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2018年6月14日

こんにちは、歯科医師の川村です。

歯石って・・・何?


20180614kawamura.jpg

百科事典を調べてみると、
『歯および義歯などの表面に堆積する硬い物質』をいう。
歯石は血清または唾液中の無機塩類が沈着して、
歯垢が石灰化することによって形成される。
形成初期の歯石は軟らかいが、
古くなると無機質の含有量を増して硬くなる。
歯石は歯垢と並んで
歯肉炎または歯周炎の有力な原因である。
歯石中の無機質は
リン酸カルシウム75.97%、
炭酸カルシウム3.17%、
リン酸マグネシウム3.77%であり、
有機質はタンパク質8.34%、
脂肪2.71%、
水分その他6.04%
となっている。

歯石は堆積する場所によって
歯肉縁上歯石と歯肉縁下歯石とに分けられるが、
化学的組成はほぼ同じである。
歯肉縁上歯石は、
歯肉の辺縁より上部(歯冠部)に堆積する帯黄白色の歯石で、
直接観察することができる。
歯肉縁下歯石は、
歯周炎によって歯肉が歯の表面から剥離したために
形成される「すきま」(歯周ポケット)の
歯根表面に堆積する黒褐白の歯石で、
歯肉縁上歯石より硬く、
また強固に付着している。
と書いてあります。
少し分かりづらいですね・・・。

分かりやすく言うと、
歯石(calculus)とは、
歯に付着したプラークが石灰化したもので、
容易に除去できない歯の沈着物のことです。
歯肉縁(歯と歯茎の境目)より
上にできるものを歯肉縁上歯石、
歯肉縁より下(歯周ポケット内)にできるものを
歯肉縁下歯石と呼んでます。
音だけ聞くの難解に聞こえますが、
漢字で書くと何となく分かってくれるような気がします。
歯肉縁上歯石は、
少し黄色がかった白色をしています。
歯肉縁下歯石は、少し黒っぽい色をしています。


よく健診に来て頂いた時に、
口の中の写真を見ると思います。
特に下の歯の裏側
の写真を見ることが多いと思います。
その時に、歯の縁についている白い物・・・。
それが歯石です。

下の歯の裏側は、
よく歯石が溜まりやすい部分になります。
では、どうして??
歯石は、どうやって出来るのでしょうか? 
上部に書いてある通り、
歯石は、歯垢に唾液の成分が沈着して石灰化したものです。
なので・・・、
唾液の出口の近くは歯石が出来やすいのです。
また、下の前歯の裏側は、
歯ブラシでの清掃が難しい所で、
歯垢が溜まりやすいということも理由に加味されて、
歯石のつきやすい場所になっています。

因みに・・・、
唾液の出る場所は大小いろいろあるのですが、
一番多くの唾液が出る出口が、
舌下小丘と言われる場所です。
(読んで字のごとく、舌の下にある小さな丘)
舌を上に上げると
スジの根元の両側に少し高まりがあると思います。
そこが舌下小丘です。そこから唾液が出てきます。

下の前歯の磨き方は、
歯ブラシを縦にして、毛先を歯の裏にしっかり押し当てて、
上下に動かしてみがく。
下の前歯の裏側は、ハブラシのかかとを使うと、
うまく磨けます。
ただ、どうしても自分で磨くには限界があります。
そこは定期的な健診、クリーニングで除去していきましょう。

画像引用:臨床歯周病学会

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