治療が必要になってきます。
もう一つよくある質問は、
抜いた後、永久歯は生えてきますか?という質問です。
抜いた後、通常であれば、
邪魔をされていた過剰埋伏歯がなくなるわけですから、
生えてきます。
しかし、稀に生えてこない場合があります。
この場合は、
その歯を引っ張りだしてこないといけない場合もあります。
基本的に抜いた後は様子を見て対処していくことがあります。

簡単にまとめさせていただくと、
正中過剰埋伏歯はよくみられます。
早くに見つけることが、肝要かと思います。
ですので、小さい頃から歯医者に通っていただいて、
定期的にみていただくのが大事かと思います。

最後に当院にかかられた患者さまのお写真を
載せさせていただきます。


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