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2018年11月15日

こんにちは、歯科医師の重田です。


11月に入り、少し冷える日もあります。

ついに紅葉の季節ですね。

1日でも寒暖差があり、体調には十分お気をつけください。


ぼくは先日少し早めに紅葉を観に行ってきました!


20181115sigeta3.png


まだ見頃とはいきませんでしたが
十分に秋を感じることができました。

本日の歯のお話は、寒い季節になると苦労する方も多い、、、


そう、知覚過敏です。

水が冷たい!
風でも歯がしみる!

そんな症状が冬になるとよくあります。


みなさんもそんな経験はございませんか?


そもそも知覚過敏症とはなぜ生じるのか。
虫歯と知覚過敏ってどう違うのか。

その疑問を解決していきましょう。

①定義

むし歯とは関係なく、冷たい水が歯にしみたり、

歯ブラシで歯を磨いてるときに
その刺激で痛みを感じる症状がある状態を
知覚過敏症と呼びます。

当然、虫歯の場合も冷たい水などでしみたりしますので、
虫歯由来のものとの鑑別は重要になります、

②原因

痛みが生じる場所は、
歯茎がさがり歯の根が露出した部位が主になります。

歯根部分は歯の頭の部分にあるエナメル質よりもやわらかく、

表面には数多くの細い管の入り口があります。

その入り口に冷たい水、擦過刺激、
風などの刺激が入りこむと、
管の中にある液が移動し、

内部の歯髄神経を直接刺激し、痛みを生じます。

ですから、
歯の頭の部位よりも歯茎が下がった部位というのは、
知覚過敏症状が起きやすいです。


ここで、歯茎はなぜ下がるのか????


その原因は以下にあげられます。


a)歯周病の進行によるもの

b)ブラッシング圧が強すぎる

c)その歯の噛み合わせ異常

d)習慣的飲食物の過剰摂取

主にこの4つがあげられます。


そのため、知覚過敏症を防ぐにはこの原因を解決し、
歯茎が下がらないようにすることが必要となります。

ただし、これにはご自身でできるものと、
できないものがあります。


③対応

上記に挙げた原因の除去がまず必要です。

当然それぞれ異なるので、その人の原因が何かをつきとめ、

それに対して対処をしていきます。


ーー歯周病の進行に対してーー

歯周治療が必要になりますので、定期的に歯科を受診し、

歯石を取ってもらったり、
専門的なケアを受けることが重要です。

またホームケア(日頃のブラッシング)を正確に行うため、
各自に適したブラッシング方法の指導を

歯科衛生士より受ける必要があります。

ーーブラッシング圧に対してーー


力を入れすぎないように歯を磨く。

歯ブラシを大きく動かさないようにする。

歯茎が下がっている場合は、
歯の根元の汚れは他の部位と違い丁寧に汚れを取るように

清掃をする。

先ほどにもあった通り、
歯の頭の部分と根の部分では硬さが違います。

同じような力で磨いていると、
根の面がどんどんすり減っていく可能性がありますので、

根の面を清掃するときは
特に注意して磨くことが必要となります。

ーー噛み合わせの異常ーー

これは天然歯(治療をしていないご自身の歯)
でも起こりうることです。

例えば歯ぎしりをしている場合、
歯がすり減ってきて噛み合わせが徐々に変わってきます。

場合によっては、すり減るだけでなく
歯の一部が欠けてきたり、
ひどい場合は真っ二つに割れてしまうこともあるでしょう。

特に知覚過敏症で多いのは、
以下に示す図のように歯がかけてくる場合です。


20181115sigeta1.jpg


歯と歯茎の際あたりが欠けてしまっているのがおわかりですか?

これは噛み合わせの異常や過剰な咬合圧により生じるものです。


知覚過敏が生じるのはこの部位より起こることがほとんどです。

ーー習慣的飲料物に気をつけるーー

よく飲む飲み物、、、

みなさん一つぐらいはあるのではないでしょうか。

それがお酢であったり、コーラなどの炭酸飲料、
ワインや梅酒などのお酒ではないですか??

これらの飲み物は酸が強く、歯を溶かしてしまいます。

普通に適量飲むこと自体は問題ありませんが、
習慣的に、そして長時間かけて飲む場合は、

歯が頻繁かつ長時間の間、
酸にさらされてしまうため歯が溶けやすくなります。

対応としては少し控えるようにしたり、
何かで中和してあげると良いでしょう。


以上にあげたように知覚過敏は多くの人がかかえる悩みで、

様々な原因があります。

そして虫歯と症状が似ているため、ご自身で判断せず、
歯科医師の診断を必ず受けるようにしましょう。

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