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2018年12月13日

こんにちは、
タニダ歯科医院の歯科医師の片山です。


今回のブログは歯牙腫についてです。


20181206katayama.JPG


歯牙腫は虫歯や歯周病などとは違い、
患者様皆様が罹患する病気ではありません。
しかしながら、気をつけなければならない点もあり、
油断は出来ない病気です。

なぜ油断ならないか、
また、歯牙腫とはどういった病気なのかということを
簡単ではありますがまとめさせていただけたらと思います。
歯牙腫の歴史、種類からまとめさせていただきます。


歯牙腫は1867年にPoul Brocaという方によって
名付けられた病気です。
歯の組織の過剰な増殖、
つまり歯のエナメル質や象牙質、セメント質などが
どんどん増えてしまうできものみたいなものと想像してください。
皮膚に脂肪腫などいわゆるイボと呼ばれるものが出来ますが、
それが歯の組織で、
かつ、歯が萌出している顎骨に出来る腫瘍です。

歯牙腫はエナメル上皮歯牙腫、
複雑歯牙腫、集合歯牙腫に分けられましたが、
今現在、歯牙腫は
複雑歯牙腫と集合歯牙腫の2つに分けられてます。
複雑歯牙腫は、歯の組織であるエナメル質、
象牙質、セメント質と歯の中身である歯髄、
歯原上皮の混合したもので、
組織の分化が進んだものであります。

集合歯牙腫は、
歯の組織の形態分化の完成したものであります。
つまり、複雑歯牙腫は組織がある程度育ったものが
バラバラにはいっているものであります。
集合歯牙腫は、
歯の形、又は形に使い物が集まったものであります。
次に、歯牙腫の特徴についてまとめさせていただきます。
複雑歯牙腫も集合歯牙腫も共に、好発年齢は10歳代です。
19歳以下の発症か97パーセントにもなります。
しかし、できやすい場所は違います。
複雑歯牙腫の場合は下の小臼歯、大臼歯部、
つまり奥歯付近にできやすいです。
集合歯牙腫は上の前歯の顎骨に出来やすいです。
歯牙腫は時に、中耳、上顎洞、頬部などにも
稀に出来る事があるそうです。


歯牙腫の自覚症状について。
歯牙腫の自覚症状は歯の移動、歯が萌出してこない、
歯茎が腫れているなどがあります。
なので、矯正治療が必要か判断するときに
パノラマ写真を注意深く観察していかなければなりません。
歯が傾斜している時に歯牙腫が原因であること、
又は、歯が萌出してこない時には
歯のスペース不足とともに、歯牙腫も頭の片隅において、
診察しなくてはならないです。

まとめますと、
歯牙腫は若い子に出来るもので、
歯牙腫が原因で歯並びが悪くなったり、
歯がはえてこない事があります。
なので、注意していかなければならない病気です。
治療は顎骨などをできるだけ保存した、
保存的外科療法が選択されます。


参考書、医歯薬出版、口腔外科学

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