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2018年6月28日

こんにちは。

さて皆さん最近どうでしょう?
朝晩の寒暖の差が激しくて風邪は引いていませんか?
6月中旬にもなり、
最近では学校検診の結果を持った子供たちが増えてきました。
皆さんのお子様のお口の中は状態はどうです?
・・・って、言いながら
自分の子供の口の中に
ちゃっかり虫歯を作ってしまった歯科医師の久貝です。


皆さんのお子様は歯医者さんは好きです?嫌いです?
一応自分の子供は
「あぁ~、お父さ~ん!」って言いながら、
治療台の上に乗ってきてくれます。
ですが、やっぱり怖いですよねぇ...歯医者・・・
自分も小さい頃は死ぬほどにイヤでした・・・歯医者
なので、泣かずに治療台の上に寝ている子供たちが
本当に偉いと思います。
歯医者は大人でも怖い、痛い
というイメージを持ってしまいますよね。
大人なら怖いと思う気持ちがあっても、
それを我慢する事ができますが、
小さい子供は我慢ができませんから、
頑張ってはみるんだけど
途中から怖くて泣き出してしまったり、
じっとしていられず暴れてしまうのも無理ありません。

子供が歯医者で暴れるのは、恐怖心と痛みです。
ほとんどの場合はそれほど痛くはないのに、
口の中に金属の得体の知れない物を入れられ、
眩しいライトで周囲がよく見えず、
消毒液とかのニオイがいかにも病院をイメージさせ、
痛くはないけど怖い方が勝ってしまうのがほとんどです。

観念して治療を受け入れようとした時に、
麻酔の針の痛みや、
治療に使うタービンが回転する音にびっくりしてしまう、
先生は大丈夫だって言ったのに痛いよ?と
わけが分からなくなり、
その結果パニックになってしまうのです。
こうなったら大人でもちょっと怖いですから、
それを2歳、3歳、4歳ほどの子供に
我慢しろという方が無理ですよね。

こういう時に大切なのが、
子供に恐怖心を植え付けない事です。

普段家では歯磨きをどうしているでしょうか?
例えば普段から歯磨きをしない子供に、
「歯医者さんに行って痛い事してもらうよ!」
なんて脅かすような事を言ってしまうと、
子供は歯医者を怖いところというイメージを
持ってしまいます。
「自分が悪い子だから歯医者に連れてこられた!」など、
誤解を招く事はしないのが一番です。

歯医者は怖いところではなく、
虫歯を治療するところということを理解させる事が大切。

虫歯を放置すると痛くなってもっと大変になるから、
日頃から歯磨きが大切な事を教え、
もしも虫歯になったら早く治す方が痛くない、
怖くないんだという事も教えておくと
子供も少し安心できます。
安心してから治療に入れば、
いきなり泣き叫ぶ、暴れる事も少なくなります。
頑張ったけどダメだった、
さらに医師に怒られるでは
子供も自信喪失状態になってしまうでしょう。
それでは何かしら、
子供の不安を取り除く方法は無いでしょうか?

「笑気ガス麻酔」というものがあります。

20180628kugai1.png

聞いたことはありますか?
歯科治療への恐怖心を取り除くために行う「笑気麻酔」は、
医師の管理下ならば危険性が低い上、
保険適用の鎮静法です。

しかし、その詳しい効果については
あまり知られていないと思います。
その効果や、安全性について知ることができれば、
歯医者を遠ざけていた方々も、
歯医者に行ってみよう! 
という気持ちになれるかもしれません。

笑気ガス麻酔っていうのは、
本来「笑気吸入鎮静法(しょうききゅうにゅうちんせいほう)」
といわれるもので、
その名のとおり、
「笑気」を吸って不安や恐怖心を軽減させ、
気持ちを落ち着かせる方法です。

笑気は全身麻酔にも用いられますが、
歯科治療における笑気麻酔では、
30%以下の低濃度笑気を、
70〜80%の高濃度酸素と混ぜて使用します。

大学病院では普通に使用していたので、
その効果は僕も目の当たりにしていました。
その効果は絶大でした。
実際に麻酔がどのように行なわれるのかも気になるところです。
簡単に手順をお伝えしましょう。
麻酔は通常の診察台を少し起こした、楽な体勢で行われます。

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20180628kugai3.png


①笑気吸入装置に繋がった、専用のマスクを鼻に乗せます
②鼻だけで呼吸し、ガスを吸入しはじめます
③5分ほどで効果が表れます
④ガスを吸入し続けながら、治療を開始
⑤治療終了後マスクをはずし、自然呼吸に戻します
⑥意識がハッキリするまで数分間安静にします
(100%酸素を吸入する場合もあります)
⑦フラフラしたり気分が悪かったりしないことを
確認して、帰宅

笑気麻酔を受けた患者さんからは、
「ぼーっとした」「手足がぽかぽかした」
「音が遠くに聞こえた」「ほろ酔い気分」
などの感想が多く聞かれます。

全身麻酔では意識が消失し、
静脈内鎮静法では治療の記憶がほぼないほどウトウトします。
しかし、笑気麻酔の場合、
笑気の濃度が薄いため麻酔作用も薄く、
治療中も意識があり、医師との会話もできますし、
治療中の記憶も残ります。
ただ少し頭がぼんやりし、
緊張が和らいで治療中もリラックスしていられるのです。
笑気麻酔には、不安を和らげ、緊張をとき、
精神的にも肉体的にも
リラックスした状態にする作用があります。
治療中の痛みや不安を感じづらくなるため、
治療もスムーズに行え、治療後の疲労感も違ってきます。
歯医者嫌いの方でも病院に行きやすくなるでしょう。
また、歯医者さんへ気兼ねなく行くことができれば、
病気の早期発見、早期治療がしやすくなります。

僕の見ていた子供の患者も、
最初は泣いて嫌がってましたが、すんなりできました。
また、子供の中でも「自分で出来た!!」
っていうのが自信に繋がったのでしょうね。
2回目からは、笑気ガス無しで自分から診療台に上がり、
すんなり口を開ける事が出来ました。
僕も流石にびっくりしました。
もしも、子供の治療でお困り方が居られましたら、
ご相談ください。


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