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2019年7月11日

こんにちは。
タニダ歯科医院の歯科医師の片山瑛三です。
今回のブログは口を潤すことだけではなく、
虫歯の予防などにも関わる唾液についてかかさせていただきます。
まず唾液はどこで作られるかについてかかさせていただきます。

唾液は唾液腺で作られます。
唾液腺には大唾液腺と小唾液腺とがあります。
大唾液腺には耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つがあり、
小唾液腺は口の中全体に拡がっており、
米粒からあずき豆くらいの大きさでそれぞれが口の中に出口をもっております。
小唾液腺の名前はそれぞれの場所でつけられ、
口唇腺、口蓋腺、頬腺、臼後腺などと呼ばれることもあります。
口蓋腺はネバネバした唾液の粘液腺、
耳下腺とvon Ebner腺はシャバシャバした唾液の漿液腺、
顎下腺、舌下腺、多くの小唾液腺がその両者を分泌する混合腺と呼ばれます。
大唾液腺の場所についてはまた写真をはらさせていただきます。

唾液の成分について
唾液の99パーセント以上が水分であります。
フッ素やナトリウムや塩素などの無機イオン、
そのほかにアミラーゼ、ホスファターゼ、リゾチームなどの酵素やムチン、アルブミン、免疫グロブリン、パロチン、血液型成分、神経成長因子などの有機物を含んでいます。
代表的な酵素であるアミラーゼはごはんやパンなどのデンプン質を糖に変える消化作用があります。
デンプンを分解して麦芽糖、マルトースにかえ、体内に糖を吸収しやすくしています。沢山の回数噛みしめて唾液で消化することは重要であり、ここでの消化が進むことによって、胃に過度の負担がかかることを防いでいます。
唾液のほかの作用としては、抗菌作用があります。抗菌物質(ラクトフェリン、リゾチーム、ラクトペルオキシダーゼ、免疫グロブリンなど) により細菌やウイルスの感染の防御しております。
粘膜保護作用としてムチンが働いてくれています。
ムチンにより、食べ物を包み込んで喉や食道や胃を傷つけにくくしています。
更に、風邪やインフルエンザなどの感染症にかからないように保護しています。
粘膜修復作用が上皮成長因子(EGF:Epidermal Growth Factor)にあり、それにより組織が傷ついたときに傷跡を残さないように修復しています。
中和作用があり、これは緩衝成分(重炭酸塩、リン酸塩)によりプラーク中の細菌が産生する酸だけでなく、食道に 逆流した胃酸も中和しています。
緩衝作用とも呼ばれます。

歯の保護作用について
唾液には歯を保護する働きもあります。唾液の中に含まれるタンパク質が歯の表面に薄い膜を作って、歯を酸から護ってくれます。
これをペリクルといいます。ペリクルは歯を 護ってくれる半面、表面に細菌などが付着する元になってしまいます。
最初の頃に付着す る細菌は比較的無害なのですが、
ここで歯磨きがおろそかになってしまうと歯周病菌など の
病原菌が付着して病原性の高いバイオフィルムを形成してしまいます。

再石灰化作用について
脱灰により融解したリン酸やカルシウムが修復される反応を再石灰化といいます。
唾液中にはカルシウムやリン酸が含まれており、再石灰化作用を有しています。
すなわち、歯 の一部が白く濁ったように見える程度のごく初期の虫歯の場合は、再石灰化によって治る 期待があるのです。
しかし、口の中の環境不良や歯磨きがおろそかになると再石灰化作用 が妨げられてしまいますのでご注意ください。

味覚発現作用について
味蕾と呼ばれる味を感じる器官が舌にあり、食べ物中の味、物質が
唾液中に溶け出して運ばれ、それが舌などにある味を感じる味蕾という器官に到達することで、食べ物の味を感じることになります。
内分泌作用について、唾液の中には唾液腺から分泌される唾液腺ホルモンであるパロチンという物質が含まれています。

唾液の分泌量は一般に赤ちゃんの頃は多く、
加齢とともに徐々に減少していきます(加 齢は無関係という意見もあります)。
唾液分泌量が少なくなると、口腔乾燥感が出現します。
唾液腺疾患や全身疾患、放射線治療、内服薬の影響などでも唾液分泌量が減少することも あります。
また、テレビを見ていてスリルたっぷりの場面などで口の中がカラカラになっ ている経験をされた方がいると思います。
これは、さらさらした唾液の分泌量がリラック スした状態で多くなり、
逆にストレスのかかった状態では分泌量が低下してしまうからです。
唾液の分泌量を増やすには、まずは良く噛むということが大切です。
また、リラックスした生活を送ることも有効といえます。
もしも口腔乾燥感が出現するようなら、お近く の歯科や口腔外科にご相談されるといいと思います。

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2019年7月 4日

こんにちは。歯科医師の村重です。
今年は梅雨入りが遅かったものの、
梅雨入りしてからは雨ばかりで蒸し暑い日が続いていますね。
本格的な夏を迎えるまえに体調を崩されないよう、
皆さんお体にはくれぐれもお気をつけ下さい。

さて、今回の内容ですが、
口腔内の粘膜疾患の中では比較的認められやすい疾患である
「口腔扁平苔癬」についてです。

口腔扁平苔癬とは口腔扁平紅色苔癬ともいわれる、
皮膚と口腔粘膜における慢性の角化異常を伴う病変です。
原因は不明ですが、
40〜50代の女性に好発し、金属アレルギーが疑われる症例もあります。
また、C型肝炎、糖尿病、高血圧症なども発症に関与しているという報告があります。
以下に特徴、原因、治療法にわけて説明していきます。


⑴特徴
粘膜のレース状の白線と紅斑などの混在病変を特徴とし、
頬粘膜、歯肉、舌、口唇などに両側性、多発性にみられることが多いです。
角化性変化は白線や白斑として、
萎縮性変化は紅斑としてみられ、びらん、潰瘍、色素沈着、
稀に水泡形成を伴うこともあります。
臨床型として網状型、萎縮型、びらん(潰瘍)型の3型に分類されますが、
通常、複数の臨床型が混在しており、
経過中の臨床像に変化がみられることも多いです。
網状型が最も多く、やや隆起したレース状の白線を伴います。

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網状型扁平苔癬


萎縮型は紅斑を中心に持ち、周囲が瘢痕化し、びらん型では不規則なびらん・潰瘍がみられます。

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萎縮型扁平苔癬

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びらん型扁平苔癬


萎縮型、びらん型では、灼熱感、接触痛などの症状を伴い、
食事時に疼痛を感じることがあります。
一方、網状型では違和感のみで痛みを訴えないことも多いです。

⑵原因
原因は不明な点が多いですが、
基底細胞と結合組織の接合部に何らかの抗原物質が存在し、
これに対して細胞性免疫系が反応していると考えられています。
誘因としては薬物(降圧剤、脳代謝促進剤、抗結核薬など)、歯科用金属、
ストレス、タバコ、C型肝炎、移植片対宿主病(GVHD)などが挙げられています。

⑶治療
口腔扁平苔癬は難治性であり、痛みなどの症状緩和が治療の主目的となります。
従って、痛みを伴わない場合、
投薬は必要なく数ヶ月ごとの経過観察のみを行います。
痛みを伴う場合は、二次感染予防のための口腔衛生指導、
炎症性反応を軽減するためのステロイド軟膏の局所投与、
内服薬の投与などが行われます。
痛みがあると、接触痛により口腔清掃不良となり、
二次感染やカンジダ感染が炎症症状を悪化させていることがあるため、
粘膜に愛護的なブラッシングが行えるよう、
歯ブラシの選択、清掃方法の工夫が必要です。
また、痛みが強い場合は、先に薬物療法を行い、痛みを軽減させることもあります。
金属アレルギーが疑われる場合は、
補綴物あるいは充填物を撤去すると症状が改善することもあります。
口腔扁平苔癬は
前がん状態(その疾患が存在することで癌の発生リスクが高くなっている状態)といわれ

がん化も報告されていますので、長期的な経過観察が重要となります。


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2019年6月27日

こんにちは!
歯科医師の今泉です。
暑いい日が続きアイスや炭酸が美味しい季節になってきました。
そういう事もあり長岡京駅近くにあるサントリーのビール工場に行ってきました。
私はビールをあまり飲まないので、
そこまで興味を持って詳しく知ろうとしていませんでした。
しかし、ビール工場見学をする事で
サントリーのビールへの本気度と醸造家の方達の情熱を知ることができました。
今回の工場見学ツアーでは
神泡で有名なザ・プレミアム・モルツの製法を見てまわりました。

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ザ・プレミアム・モルツは
9割の天然水、ダイヤモンド麦芽、ホップのみでできており、
こだわりの製法を行うことで深いコクと華やかな香りをかもし出しています。


製法としては、
仕込→発酵→貯酒→ろ過→パッケージの流れを見学しました。
①仕込
仕込槽の中で温めた天然水の中に麦芽を入れ、
麦芽中のデンプンを糖に分解しホップを加えることで、
ホップ特有の香りと苦味を持った麦汁ができます。


②発酵
麦汁に酵母を加え低温発酵し、酵母が麦汁ちゅうの糖を取り込み、
アルコールと炭酸ガスを生成し若ビールになります。


③貯酒
若ビールを低温に調整されたタンクの中で熟成し、
ビールに炭酸ガスが溶け込むことで味や香りがまろやかになります。


④ろ過
熟成したビールをろ過することで黄金色に澄んだビールになります。


サントリー工場では店で使い終わった瓶や樽を回収し完全リサイクルしているため
エコにもこだわりを感じました。


最後に工場でできた生ビールを飲んだのですが、
神泡というだけあって喉越し良くクリーミーな泡で一気に飲んでしまいました。
ソフトドリンクもあり家族で行くのも楽しいと思います。

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虫歯菌もビールのように工場を作り虫歯を作っていきます。
虫歯を引き起こすのは、口腔内に常在している細菌です。
虫歯の原因となる代表的な細菌は、
ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)です。
歯はさまざまな物を食べたりや力を振り絞る時に強い力がかかるため、
人体の中で最も硬い組織です。
では、口腔内に常在する細菌がどのようにして歯に穴を空けるのでしょうか。
虫歯菌は物理的に歯を打ち砕くような力は持っておらず、
酸を産生してジワジワと歯を溶かしてしまうのです。


それは歯にしっかりくっつく付着と糖代謝能力です。
虫歯菌は食事によって摂取された糖質を分解しグルカンと乳酸を作ります。
グルカンは歯の表面にしっかり付着することができるので、
虫歯菌は食べカスや他の口腔内細菌を含めて
歯の表面に粘度の高い「歯垢(しこう)」を作ります。
もう一つの産生物である乳酸により口腔内は食後急激な酸性になり、
歯の表面からカルシウムが溶け出してしまいます。
しかも、歯垢の内部には唾液も入り込むことができないため、
再石灰化が起こらず、歯の表面に穴が空いてしまうというわけです。
歯は一度穴があいてしまうと元には戻りません。
それを放置することでその穴に食べ物がつまりより大きくなっていく仕組みです。


虫歯工場を作らないように
食事の後はフロス・歯磨きが重要になります。
タニダ歯科では虫歯・歯周病のメカニズムを説明し、理解していただき
そうならないように徹底した予防処置を行います。
また、なってしまった場合もそれ以上進行しないよう早期治療を行います。
お困りの方や気になっておられる方、そうでない方も
タニダ歯科に是非ご来院下さい。


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2019年6月20日

初めまして
4月からタニダ歯科医院に勤務させていただいています、
歯科医師の法貴です。
6月も終わりに近づき2019年も残り半分が過ぎようとしています。
あっという間の時間の流れに驚いています。

さて今回は多形腺腫という唾液腺の腫瘍について書きたいと思います。
多形腺腫とは、
上皮成分とヒアリン、粘液腫瘍、軟骨様組織などの間葉性成分との混在により
腫瘍が構成されている腺腫です。
この腫瘍はきわめて多彩で複雑な組織像を呈し、被膜を持っています。
この多形腺腫は唾液腺腫瘍の中で最も頻度の高いもので、
全唾液腺腫瘍の約60%を占めています。
発現頻度を部位別にみると、
耳下腺に多く、次に顎下腺、小唾液腺(口蓋腺 口唇腺 頬腺)、舌下腺の順に多いという報告があります。
口蓋腫瘍の大部分は、片側の硬軟口蓋移行部に生じます。
また口唇ではほとんどが上唇に発生すると報告があります。
腫瘍の発生に大きな男女差はありません。
20歳~50歳まで幅広い発現年齢を示しますが、小児の発現率は極めて低いです。

多形腺腫の発育は極めて遅く、この腫瘍は無痛性で、
類球形の腫瘤として触知が、時に分葉状を呈する時もあります。
表面は通常平滑であり、大唾液腺原発腫瘍で多結節を示すことがあります。
このような症例は再発症例か以前に穿刺生検を受けたものか、
あるいは悪性の可能性もあるので注意すべきです。
多形腺腫は皮下あるいは粘膜下で結節状の遅い増殖を示すので、
外的刺激のない限り、皮膚、粘膜が潰瘍を形成することはありません。
多形腺腫は被膜によって覆われており、周囲組織に対して常に圧迫増殖を示します。
腫瘍の硬さは組織成分によって異なり、
上皮成分に富んだものや軟骨様組織を含むものは硬く、粘液腫瘍成分の多いものは軟らかいです。
一方、悪性腫瘍は球状というよりむしろ平坦で、
浸潤性に増殖し、皮膚や粘膜、その他の周囲組織と癒着することが多いです。
表面粘膜は粗造、潰瘍を伴う場合は悪性(多形腺腫由来癌)の可能性を考慮すべきであり、とくに、疼痛や神経麻痺は悪性頻度の高い腫瘍の症状です。

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多形腺腫の大多数は良性腫瘍ではありますが、
術後再発をきたすことがあり、また、まれに悪性化するものもあります。
多形腺腫を長期間体内に放置すると癌化の危険性があることは認められています。
初発から手術までの期間が長くなるに従って、
核DNA量が増加してくることが認められ、
染色体解析においても5年以上経過した多形腺腫は多形腺腫内癌腫と同様に染色体数が4倍になっていることが報告されています。
多形腺腫が癌化した場合、経過の長かったものが急に増大し、浸潤性の増殖を示すことによって診断できます。
一般に腫瘍初発から悪性化までの期間は長く、数年から10数年のことが多いです。
再発は術後数年から20年間ほどの長期間経過後に起こります。

治療方法としては、
組織像をみないで、確実に多形腺腫であると診断するには限界があります。
術前に良性、悪性の鑑別を行い、手術方法を選ぶことが重要になります。
再発の危険性があるので周囲組織を含めた切除を手術方法をして選択するべきです。


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2019年6月13日


こんにちは。訪問診療担当の岩本です。

梅雨の季節がやって来ましたね...
雨も悪くは無いんですよ。
しかし。
訪問先で機材を乗せ降ろしする時だけは降らないでほしいのが本音です。


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さて、今回は舌痛症について書きたいと思います。

文字通り「舌が痛む」現象なのですが、
これは病名というより症状をさす名称です。
以下のような多種多様の原因があります。

*局所的要因*

物理的刺激:歯や修復物の鋭縁による刺激
      舌突出などの口腔習癖 
(歯列不正部を舌で触るなども含む)
      洗口剤や歯磨剤による刺激 

口腔乾燥症:薬の副作用や加齢、
      シェーグレン症候群、
放射線照射治療などによる唾液分泌機能の低下

感染症:萎縮性カンジダ症など

神経障害:帯状疱疹後の神経痛など
歯科材料アレルギー

悪性腫瘍:口腔底癌、舌根癌など

*全身的要因*

鉄、ビタミンB12、亜鉛の欠乏
糖尿病などの代謝性疾患
自己免疫疾患
高血圧、動脈硬化
中枢神経障害

検査方法としては、
血液検査(ビタミン欠乏、糖尿病、自己免疫疾患)、
カンジダ培養検査、唾液流出速度(ドライマウス)、
皮膚パッチテスト(アレルギー)などがあります。

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また、
上記のような原因が見当たらないにも関わらず、痛む場合もあります。

このような状態は
「口腔灼熱症候群(burning mouth syndrome :BMS)」と
呼ばれており、
「臨床的に明らかな原因病変の無い、
口腔内の灼熱感や感覚異常が3ヶ月以上、
かつ一日2時間を超えて連日再発を繰り返す状態」
と定義されています。

一番多く訴えが見られるのが
舌の痛み(慢性的に舌の先や側面がピリピリ、ひりひりする)ですが、
舌以外の口腔粘膜や歯肉に痛みを感じることもあります。
多くの患者さんが、味覚異常や口腔乾燥感を訴えます。

BMSの特徴について幾つかあげてみます。 
(すべてあてはまるとは限りません)

 1.更年期から閉経後の女性に多い。
 2.痛みは両側性に生じることが多い。
 3.痛む場所が変わることがある。
 4.痛みは午前中よりも夕方〜夜にかけて強くなる。
 5.食事中や会話中、何かに集中している時は痛みが気にならない。
 6.味覚の変化(味がしない、苦い、おいしくないなど)を感じることがある。
 7.真面目、几帳面な性格である。
 8.がんへの恐怖心など、身体的な不安を持っている。
 9.歯科治療をきっかけに発症することがある。
10.頭痛や肩こり、めまいなどの自律神経失調症状を伴う。

BMSの病因は不明な点も多く、完全に理解されているわけではありません。
以前はストレスなどから起こる心因性のものと考えられていましたが、
最近の研究結果では、中枢および末梢神経が関与した
神経障害性の疾患と捉えられるようになってきています。 

治療法はまだ確立されてはいませんが、
神経障害性痛の治療に準じ、クロナゼパム(ベンゾジアゼパム)が
第一選択薬とされています。
その他、物事の捉え方の角度を変えることにより気持ちを楽にする、
認知行動療法も症状の改善に役立つと言われています。

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2019年6月 6日

こんにちは。口腔外科専門医の豊原です。
新しい年号が始まり、今年限りの長いゴールデンウィーク、
皆さまいかがお過ごしになられましたか?
一年で一番過ごしやすい季節なだけに貴重なお休みとなられた方もいれば、
年末年始やお盆休みよりも長いためどのように過ごしていいか
わからない方もいらしたでしょうか。

今回は腎臓疾患と歯科受診について書きたいと思います。
腎臓は尿をつくる器官で、
腰の少し上の背中側に背骨をはさんで左右に1つずつ(2つ)あります。
人は毎日さまざまなものを食べたり、飲んだりしています。
摂取した食物は栄養分を吸収したあとで尿や便として、
尿には水に溶けやすいものが、便には水に溶けにくいものが排泄されます。
多少の暴飲暴食をしても翌日の体重があまり変わらないのは、
尿として体外に不要なものを排泄しているためです。
尿細管はナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、重炭酸イオンなどのうち
体に必要なものを取り込み、また、不要なものを尿中へ分泌して排泄しており、
これにより、体内のイオンバランスを一定に保ち、
血液を弱アルカリ性に保っています。
通常、腎臓では絶えず血液がろ過されて一日に約150リットルもの原尿が
作られていますが、尿細管で水分が再吸収されて1.5リットルほどの尿になります。
腎臓でのろ過機能が円滑に働くには、
血液の流れが一定に保たれている必要があります。
腎臓では血液の流れが悪くなるとそれを感知し、レニンという酵素が分泌されます。
レニンが血液中のたんぱく質と反応して生成されるアンジオテンシンIIが、
血管を収縮させて血圧を上昇させます。
腎臓はレニンの分泌量を増減させて血圧を調整しています。
また腎臓はエリスロポエチンというホルモンも分泌しています。
エリスロポエチンは骨髄の造血幹細胞に働いて、赤血球の数を調整します。
腎臓の機能が低下してエリスロポエチンの分泌が少なくなると赤血球も減少するため、
貧血症状があらわれます。


このように腎臓はかなりたくさんの役割を健康維持のため担ってくれていますが、
近年、慢性腎臓病(CKD)の患者は増加傾向にあります。
2011年現在、日本では成人人口の約13%、1,330万人が
慢性腎臓病患者と言われています。
CKD発症の背景因子として、糖尿病、高血圧などの生活習慣病が挙げられます。
CKDは末期腎不全や心血管疾患のリスクが高く、国民の健康を脅かしています。


腎疾患の患者は腎性高血圧を呈している場合が多いため歯科治療を行う際、
血圧を上昇させるようなことは極力避けるべきと言われています。
従って、歯科治療中の痛みなどは極力軽減するべきで、
我慢のしすぎはよくありません。
痛みに我慢できない時は術者に必ず伝えてください。
また、慢性糸球体腎炎やネフローゼ症候群では、
副腎皮質ステロイド剤を長期連用していることが多く、
副腎不全を起こしている可能性があるため歯科治療時にストレスを与えようにし、
術前に専門医と相談し、ステロイド剤の増量投与を行うこともあるようです。
ただ、余程の侵襲を伴う治療でなければ、そこまでの必要はありません。
しかし、処置内容にもよりますので、
予め、歯科と内科医師の間で連携をとるのが望ましいと考えます。
ただ、ネフローゼ症候群は頑固な低蛋白血症があったり、
易感染性の為、抜歯創などの治癒不全を招来する可能性があります。
したがって、低蛋白血症の状況を把握したり、
感染に対する抵抗力が減弱していることを考慮した上で
抜歯などの歯科処置を行うことが大切です。
すなわち、外科的処置を行う際には可及的に無菌的操作で行い、
かつ必要十分な抗生剤を使用する必要があります。

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腎臓を労わるため、暴飲暴食や塩分の取り過ぎにはくれぐれもお気をつけください。
そろそろ梅雨の季節ですが、
今年は穏やかな梅雨の季節でありますよう祈っています。

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2019年5月31日

こんにちは、歯科医師の久貝です。

さて、一日一日 気候の変化の多い日々です。
朝、晩の気温差が激しい日が続きますが、皆さん体調はいかがでしょうか?
お体を壊していませんか?

もう5月も下旬で、今年も もう半年が経ちますね。
あっっっ・・・・!!と、言う間に時間が過ぎて行きます。

そろそろ、学校へ通われている子供達が「学校歯科検診」の紙をもって
病院へやってくる季節ですね。

歯磨きを頑張った子も、ちょっとだけサボった子も
ホントに、一人ひとりの子供の顔と同じように
お口の中は人それぞれの様子を見せてくれます。

そして、虫歯があれば 虫歯処置、お口のお掃除、ブラッシング指導を行い、
最後に「フッ素塗布」を行い終了です。

この最後の「フッ素」ですが、皆さんフッ素って知っていますか?

今日はこの「フッ素」に関して少し説明していきたいと思います。


よく患者さんに聞かれるのは
「フッ素を塗ったら虫歯にならないんですよね?」
ですが・・・・

一応 言っておきます、「フッ素は魔法」のお薬ではありません。
あくまで「虫歯になりにくい」だけです。
歯の表面を覆っているエナメル質は水晶よりも硬いとされていますが、
酸の侵襲にはきわめて弱いという性質を持っています。

エナメル質の96%はハイドロキシアパタイト結晶といわれており、
これにフッ素が作用するとフルオロアパタイトに変わり、
このフルオロアパタイトは酸に強く、またハイドロキシアパタイトの結晶の欠落部分を補修するといわれています。

それでは単純に フッ素の濃度を上げたら良いのか?
となりますが、やはり薬には利点と、欠点というものがありす。

みなさん「斑状歯」って聞いた事ありますか?



確かにフッ素濃度を上げれば虫歯は減少しますが、
それに伴い、表面に「斑模様」を持つ歯、「斑状歯」が増加します。
斑状歯は別名「歯腐れ病」とも言われ、進行すると審美的に大きな問題があります。
また虫歯になった斑状歯はエナメル質が弱いため
治療が困難で抜歯を余儀なくされる場合も多いとのことです。

では、何故そんな危険のあるフッ素を使用しているのか?
それは正しい使用方法を守っていれば、
これ以上にない「虫歯予防」の方法・手段になり得るからです。

また、これによって歯医者さんに来る子供達の意識を変えたいからなのです。

今までの歯医者さんは「怖~~い」って感じでした。
それはあくまで「歯医者さんに行くと歯を削られる」と思っている、
つまりは「治療中心」のイメージが強いからなのです。

でもこれからは、「虫歯を作らない」、
つまりは「予防歯科」という概念に考え方をシフトしていくのです。

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それによって、子供達自身の「削られて怖い」から、
「歯医者さんって怖くない!!むしろ楽しい!!」って考え方に変化できれば、
万々歳です。

わかりますか?
「治療」メインの歯科から ➡ 「予防」メインの歯科へ考え方が移るのです。

後は自宅でのセルフコントロールを、しっかりとして頂ければ問題なしです。

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タニダ歯科へ来られている子供達なら、上の図は見たことありますよね?
「カイスの図」と言います。
虫歯になるのには、必ずリスクファクターが幾つかあります。
「歯質」、「ばい菌」、「糖分」、「時間」、
これら4つのファクターが全て集まった時に
初めてカリエスになります。

病院で使う「高濃度のフッ素」
自宅で使う「低濃度のフッ素」
それらは、正しく使用すれば有意義なモノですが、決して「魔法の薬」ではありません。あくまで「ケア」ありきのモノです。

お家でしっかりとケアを行い、虫歯を作らず、
また定期健診でタニダへ来て頂ければなぁ・・・と、思います。

歯医者は決して「怖い場所」ではありません。
タニダは 凄く「楽しい場所」ですよ♪


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2019年5月23日

こんにちは、歯科医師の池田です。

今回は「顔面痙攣」についてお話しようと思います。
疲れ目などでまぶたがぴくぴくする症状が出る方がいるとは思いますが、
似たような症状が出る病気になります。
「歯」ではないので関係ないように見えますが実は、
「顔面」のことなので歯科領域にも関係します。
もちろん治療する際には脳神経外科との連携が必要にはなります。


「顔面痙攣」は、片側顔面痙攣ともいいます。
顔の半分が自分の意思とは関係なく痙攣するもので、
ふつう目の周囲から始まりだんだん口元へと広がります。
最初のうちの症状は疲れなどでまぶたのぴくぴくする症状との区別が困難です。
徐々に進み、あごの下の筋肉も痙攣するようになります。
頻度は、最初は緊張したときなど時々だけですが、
徐々に痙攣している時間が長くなっていきます。
やがて一日中、ときには寝ていてもおこるようになることもあります。

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病気自体は生命にかかわるものではないだけに、
放置してもまったく差し支えないものです。
しかし自分の意思とは関わりなく顔面が動きます。
また、片目をつぶってしまう、ということは実際上の不自由もあり、
機械の操作が不自由である、
あるいは運転のときに片目をつぶって事故をおこしそうになる、
といったことで困る方もいます。
したがって、ご本人が困っている場合には治療を考えるということになります。

脳の深部で顔面神経に血管が接触して圧迫することが原因で起こります。


治療法は基本的には2つあります。
1つは病気の原因である神経への血管の接触に対する根本治療である手術です。
もう1つは対症療法であるボツリヌス毒素治療です。

「顔面痙攣」の診断方法は、
症状が初期で眼の周囲だけにしか出ていないと、
疲れ目との区別はつかないこともあります。
また一日中症状が出ている場合でないと、
1回の診察では症状がつかまえられないこともあります。このような方の場合、
2回くらい外来で顔を診察しているとはっきり症状が出ることがあります。
症状が出やすい状態というのがあり、たとえば眼をぎゅーっとつぶってぱっと開くと、
まぶたの下に痙攣が誘発されます。
口元をいーと引き延ばすような顔をすると、まぶたの下に痙攣が出るのも、
この病気の特徴です。


診断の補助として、顔面の筋電図をとることもあります。
非常にまれですが、神経への圧迫が血管ではなく、動脈瘤や脳腫瘍ということがあり、
こういったことではないかは確認する必要があります。
また手術治療を考える場合は、神経への圧迫がどの血管か、
どのように圧迫しているかも検査の必要があります。
これらの情報は、MRI検査でわかります。


「顔面痙攣」と似たような症状が出る病気もあります。

「眼瞼痙攣」は、
両側の目が強いまばたきをくりかえして閉じてしまうという症状をしめす病気です。
名前からは目の病気のようですが、くちもとが引きつる、もごもごする、
という症状も伴ってくることが多いのです。
「メイジュ症候群」という別名もあります。
よく「顔面痙攣」とまちがえられますが、
「顔面痙攣」では両側に症状がおこることは非常にまれで0.5%以下です。

「顔面痙攣」とちがって「眼瞼痙攣」の原因はまだよくわかっていません。
まれに、抗うつ剤やパーキンソン病のお薬の副作用でおこることもあります。


「顔面神経麻痺」(ベル麻痺やハント症候群など)という、
顔が突然麻痺をしてしまう病気があります。
病気が回復してくるときに顔面神経が再生して、顔の動きが戻ってきます。
しかし神経が再生するときに、神経の接続が多少もととは異なってしまい、
眼の周囲の筋肉につながる神経の一部が口元の筋肉につながり、
あるいはその反対もおこるので、眼を閉じようと思っても
、口元がいっしょに動いてしまったり、
口を動かすと眼もとじてしまうことが起こります。
この状態がときどき「顔面痙攣」と間違えられます。
しかしこの状態では、「顔面痙攣」とちがって、
自分が動かそうと思わない時に顔が動くことはありません。
かならず自分が顔のどこかを動かそうとした時に他の場所が動くので区別がつきます。

治療法は、先程も記載しましたが、手術かボツリヌス毒素治療になります。

手術療法は神経減圧術(微小血管減圧術)と呼ばれます。
脳の深部で神経に接触する血管を剥離して移動して、
神経への接触をのぞきます。手術は全身麻酔でおこないます。
通常手術の翌日午後には食事がとれるようになり、
2-3日以内に身の回りのことは自分でできるようになります。
1週間から10日後には退院できる場合がほとんどです。
「顔面痙攣」は血管の圧迫によって顔面神経が過敏になっていることが痙攣の原因ですが、
痙攣そのものは神経が過敏になることが原因でおこります。
ですから神経への血管の圧迫をのぞいてもすぐに痙攣がなおらないこともあり、
長い人では1年以上かかることもあります。


ボツリヌス毒素は食中毒の毒素です。
この毒素による食中毒では、
からだの筋肉が麻痺をして呼吸ができずに命にかかわります。
これを逆に利用したものがこのお薬です。
ボツリヌス毒素はかなり強い毒素になります。かなり少量でも致死量になります。
ボツリヌス毒素を非常に希釈して、お薬にしてあります。
これを顔の筋肉に注射をすると、顔の筋肉が麻痺をして、痙攣がおこりにくくなります。
根本治療ではなく対処療法になりますが、かなり症状が緩和される場合も多いのです。
1回注射をすれば3-4ヶ月は症状が楽になります。
入院が必要ない点が手術よりも利点です。


効果があるかどうか微妙な方法にはなりますが、
緊張すると症状が強くなるので、精神安定剤を飲むと、緊張しにくくなり、
多少痙攣が楽になる、という方もいます。
てんかんの薬(抗けいれん薬)の処方が教科書にも出ていますが、
あまり効果がない場合がほとんどです。
しかし、まれに一時的に効果があった、という方がいないわけではありません。


かなりまれな病気にはなりますが、
あまりにもずっと続くようなら念のためでも良いので相談してくださいね。

タニダ歯科医院のホームページはこちら:
西宮市・宝塚・三田・神戸市北区の歯科・歯医者ならタニダ歯科医院


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2019年5月16日


こんにちは、歯科医師の武田です。
「歯のホワイトニング」について数回にわけて
お話しさせていただいております。
どうぞよろしくお願いします。

◆  ホワイトニングの種類


歯本来の色を白くするホワイトニングには、
歯科医師歯科衛生士が施術を行うオフィスホワイトニングと、
自宅などでマウスピースを使い自分で行うホームホワイトニングがあります。

またこの両方を行う最も効果的とされるデュアルホワイトニングがあります。


◆  ホワイトニングの効果持続期間


一般的にはホームホワイトニングの場合は約1年、
オフィスホワイトニングの場合は3ヶ月~6ヶ月と
言われていますが、やはり個人差があります。

主に、毎日の歯磨きの回数や時間、飲食や喫煙の習慣、
施術後のケアなどによりホワイトニング効果の
持続期間は違ってきます。

また、歯科医院でのクリーニングやPMTCといった
「歯面清掃」を行っている場合は
ホワイトニング効果が長持ちしやすくなります。


◆  ホワイトニングの利点

① 自分の歯を削ったり、傷めたりすることなく白くすることができます。

② セラミックなどに比べて安価で白くすることができます。

③ 神経がない歯でも方法によっては白くすることが可能です。


◆  ホワイトニングの欠点

① セラミック、歯科用プラスチックなどの人工のものは
  白くすることができません。

② ホワイトニングの効果は永久ではないため白さを保つには、
   定期的なメンテナンスが必要です。

③ すでに知覚過敏の症状がある場合ホワイトニングで
  悪化することがあります。

④ 大部分は一時的なものですが、ホワイトニングによって知覚過敏、
  歯肉の熱感、粘膜の損傷、歯の痛みが生じることがまれにあります。

⑤ 歯の形や歯並びは変えることができません。

⑥  抗生物質による歯の変色は、白くなりにくい場合があります。

⑦  妊娠中や授乳中や、全身状態によってはホワイトニングが
  できない場合があります。

◆ ホワイトニングの目的


ホワイトニングの目的は「歯の色調をコントロールする」ことです。
歯の変色の原因は、「外因性着色」と「内因性変色」に分類されますが
現実の口腔内には双方が混在する状態です。

「歯面に付着した外因性着色」に対しては歯科医師または歯科衛生士による
 PMTC;Professional Mechanical Tooth Cleaning

そして「歯質に内在する内因性変色」に対しては
PCTC; Professional Chemical Tooth Cleaning
すなわちホワイトニング、この双方で着色・変色の大多数は改善できます。

ただし満足感を持続させるには「継続が不可欠」です。

改善された状態を永続することが理想ですが生存している限り
ホワイトニング後に起こる、
「リプラス:後戻り」
「生活習慣・食生活による歯面へのステイン付着」
「増齢とともに色調が濃くなる変化」
などの理由により経時的にくすんだ色調になります。

PMTC、PCTCともにメンテナンスフリーではなく
「専門家による定期的な反復」定期健診と「患者さん自身によるホームケア」の
継続が不可欠です。


今回の「いただきます」

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20190516takeda2.jpg

ホワイトニングを知ることで、ホワイトニングをしたいけど迷っておられる方の
サポートをしていきたいと考えております。
次回から徐々に詳しくお話していきます。

そして歯の白さ、美しさを保つには、
定期的なクリーニングがとても大切です。
ぜひタニダ歯科クリニックで定期健診を。
ご来院お待ちしております。

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2019年5月 9日


こんにちは、川村です。
少し暖かくなってきました。

歯を抜いてしまったり、抜けてしまったり・・・。
今使っている義歯が調整しても中々合わなかったり、壊れてしまったり。
義歯を作る時のシチュエーションは、いろいろあります。

ご覧の方の中には、義歯を作ったことのある方、
これから初めて義歯を作る方、いらっしゃると思います。
義歯を作っていく時に必ず説明される項目の1つに、
来院回数(期間)があります。
4回~5回かかりますよ、1か月半位かかりますよ、
とか言われた記憶ありませんか?

義歯は直ぐには製作できません。
義歯を作っていくにはいくつかの工程が必要になります。

<前段階>
●歯を抜いた直後は、抜いた後の傷口が治っていません。
歯肉が盛り上がってきてからの型どりになります。
治っていない状態で型どりをしてしまうと、
歯肉が治りきった時に形が変わっているので当たりが強くなったり、
隙間が空いたり、適合が悪くなることがあります。

<工程1(場合により2回)>
●型どり
歯医者で何か作る時(修復物、補綴物)に必ずすることがあります。
型を取ることです。
型を取って模型を作成しないと、製作することはできません。
義歯を作るのにも、もちろん型どりをします。
ただし、詰め物や被せ物を作る時の型どりとは、異なります。
歯肉、粘膜の型も取らなくてはいけません。
ですので、精密な型どりをする必要があります。
精密な型どりをする場合、工程が2回になります。
その場合は、個人専用のトレーを作製して、型どりします。
2回型どりする時、1回目と同じのことをしているように見えますが、
実は、型どりの器具が違っています。

<工程2>
●咬合(かみあわせ)
型どりをして、上と下の模型が出来上がりました。
ここで重要なのは、どこで噛んでるのか? になります。
上下的な位置(高さ)、左右的な位置を再現しなくてはいけません。
そこで、噛み合わせを取るための装置を使って噛み合わせを取ります。
噛み合わせがずれてしまうといけないので、慎重に取っていきます。
何回か、開けて~、噛んで~と、言いながら噛み合わせを採っていきます。

<工程3>
●試適
完成一歩手前の状態です。
実際に、金属のバネや人工の歯を並べてきます。
もし、噛み合わせがずれていたりすれば、
1つ前の工程に戻り再度かみあわせをとることもあります。
鏡をみてもらい、問題ないようであれば終わりです。
細かな微調整は、完成してきてから行います。

<工程4>
●完成
義歯が出来上がりました。
バネの強さや噛み合わせの高さなど、微調整をしていきます。


義歯の完成までの工程は以上です。
各工程の間は、技工所に出して、技工士さんに作製してもらいます。
ですので、製作期間などがかかり、義歯完成まで時間がかかります。


しかし、これで終わりではありません。
何回かの義歯調整が必要です。
実際に食事をして噛んでみると痛いところや
違和感がある所が出てくるかも知れません。
何回かの調整をしていき、使ってもらえる義歯にしていきます。
作った後も定期的に義歯のメインテナンス、調整をしていきます。

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