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2018年4月12日

こんにちは、歯科医師の川村です。

20180412kawamura.JPG


義歯(一般的には、入れ歯)は、
毎日、手入れをする必要があります。
部分的な義歯の場合、金属のバネがあるので、
そこの隙間からものが入り込んで、
つまりやすかったりします。
なので、食事が終わったらに外して、
軽く水洗いすることが必要です。

お湯につけてしまうと、
義歯のピンク色の部分が変形する可能性があるので避けて下さい。
ご自宅等で洗われる際に、
歯ブラシや洗浄剤を使って清掃する方もいると思います。
あまり歯ブラシ(固めの歯ブラシや普通の歯ブラシでも)で
強く擦ってしまうと、
義歯の表面に非常に細かい傷ができてしまい、
汚れや匂いの原因となることがあります。
柔らかいブラシで軽く洗って下さい。
歯磨材の中には、研磨剤が含まれていますので、
使用してしまうと、傷の原因となることがあります。
汚れが気になるようになりましたら、
市販の義歯洗浄剤を使って頂いても結構です。
毎日使う必要はないと思います。
汚れが気になったら使う感じで良いと思います。
義歯の材質にもよりますが、
一般的な義歯は、乾燥に弱いです。

外した後は、
水を入れた容器の中につけて保管しておいて下さい。
義歯は、メンテナンスが必要です。
定期的に、不具合がないかどうか見てもらいましょう。

義歯のメインテナンスがなぜ重要かを説明しましょう。
義歯はブリッジとかとは違って歯を削ってかぶせるものではありません。
歯肉の上にのせるものです。

それだけではもちろん安定しないので、歯にワイヤーで維持を求めます。
つまりブリッジは噛む力を歯で受け止めて、義歯(入れ歯)は噛む力を歯肉と歯にかけるワイヤーで維持している事になります。
体は痩せたり太ったりしますよね。
同じように口の中の歯肉も痩せることがあります。
というか時間が経過すると痩せるものと思って下さい。

歯肉が痩せると、義歯と歯肉の間にスキマができます。
そうすると噛む力を受け止めるのは、歯にかけたワイヤーだけになってしまいます。
噛む力は人によっては体重の半分くらいの力がかかると言われています。
簡単に言えば体重の半分くらいのおもりが歯にぶら下がっていると思って下さい。
いくら丈夫な歯でもこれではひとたまりもありません。

ほっておくと歯に揺れが出てきて抜歯ということにもなりかねません。
義歯と歯肉の間に隙間が出てきてもほとんどの場合は痛みが出ません。

目安としては、義歯の内面に物が詰まりやすくなったとか、義歯がすぐに外れやすくなったとかです。

では義歯と歯肉の間に隙間が出てきた場合の治療法を説明しましょう。
まずは新しい義歯を作成する。
義歯は樹脂でできているので長年使っていると、どうしても劣化します。
ケースによって差はありますが平均5~6年で劣化してくるという統計もあります。

もう一つは義歯の内面に減った分のみ樹脂を継ぎ足すという方法です。
これは慣れ親しんできた義歯をそのまま使えるという利点と、基本的に治療回数が(後の調整を除いて)
1回で済むという利点があります。
義歯を新しくするとどうしても4~5回の治療回数がかかります。

以上のように義歯のメインテナンスをするということは、すなわち残っている自分の歯を守ることであるということをご理解ください。

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