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2018年2月15日

こんにちは、歯科医師の池田です。

今回は「歯並び」について、
ご紹介させていただこうと思います。

歯並びが気になるという方は多いと思いますが、
歯並びも様々な分類に実はわ分けられています。


①叢生
歯並びが凸凹になったり重なり合ったりしている状態を言います。
あごの大きさに比べて歯が大きいことが主な原因です。
歯と歯が重なり合って歯ブラシが届きにくいため、
虫歯や歯周病になるリスクも高いと言われています。


②上顎前突(出っぱ)
上の前歯が強く前に傾斜していたり、
上あご(上顎骨)の歯全体が前に出ていたりする状態を言います。
俗称で「出っぱ」と言われています。
前歯の角度異常や、上あごの過成長、下あごの成長不足、
指しゃぶりなどの口腔習癖が主な原因と言われています。


③下顎前突(受け口)
下の歯が上の歯より前に出ている状態を言います。
俗称で「受け口」などと言われます。

奥歯に虫歯ができやすかったり、
「サ」行や「タ」行などの発音がしにくかったりする場合があります。


④開咬
奥歯は噛み合ってても、
前歯の上下は開いていて噛み合わない状態を言います。
前歯が開いているので、
前歯で物を噛み切ることができません。
子どものころからの指しゃぶりや舌を突き出す癖、
口呼吸などが原因ともなります。


20180215ikeda1.jpg

⑤過蓋咬合
上の歯と下の歯の重なりが深く、
下の前歯が見えないほど噛み込んでいる状態を言います。
深く噛み込んだ歯が歯肉を傷つけたり、
歯と歯が接触している部分に噛む力が多くかかり、
歯が摩耗しやすい不正咬合です。

20180215ikeda.jpg

⑥空隙歯列
あごの大きさに比べて、歯が小さかったり、
歯の数が少なかったりすることが原因で、
隙間が多くなっている歯並びを言います。
歯の隙間に食べ物が挟まったり、
前歯の隙間が目立つことに悩みを持っている方も多いです。


⑦正中離開
前歯の間に隙間がある、いわゆる「すきっ歯」のことを言います。
正中埋伏過剰歯(萌出することなく骨の中にとどまっている余分な歯)
が原因で起こる場合と、
上唇小帯(上唇の裏側にあるスジ)の発育異常による場合があります。


歯並びは遺伝的な要因もありますが、
それ以外にも悪習癖にも影響を受けることも多いです。

歯並びは、舌の押す力と唇の押す力により
キレイなアーチを作っていきますが、
悪習癖があると片方の力ばかりがかかってしまい
歯列不正を引き起こしてしまいます。


例えば、
口呼吸、指しゃぶり、舌突出などがあげられます。
子どもの時にこれらの悪習癖が原因で
歯列不正を引き起こしてしまうこともあります。
また矯正治療をしキレイな歯並びになっても
悪習癖が残っていれば、
歯列不正を引き起こしてしまうこともあります。


歯並び・かみ合わせの悪さは、
身体全体のバランスにも関係し、
頭痛・腰痛・肩こり・めまいなどを誘発する恐れがあります。

①虫歯や歯周病のリスク
歯と歯の間や歯と歯ぐきの隙間に
歯ブラシをきちんと当てることが難しく、
磨き残しを作ってしまいます。
時間が経つと磨き残しは、
"プラーク"(歯垢)とよばれる細菌のかたまりになり、
虫歯や歯周病の原因となります。


②発音障害
歯と歯の間に隙間があると、
空気が抜けて話しづらくなることがあります。
また、ガタガタの歯並びであると、
舌の動きが制限され、発音の悪さに影響がみられます。


③咀嚼障害
食べ物を前歯で噛み切ることや、
奥歯でしっかりと噛んで飲み込むことができません。
よく噛まずに飲み込むと、
消化を助ける"唾液"が出ません。
そうなると、食べ物のすべてを胃や腸で分解することになり、
消化器官に負担をかけてしまいます。
また、噛む回数が少ないと、脳の血流が悪くなり、
知能や運動機能の発達に影響が出るともいわれています。


④顎関節症
噛むときにあごにかかる力が均等に分散されず、
あごの関節への負担が大きくなり
顎関節症を引き起こすのリスクがあります。


歯並びは審美的な問題だけではなく、
身体に様々な影響をあたえます。


矯正治療は針金を歯にくっつけて
歯を動かしていくというイメージがあると思いますが、
針金は使わずマウスピースのような装置を使う矯正治療もあります。

歯を動かす方向や年齢や環境によって
装置は変わってくるため、
お気軽に相談をしてみてくださいね。


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