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2018年10月 4日

こんにちは、タニダ歯科医院の片山です。

今回のブログは形成不全について書きたいと思います。


20181004katayama1.JPG

20181004katayama.JPG

形成不全は、
歯の表面の組織のエナメル質に起こるものを
エナメル質形成不全といい、
歯のエナメル質の下の象牙質にできるとのを
象牙質形成不全といいます。
エナメル質形成不全には歯の基質の形成が障害され、
それに起因する異常を、
エナメル質減形成といいます。
また歯が作られる石灰化期に障害された結果起こる異常を、
エナメル質低石灰化といいます。
しかしながら、臨床的には障害の時期を明確に、
さらに遺伝性のエナメル質形成不全症もあり、
エナメル質減形成、エナメル質低石灰化、
エナメル質形成不全症を総じて、
エナメル質形成不全といいます。
エナメル質減形成には原因にはどのようなものがあるか、
種類を書いていきます。
エナメル質減形成は局所的な原因とものと、
全身的な原因によって起こるものがあります。
局所的なものの代表例としてあげられるものは、
乳歯にできた根尖病巣と呼ばれる病気の影響により、
根尖病巣の付近に代わりの永久歯があるために、
エナメル質が白く、形成不全されるものがあります。
これはターナー歯と呼ばれています。
全身的なエナメル質減形成の原因としては、
高熱によるもの、これは風疹などや、
インフルエンザでもなり得るものであります。
他には、先天性梅毒、遺伝や、
ビタミンの不足などがあります。
局所所的なエナメル質減形成とは違い、
全身的なエナメル質減形成は左右対称に現れます。
現れる形成不全の場所によって、
いつの時期に原因があったのかはある程度推測できます。
例えば、上の前歯の場合の先端から
3分の1に形成不全が起こっていれば、
出生後、3ヶ月から1年を過ぎるあたりまでの
影響が考えられます。
なぜならば上の前歯の場合は
出生後3ヶ月で石灰化されていくので、
そのように考えることができます。

次に乳歯の形成不全についてもまとめていきます。
【これについては小児歯科学雑誌の1990年、
28巻、3号を参考にさせていただいてます。】
乳歯の場合には石灰化の時期が胎内ということもあり、
栄養不足などを気にされるお母様がいらっしゃいますが、
文献の結果では関連性はみられなかったとのことです。
乳歯の形成不全に関してですが、
妊産婦のときのひどいつわりの薬や、
貧血の薬や、切迫流産の薬によって、
やや出やすい傾向にあるそうです。
小児期の形成不全の原因では突発性発疹や
風邪,肺炎などの熱性疾患,黄疸,腸重積,喘息などが
関連性があったそうです。
写真について説明させてください。
写真の歯は右上の6歳臼歯です。
この歯の石灰化の時期は出生児なので、
出生後すぐに何らかの影響があり、
形成不全を引き起こした可能性があります。
形成不全があってもしっかりと噛むことができれば
そのまま使っていただくこともあります。
前歯に出てくる可能性もありますが、
前歯の場合は、
審美的観点から被せ物や小さく修復することがあります。

もう1つの写真は、
先程書きましたターナー歯と呼ばれる歯です。

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