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2018年5月17日

こんにちは、歯科医師の重田です。

すっかり暖かくなり、沖縄では梅雨入り。
早くも夏が近づいてきたという感じです。
気温が変化しやすく体調管理も必要です。
天気予報をしっかり確認して、
みなさんご注意なさってくださいね。

さて、本日は歯科の麻酔のお話をしようと思います。


だいたいの方は歯科で
麻酔をご経験されたことがあるのではないでしょうか。
実際何を使っているのか、
何をされているのかわからない方も多いかと思います。
本日は麻酔について普段説明しきれないことをお伝えします。


まず、麻酔といっても
歯科で用いることが多いのは局所浸潤麻酔です。
一部分にだけ麻酔液を注入し、
浸透させることで神経の感覚を鈍らせるというメカニズム。
主な成分はキシロカインを用いることが多いです。

20180517sigeta.jpg


基本的には顎の一部分に麻酔をかけ、
治療の間痛みを感じないようにします。
注射自体もそれほど痛いものではありませんが、
人によって、あるいは部位によって
痛みの感じ方が違います。


①麻酔の仕組み
冷たい水、酸、風や治療時の刺激により
歯の神経が刺激され興奮することにより痛みを感じます。
そこで麻酔は、その神経の興奮を抑え込むことにより
痛みを誘発しないという仕組みです。


②効果
まず一番は処置時の痛みを除くことができるということ。
また、麻酔が効いているということで
患者が緊張することなく治療を受けることができる。
血圧が高い方、精神的に不安要素が強い方に対しても
安全に処置をすることができる。
エピネフリンという成分が含まれているため、
血管収縮作用により出血を抑えることができる。


③デメリット
麻酔をする際に針の刺入により痛みを伴う。
血管収縮作用により血圧が上昇する。
非常に稀ではあるが、
アドレナリン中毒やアナフィラキシーショックなど
副作用が生じることがある。
また、麻酔に対して恐怖心を抱く患者も多く、
麻酔により逆にショックを起こしたり、
気分不良が生じることがある。

続いて、
麻酔が切れるまでの注意事項などについてお話しします。

麻酔は量や部位によって効果時間が違います。
治療後は約2時間効いている、
とお伝えすることが多いですが、
完全に感覚が戻るまでは
もう少し時間がかかることもしばしばあります。


ですから、時間帯によっては、お食事は
治療の前に召し上がってこられることをおすすめします。


なぜ麻酔が効いているときに食事がよくないか??


麻酔をされた方はわかると思いますが、
感覚が鈍いため運動も鈍くなります。
すると食事の際に頬粘膜や舌を
噛んでしまったりすることがあります。
また噛んだ際も痛みがないため
反射的に噛むのをやめるということがありませんので、
深い傷になることも多いのです。
あとは熱いものに関しても同じです。
熱さを感じにくいため、
気づかないうちに熱傷を起こすことがあります。


以上のことから麻酔が効いているときは、
よく噛む必要があるものや熱いものは控える。
食べるとしてもやわらかくて
すぐに飲み込めるようなもの、常温以下のものに限ります。
何も食べないのがベストですが、
どうしても召し上がりたいときは上記のことに気をつけて
召し上がってください。

また、治療によっては麻酔が切れると
痛みが出てくる場合があります。
これは治療によって異なり、
抜歯や神経を取る処置、歯肉を切ったりしたときなどは
代表的ですが、麻酔が切れると痛みがでることがあります。
歯科医師より処置後説明があると思いますが、
その際は麻酔が効いているうちに
痛み止めを服用することをお勧めします。
当院では、説明をしっかり受けていただくことを
モットーとしているとともに、
患者様自身に歯科治療の知識をつけていただき、
安心して治療を受けていただくことも大切にしています。


治療の内容がわからないときは、いつでもご質問してくださいね。


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