«  2019年5月  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2019年5月31日

こんにちは、歯科医師の久貝です。

さて、一日一日 気候の変化の多い日々です。
朝、晩の気温差が激しい日が続きますが、皆さん体調はいかがでしょうか?
お体を壊していませんか?

もう5月も下旬で、今年も もう半年が経ちますね。
あっっっ・・・・!!と、言う間に時間が過ぎて行きます。

そろそろ、学校へ通われている子供達が「学校歯科検診」の紙をもって
病院へやってくる季節ですね。

歯磨きを頑張った子も、ちょっとだけサボった子も
ホントに、一人ひとりの子供の顔と同じように
お口の中は人それぞれの様子を見せてくれます。

そして、虫歯があれば 虫歯処置、お口のお掃除、ブラッシング指導を行い、
最後に「フッ素塗布」を行い終了です。

この最後の「フッ素」ですが、皆さんフッ素って知っていますか?

今日はこの「フッ素」に関して少し説明していきたいと思います。


よく患者さんに聞かれるのは
「フッ素を塗ったら虫歯にならないんですよね?」
ですが・・・・

一応 言っておきます、「フッ素は魔法」のお薬ではありません。
あくまで「虫歯になりにくい」だけです。
歯の表面を覆っているエナメル質は水晶よりも硬いとされていますが、
酸の侵襲にはきわめて弱いという性質を持っています。

エナメル質の96%はハイドロキシアパタイト結晶といわれており、
これにフッ素が作用するとフルオロアパタイトに変わり、
このフルオロアパタイトは酸に強く、またハイドロキシアパタイトの結晶の欠落部分を補修するといわれています。

それでは単純に フッ素の濃度を上げたら良いのか?
となりますが、やはり薬には利点と、欠点というものがありす。

みなさん「斑状歯」って聞いた事ありますか?



確かにフッ素濃度を上げれば虫歯は減少しますが、
それに伴い、表面に「斑模様」を持つ歯、「斑状歯」が増加します。
斑状歯は別名「歯腐れ病」とも言われ、進行すると審美的に大きな問題があります。
また虫歯になった斑状歯はエナメル質が弱いため
治療が困難で抜歯を余儀なくされる場合も多いとのことです。

では、何故そんな危険のあるフッ素を使用しているのか?
それは正しい使用方法を守っていれば、
これ以上にない「虫歯予防」の方法・手段になり得るからです。

また、これによって歯医者さんに来る子供達の意識を変えたいからなのです。

今までの歯医者さんは「怖~~い」って感じでした。
それはあくまで「歯医者さんに行くと歯を削られる」と思っている、
つまりは「治療中心」のイメージが強いからなのです。

でもこれからは、「虫歯を作らない」、
つまりは「予防歯科」という概念に考え方をシフトしていくのです。

20190531kugai2.png

それによって、子供達自身の「削られて怖い」から、
「歯医者さんって怖くない!!むしろ楽しい!!」って考え方に変化できれば、
万々歳です。

わかりますか?
「治療」メインの歯科から ➡ 「予防」メインの歯科へ考え方が移るのです。

後は自宅でのセルフコントロールを、しっかりとして頂ければ問題なしです。

20190531kugai3.png

タニダ歯科へ来られている子供達なら、上の図は見たことありますよね?
「カイスの図」と言います。
虫歯になるのには、必ずリスクファクターが幾つかあります。
「歯質」、「ばい菌」、「糖分」、「時間」、
これら4つのファクターが全て集まった時に
初めてカリエスになります。

病院で使う「高濃度のフッ素」
自宅で使う「低濃度のフッ素」
それらは、正しく使用すれば有意義なモノですが、決して「魔法の薬」ではありません。あくまで「ケア」ありきのモノです。

お家でしっかりとケアを行い、虫歯を作らず、
また定期健診でタニダへ来て頂ければなぁ・・・と、思います。

歯医者は決して「怖い場所」ではありません。
タニダは 凄く「楽しい場所」ですよ♪


タニダ歯科医院のホームページはこちら:
西宮市・宝塚・三田・神戸市北区の歯科・歯医者ならタニダ歯科医院

2019年5月23日

こんにちは、歯科医師の池田です。

今回は「顔面痙攣」についてお話しようと思います。
疲れ目などでまぶたがぴくぴくする症状が出る方がいるとは思いますが、
似たような症状が出る病気になります。
「歯」ではないので関係ないように見えますが実は、
「顔面」のことなので歯科領域にも関係します。
もちろん治療する際には脳神経外科との連携が必要にはなります。


「顔面痙攣」は、片側顔面痙攣ともいいます。
顔の半分が自分の意思とは関係なく痙攣するもので、
ふつう目の周囲から始まりだんだん口元へと広がります。
最初のうちの症状は疲れなどでまぶたのぴくぴくする症状との区別が困難です。
徐々に進み、あごの下の筋肉も痙攣するようになります。
頻度は、最初は緊張したときなど時々だけですが、
徐々に痙攣している時間が長くなっていきます。
やがて一日中、ときには寝ていてもおこるようになることもあります。

20190523ikeda.jpg

病気自体は生命にかかわるものではないだけに、
放置してもまったく差し支えないものです。
しかし自分の意思とは関わりなく顔面が動きます。
また、片目をつぶってしまう、ということは実際上の不自由もあり、
機械の操作が不自由である、
あるいは運転のときに片目をつぶって事故をおこしそうになる、
といったことで困る方もいます。
したがって、ご本人が困っている場合には治療を考えるということになります。

脳の深部で顔面神経に血管が接触して圧迫することが原因で起こります。


治療法は基本的には2つあります。
1つは病気の原因である神経への血管の接触に対する根本治療である手術です。
もう1つは対症療法であるボツリヌス毒素治療です。

「顔面痙攣」の診断方法は、
症状が初期で眼の周囲だけにしか出ていないと、
疲れ目との区別はつかないこともあります。
また一日中症状が出ている場合でないと、
1回の診察では症状がつかまえられないこともあります。このような方の場合、
2回くらい外来で顔を診察しているとはっきり症状が出ることがあります。
症状が出やすい状態というのがあり、たとえば眼をぎゅーっとつぶってぱっと開くと、
まぶたの下に痙攣が誘発されます。
口元をいーと引き延ばすような顔をすると、まぶたの下に痙攣が出るのも、
この病気の特徴です。


診断の補助として、顔面の筋電図をとることもあります。
非常にまれですが、神経への圧迫が血管ではなく、動脈瘤や脳腫瘍ということがあり、
こういったことではないかは確認する必要があります。
また手術治療を考える場合は、神経への圧迫がどの血管か、
どのように圧迫しているかも検査の必要があります。
これらの情報は、MRI検査でわかります。


「顔面痙攣」と似たような症状が出る病気もあります。

「眼瞼痙攣」は、
両側の目が強いまばたきをくりかえして閉じてしまうという症状をしめす病気です。
名前からは目の病気のようですが、くちもとが引きつる、もごもごする、
という症状も伴ってくることが多いのです。
「メイジュ症候群」という別名もあります。
よく「顔面痙攣」とまちがえられますが、
「顔面痙攣」では両側に症状がおこることは非常にまれで0.5%以下です。

「顔面痙攣」とちがって「眼瞼痙攣」の原因はまだよくわかっていません。
まれに、抗うつ剤やパーキンソン病のお薬の副作用でおこることもあります。


「顔面神経麻痺」(ベル麻痺やハント症候群など)という、
顔が突然麻痺をしてしまう病気があります。
病気が回復してくるときに顔面神経が再生して、顔の動きが戻ってきます。
しかし神経が再生するときに、神経の接続が多少もととは異なってしまい、
眼の周囲の筋肉につながる神経の一部が口元の筋肉につながり、
あるいはその反対もおこるので、眼を閉じようと思っても
、口元がいっしょに動いてしまったり、
口を動かすと眼もとじてしまうことが起こります。
この状態がときどき「顔面痙攣」と間違えられます。
しかしこの状態では、「顔面痙攣」とちがって、
自分が動かそうと思わない時に顔が動くことはありません。
かならず自分が顔のどこかを動かそうとした時に他の場所が動くので区別がつきます。

治療法は、先程も記載しましたが、手術かボツリヌス毒素治療になります。

手術療法は神経減圧術(微小血管減圧術)と呼ばれます。
脳の深部で神経に接触する血管を剥離して移動して、
神経への接触をのぞきます。手術は全身麻酔でおこないます。
通常手術の翌日午後には食事がとれるようになり、
2-3日以内に身の回りのことは自分でできるようになります。
1週間から10日後には退院できる場合がほとんどです。
「顔面痙攣」は血管の圧迫によって顔面神経が過敏になっていることが痙攣の原因ですが、
痙攣そのものは神経が過敏になることが原因でおこります。
ですから神経への血管の圧迫をのぞいてもすぐに痙攣がなおらないこともあり、
長い人では1年以上かかることもあります。


ボツリヌス毒素は食中毒の毒素です。
この毒素による食中毒では、
からだの筋肉が麻痺をして呼吸ができずに命にかかわります。
これを逆に利用したものがこのお薬です。
ボツリヌス毒素はかなり強い毒素になります。かなり少量でも致死量になります。
ボツリヌス毒素を非常に希釈して、お薬にしてあります。
これを顔の筋肉に注射をすると、顔の筋肉が麻痺をして、痙攣がおこりにくくなります。
根本治療ではなく対処療法になりますが、かなり症状が緩和される場合も多いのです。
1回注射をすれば3-4ヶ月は症状が楽になります。
入院が必要ない点が手術よりも利点です。


効果があるかどうか微妙な方法にはなりますが、
緊張すると症状が強くなるので、精神安定剤を飲むと、緊張しにくくなり、
多少痙攣が楽になる、という方もいます。
てんかんの薬(抗けいれん薬)の処方が教科書にも出ていますが、
あまり効果がない場合がほとんどです。
しかし、まれに一時的に効果があった、という方がいないわけではありません。


かなりまれな病気にはなりますが、
あまりにもずっと続くようなら念のためでも良いので相談してくださいね。

タニダ歯科医院のホームページはこちら:
西宮市・宝塚・三田・神戸市北区の歯科・歯医者ならタニダ歯科医院


タニダ歯科医院のホームページはこちら:
西宮市・宝塚・三田・神戸市北区の歯科・歯医者ならタニダ歯科医院

2019年5月16日


こんにちは、歯科医師の武田です。
「歯のホワイトニング」について数回にわけて
お話しさせていただいております。
どうぞよろしくお願いします。

◆  ホワイトニングの種類


歯本来の色を白くするホワイトニングには、
歯科医師歯科衛生士が施術を行うオフィスホワイトニングと、
自宅などでマウスピースを使い自分で行うホームホワイトニングがあります。

またこの両方を行う最も効果的とされるデュアルホワイトニングがあります。


◆  ホワイトニングの効果持続期間


一般的にはホームホワイトニングの場合は約1年、
オフィスホワイトニングの場合は3ヶ月~6ヶ月と
言われていますが、やはり個人差があります。

主に、毎日の歯磨きの回数や時間、飲食や喫煙の習慣、
施術後のケアなどによりホワイトニング効果の
持続期間は違ってきます。

また、歯科医院でのクリーニングやPMTCといった
「歯面清掃」を行っている場合は
ホワイトニング効果が長持ちしやすくなります。


◆  ホワイトニングの利点

① 自分の歯を削ったり、傷めたりすることなく白くすることができます。

② セラミックなどに比べて安価で白くすることができます。

③ 神経がない歯でも方法によっては白くすることが可能です。


◆  ホワイトニングの欠点

① セラミック、歯科用プラスチックなどの人工のものは
  白くすることができません。

② ホワイトニングの効果は永久ではないため白さを保つには、
   定期的なメンテナンスが必要です。

③ すでに知覚過敏の症状がある場合ホワイトニングで
  悪化することがあります。

④ 大部分は一時的なものですが、ホワイトニングによって知覚過敏、
  歯肉の熱感、粘膜の損傷、歯の痛みが生じることがまれにあります。

⑤ 歯の形や歯並びは変えることができません。

⑥  抗生物質による歯の変色は、白くなりにくい場合があります。

⑦  妊娠中や授乳中や、全身状態によってはホワイトニングが
  できない場合があります。

◆ ホワイトニングの目的


ホワイトニングの目的は「歯の色調をコントロールする」ことです。
歯の変色の原因は、「外因性着色」と「内因性変色」に分類されますが
現実の口腔内には双方が混在する状態です。

「歯面に付着した外因性着色」に対しては歯科医師または歯科衛生士による
 PMTC;Professional Mechanical Tooth Cleaning

そして「歯質に内在する内因性変色」に対しては
PCTC; Professional Chemical Tooth Cleaning
すなわちホワイトニング、この双方で着色・変色の大多数は改善できます。

ただし満足感を持続させるには「継続が不可欠」です。

改善された状態を永続することが理想ですが生存している限り
ホワイトニング後に起こる、
「リプラス:後戻り」
「生活習慣・食生活による歯面へのステイン付着」
「増齢とともに色調が濃くなる変化」
などの理由により経時的にくすんだ色調になります。

PMTC、PCTCともにメンテナンスフリーではなく
「専門家による定期的な反復」定期健診と「患者さん自身によるホームケア」の
継続が不可欠です。


今回の「いただきます」

20190516takeda1.jpg

20190516takeda2.jpg

ホワイトニングを知ることで、ホワイトニングをしたいけど迷っておられる方の
サポートをしていきたいと考えております。
次回から徐々に詳しくお話していきます。

そして歯の白さ、美しさを保つには、
定期的なクリーニングがとても大切です。
ぜひタニダ歯科クリニックで定期健診を。
ご来院お待ちしております。

タニダ歯科医院のホームページはこちら:
西宮市・宝塚・三田・神戸市北区の歯科・歯医者ならタニダ歯科医院


タニダ歯科医院のホームページはこちら:
西宮市・宝塚・三田・神戸市北区の歯科・歯医者ならタニダ歯科医院

2019年5月 9日


こんにちは、川村です。
少し暖かくなってきました。

歯を抜いてしまったり、抜けてしまったり・・・。
今使っている義歯が調整しても中々合わなかったり、壊れてしまったり。
義歯を作る時のシチュエーションは、いろいろあります。

ご覧の方の中には、義歯を作ったことのある方、
これから初めて義歯を作る方、いらっしゃると思います。
義歯を作っていく時に必ず説明される項目の1つに、
来院回数(期間)があります。
4回~5回かかりますよ、1か月半位かかりますよ、
とか言われた記憶ありませんか?

義歯は直ぐには製作できません。
義歯を作っていくにはいくつかの工程が必要になります。

<前段階>
●歯を抜いた直後は、抜いた後の傷口が治っていません。
歯肉が盛り上がってきてからの型どりになります。
治っていない状態で型どりをしてしまうと、
歯肉が治りきった時に形が変わっているので当たりが強くなったり、
隙間が空いたり、適合が悪くなることがあります。

<工程1(場合により2回)>
●型どり
歯医者で何か作る時(修復物、補綴物)に必ずすることがあります。
型を取ることです。
型を取って模型を作成しないと、製作することはできません。
義歯を作るのにも、もちろん型どりをします。
ただし、詰め物や被せ物を作る時の型どりとは、異なります。
歯肉、粘膜の型も取らなくてはいけません。
ですので、精密な型どりをする必要があります。
精密な型どりをする場合、工程が2回になります。
その場合は、個人専用のトレーを作製して、型どりします。
2回型どりする時、1回目と同じのことをしているように見えますが、
実は、型どりの器具が違っています。

<工程2>
●咬合(かみあわせ)
型どりをして、上と下の模型が出来上がりました。
ここで重要なのは、どこで噛んでるのか? になります。
上下的な位置(高さ)、左右的な位置を再現しなくてはいけません。
そこで、噛み合わせを取るための装置を使って噛み合わせを取ります。
噛み合わせがずれてしまうといけないので、慎重に取っていきます。
何回か、開けて~、噛んで~と、言いながら噛み合わせを採っていきます。

<工程3>
●試適
完成一歩手前の状態です。
実際に、金属のバネや人工の歯を並べてきます。
もし、噛み合わせがずれていたりすれば、
1つ前の工程に戻り再度かみあわせをとることもあります。
鏡をみてもらい、問題ないようであれば終わりです。
細かな微調整は、完成してきてから行います。

<工程4>
●完成
義歯が出来上がりました。
バネの強さや噛み合わせの高さなど、微調整をしていきます。


義歯の完成までの工程は以上です。
各工程の間は、技工所に出して、技工士さんに作製してもらいます。
ですので、製作期間などがかかり、義歯完成まで時間がかかります。


しかし、これで終わりではありません。
何回かの義歯調整が必要です。
実際に食事をして噛んでみると痛いところや
違和感がある所が出てくるかも知れません。
何回かの調整をしていき、使ってもらえる義歯にしていきます。
作った後も定期的に義歯のメインテナンス、調整をしていきます。

20190509kawamura1.jpg

タニダ歯科医院のホームページはこちら:
西宮市・宝塚・三田・神戸市北区の歯科・歯医者ならタニダ歯科医院


タニダ歯科医院のホームページはこちら:
西宮市・宝塚・三田・神戸市北区の歯科・歯医者ならタニダ歯科医院

« 2019年4月 | メイン | 2019年6月 »

Categories

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
タニダ歯科医院

医療法人社団
タニダ歯科医院

当院の勤務医が書いているブログです。笑顔になれる内容がいっぱいで、当院をもっと身近に感じることができます

院長ブログ

新スタッフブログ