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2017年11月30日

こんにちは、歯科医師の川村です。

11月も終わり、明日から12月。
朝晩大分冷え込むようになりました。
水道の水も冷たくなり、
洗顔の時などはそのままでは冷たすぎることも・・・

今回のテーマは、根管治療(根の治療)についてです。
Q.根管って何ですか??
A.『歯根の中軸にある管状の部分。
象牙質に囲まれていて歯髄が詰まっている。
歯根管。』(国語辞典より)
簡単に言えば、歯の神経が入っている空間のことです。
つまり、根管治療とは、
歯の根の中(歯根)の治療のことになります。

根管治療の中には、大きく分けて2つの治療があります。
①歯の神経を取る
②細菌感染を起こした歯の根の治療
現在治療中の方、
今まで根管治療を受けた経験のある方も
いらっしゃると思います。
治療回数がかかりますと言われた記憶ありませんか?
実は、この根管治療は、
歯科の治療の中で回数がかかる治療になります。
それには、理由があります。

①目に見えない
虫歯の治療だと、目に見える部分の治療になります。
実際に目で見て、虫歯を削って治療します。
ですが、根管治療では、歯の根の中を治療していきます。
もちろん、根管の上部は見えますが、
基本的には目で見えません。
目で見えない部分を、小さな器具を使って、
手の感覚を使い治療していきます。
ですので、少しずつ少しずつ治療していくので、
回数がかかります。
特に奥歯(臼歯)は、口の中の奥にあるので、
器具も届きづらいですし、難しいです。

②歯の根の数が1つだけではない
歯の根の数は、
前歯(切歯、犬歯)も奥歯(臼歯)も1つだけ・・・
と思っている方いらっしゃいませんか?
確かに、前歯(切歯、犬歯)は根っこは、1つです。
ですが、奥歯(臼歯)は1つの歯もありますが、
2つ・3つある歯があります。
単純に考えて、やはり、根の数が多くなるほど
治療しなければいけない箇所が増えるので回数がかかります。

20171130kawamura.jpeg

当院の根管治療:根管の先端まで隙間なく薬が充填されています。

③根管の形が複雑
基本は、1つの歯根に、根管は1つです。
ですが、中には、1つの歯根に2つ根管がある歯もあります。
すると、処置しなければいけない根管の数が増えるので、
回数がかかります。
また、根管は真っ直ぐとは限りません。
真っ直ぐですと、器具も先まで通りやすいです。
ですが、大抵の場合、彎曲していることが多いです(特に臼歯)。
やはり、彎曲していると
器具を先まで到達させるのは難しくなります。
また、根管自体が狭窄している場合もあります。
狭窄していると、
中々器具が先まで通ってくれません。
徐々に道を開けていかなくてはいけないため、
回数がかかります。
中には、完全に閉じてしまって、
全く通らないケースもあります。

このような理由があります。
根管治療は、回数がかかります。
大体、週1のペースで根管内を洗浄して、
お薬を交換していきます。
途中で中断してしまったりすると、
回数が余計にかかったりします。
また、仮封が取れてしまったまま
そのまま放置していたりすると、
根管内に細菌が入り込んでしまいます。
せっかくきれいに洗浄していても、
汚染されてしまいます。

現在根管治療中の方、回数がかかりますが、
頑張って治療に通って下さい。
もし、仮封が完全に取れてしまったら、
直ぐに来院して下さい。

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