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2017年12月15日

こんにちは。
さぁ、みなさん
とうとう やって来ました・・・・師走です
「あっ!!」と言う間に1年が過ぎて行きましたね。
この1年は皆さんにとって どの様な1年でしたか?
色々とやりたい事を やり切った1年でしたか?
まだやり残した事がありますか?
新しい事に挑戦した人もいるかもしれません。
各々の方々が、色んな思いを持っているんでしょうね。
今年の残り少ない時間で、
この1年を振り返って来年に向けて、
また考えていけたら良いなぁ・・・
と思う今日この頃の 歯科医師の久貝です。

僕がこの1年を振り返って、改めて思わされるのが
「本当に歯って、大事なんだなぁ」
って事です。


・・・・ん?

「今さら何を言っているの?当たり前でしょ!!」
って 思っているでしょ?
歯医者をやっていても、本当に今さらですが
痛感させられますよ。

「歯は大事です!!」

なぜ「この様に感じたのか?」というと、
この1年は僕的に、
タニダ歯科に来て「新しい分野の仕事」を
させて頂いた年だったからです。
それは「訪問診療」です。
あまり聞き慣れない方もおられると思います。
まぁ、要するに
「僕らから患者様の家へ お尋ねして、
治療をさせて頂きますよ~」って事です。
訪問の理由は、人それぞれです。
ご高齢であまり動けない方や
ご病気で遠くまで行く事が出来ない方

・・・etc

そこで僕らがお宅へ訪ねさせて頂き、
治療をするのですが
そこで気付かされる事がありました。
「歯が多く残っている方の方が元気だな」と。
とある患者様は、
ご病気が原因で体は少し動きにくいため
外出は控えているが、
それ以外はすごくお元気!!
行くたびに、こちらの方が元気を貰って
帰って来る事も多々あります。

そこで チョット調べてみると、
厚生労働省でもそれを伝えようとした
動きがありました。


以下に、抜粋してきたグラフを入れながら
説明していきたいと思います。


「8020運動」って知ってますか?。

これは
「80歳になっても、自分の歯を20本以上残しましょう」
という試みの運動です。


ある研究において、
「歯が多く残っている人」や
「歯が少なくても義歯等を入れている人」では、
「歯が少ない人また義歯を入れていない人」と比較して、
年齢、治療中の病気や生活習慣などの
影響を取り除いても、
その後に「認知症発症」や「転倒する危険性」が
低いということがわかってきています。

20171214kugai.gif

図4は、歯の状態や入れ歯の使用状態と
認知症になっている人の割合を示しています。

これによると

「歯を失い、入れ歯を使用していない場合」、
「歯が20歯以上残っている人」や
「歯がほとんどなくても
入れ歯によりかみ合わせが回復している人」
と比較して、認知症の発症リスクが最大1.9倍になる
ということを示しています。

20171214kugai1.gif

また図5では、

「歯が19歯以下で入れ歯を使用していない人」は、
「20歯以上保有している人」と比較し、
転倒するリスクが2.5倍になることが示されています。

20171214kugai2.gif

また図6によると、
「保有する歯が19歯以下の人」は、
「20歯以上の人」と比較して
1.2倍要介護認定を受けやすいという結果が出ています。
つまり要介護状態になる危険性も
歯が多い人ほど少ないこともわかってきています。
兵庫県の ある町の報告では、
80歳全員の調査(平成23年)をしており、
8020を達成している80歳の方が
平成4年からの20年間で約3倍になっていたそうです。
このような80歳の方々において、
「自家用車に乗っている」割合や、
「携帯電話を保有している」割合は
「8020達成者の方」が高いという結果も出されています。
つまり「元気な高齢者でいるには、
できるだけ自分の歯を保有することが秘訣」
となりそうです。
しかし万が一、
歯を失ってもしっかり入れ歯を使えば、
あらゆる機能は維持されるので、
歯科で相談しながら
定期的なチェックが重要ということになります。
以上のように、
「歯の多い人ほど」
または
「すでに自分の歯を喪失しても入れ歯等で、
口腔機能を回復できている高齢者」は
認知症になりにくく、転倒も少ない
という疫学結果がわかってきています。
「歯が多く残っていること」や、
「すでに喪失していても入れ歯等で口腔機能を維持する」
ことは、
「要介護になりやすい疾患を予防し、
健康寿命を延伸する可能性がある」と思われます。
なので、最期まで
自分の口から美味しいものを食べられるよう、
定期検診でタニダ歯科へ来てもらい、
ご自身の歯を一本でも多く残せる様に、
一緒に頑張って行けたらいいなぁ・・・・と思います。

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