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2020年5月28日

こんにちは、歯科医師の豊原です。
ようやく緊急事態宣言が全国規模で解除されましたね!
ほぼ全ての方が初めての自粛生活ということで、当初はどうなるかと思いましたが、
日本人の生真面目さが功を奏してなんとか解除に至り、本当に良かったと思います。
しかし、このウイルスに対する治療法もまだ確立されていなければ、
ワクチンもまだ出来ていないわけで、引き続き、
気を引き締めての生活を心がけて参りましょう。


さて、今日は滅菌や消毒について書きたいと思います。
今回のコロナウイルスについては高濃度アルコール消毒が有効との事ですが、
そもそも消毒とはどういうことなのでしょうか?
消毒とは、対象から細菌芽胞を除くすべて、
または多数の病原微生物を除去することをいい、
必ずしも微生物をすべて殺滅するものではありません。
消毒の方法としましては、物理的消毒法と化学的消毒法があります。
物理的消毒法は、消毒剤を使用しないで微生物を殺滅する方法で、
熱による消毒法と紫外線による消毒法があります。
熱による消毒法は乾燥した熱(乾熱)では160°C以上、
湿った熱(湿熱)では80°C10分間の処理で芽胞以外の一般細菌を
感染可能な水準以下に死滅 または不活化することができます。
紫外線による消毒法は紫外線が当たる表面のみの効果しか得られません。
化学的消毒法は、消毒剤を使用した消毒方法で、
熱が使用できない場合の消毒に適します。適当な熱消毒の設備がない場合や、
生体および環境、非耐熱性の医療器具などが対象となります。
しかし、必要な消毒レベルによって消毒剤を使い分ける必要があります。
高水準の消毒剤としては、グルタールアルデヒド(2%以上)やステリハイド、
過酢酸製剤(0.3%以上)などがあります。
これらは、多数の細菌芽胞を除くすべての微生物を殺滅することができ、
長時間の接触では真菌および芽胞などあらゆる微生物を殺滅することができます。
中水準の消毒剤としては、次亜塩素酸ナトリウム、消毒用エタノール、
消毒用アルコール、ポビドンヨードやイソジンなどがあります。
これらは、結核菌、栄養型細菌、ほとんどのウイルスとほとんどの真菌を不活化します。最後に低水準の消毒剤としては、第4級アンモニウム、オスバン、ヂアミトール、
グルコン酸クロルヘキシジン、ヒビテン、両性界面活性剤などがあります。
これらは、ほとんどの細菌、数種のウイルス、数種の真菌を死滅させることができます。化学的消毒剤にはそれぞれ長所と短所があるため、
特に短所を考慮した上で安全に使用する必要があります。
これに対し、滅菌とは、微生物をすべて完全に除去、あるいは殺滅することをいい、高圧蒸気滅菌や酸化エチレンガス滅菌、プラズマ滅菌などがあります。
したがって、消毒よりも上のレベルということになります。
新型コロナウイルスに際して、一般の方々にも消毒の概念が広まりつつありますが、
正しく理解し利用すると、コロナ以外の一般生活にも非常に役に立ちますので、
身近なものから皆さんも調べてみてくださいね。

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