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2020年2月13日

こんにちは、歯科医師の川村です。
今回は、虫歯の処置についてです。

虫歯の処置っていっても進行具合により、治療方法が変わってきます。
(歯髄が保存できる場合)
また、歯の種類や部位により修復する材料が異なってくる場合があります。

虫歯になったときに歯の形を修復する材料には、レジン(プラスチックのような
もの)と金属があります。
もし、前歯が虫歯になったとき使う材料はどれでしょうか? 
基本的に金属は見た目の問題で使えないので、レジンを選択します。
奥歯の場合、虫歯の場所・大きさ・深さにより金属を選択したり、
レジンを選択したりします。
特に歯と歯の間に虫歯があったときは、強度的な問題から金属修復
(一部レジンのつめものを選択することもあるが、強度的に劣る)
を選択することが多いです。

手順としては、先ず虫歯の除去です。
虫歯を取るとき、主に3種類の器具機械を使うことが多いです。
機械で取ることもありますし、手用の器具を用いて虫歯をとることもあります。

20200214 kawamura 1.jpg
20200214 kawamura 2.jpg

虫歯を取り終わったら形を整えます。この時点で修復する材料が決定します。
金属修復をする場合、形に条件があります。
それは、歯の咬む面から見て先細りにしないといけないということです。
直接口腔内で修復するわけではなく、技工所で金属の修復物を作り、口腔内に入れます。咬む面から見てハの字の状態になっていると、金属の修復物が先の方まで出来ません。(模型から外せなくなるため)

形を整えたら、レジンの場合は直接口腔内で修復していきます。
金属修復の場合は型取りをして後日金属のつめものを入れるようになります。
金属のつめものの作り方は以前に書いたと思うので、レジンでの直し方について
軽く説明したいと思います。

①前準備
基本的に水分が付着、混入してしまうと、レジンの性質が悪くなってしまいます。
歯の周りにロールワッテを置いたりして、水分が修復面に入らないようにします。
「口を開けたままにしてください」と言われた覚えのある方もいらっしゃると思
います。
口を閉じてしまうと修復面に唾液が混入してしまい、操作がやり直しになります。
なので、もちろんうがいも出来ません。

②表面処理
歯とレジンは別の性質の物になります。何もしないで接着することはありません。
必ず表面処理をすることになります。表面処理剤を歯の修復面に塗布し、
乾燥させて光で固めます。

③レジンを流し込む
修復面にレジンを流し込みます。底の方からゆっくりとレジンを流し込みます。
歯と歯の間にレジンを流し込む際には、隣の歯とくっつかないように、
仕切りを入れてからレジンを流し込むこともあります。
流し終われば、光で固めます。

④形態修正
最後に形を整えます。かみ合わせを確認にして、高ければ修正します。

レジンの材料は、基本的には歯に接着しません。
表面処理をして歯に貼り合わせているような感じになります。
なので、かみ合わせの所だったり、力がかかるところでは外れることもあります。
その場合は、再度レジンをつめたり、金属修復に変えたりします。

簡単ですが、虫歯の治し方について書かせて頂きました。
虫歯は、早期発見・早期治療がベストです。
定期的な健診をお勧めいたします。

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