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2020年6月 4日


こんにちは。
訪問担当歯科医師の岩本です。

今回は
口腔保湿剤について
お伝えしたいと思います。

20200604 iwamoto1.jpg

何らかの原因により、
唾液の分泌量が低下して起こる
口腔乾燥症(ドライマウス)は、
「口の中の粘つき」
「ピリピリした感じ」
「飲み込みにくい」
「味がわからない」
「しゃべりにくい」
など、様々な症状を起こします。

それらのつらい症状を緩和するために
使用されるのが、口腔保湿剤です。

たくさんのメーカーから
多種多様の商品が
市販されており、
それぞれに特徴があります。

高い効果を得るためには、
使用されるかたの状態に応じたものを
選ぶことが重要です。


口腔保湿剤を選ぶ際の
チェックポイントを以下にあげます。


1.刺激唾液の分泌量
   
  口腔保湿剤のpHは
  商品ごとに異なります。
  pHの低い保湿剤の刺激によって
  刺激唾液が分泌される場合は、
  緩衝能によってpHは
  中性に戻りますし、
  口の中は潤います。
   
  ですが刺激唾液が
  あまり出ない場合は、
  口腔内が酸性のままに
  なってしまいますので、
  低pH商品の使用は
  避けたほうが良いでしょう。


2.唾液の性状
   
  「口が粘つく」
  という方の場合は、 
  粘性が高い保湿剤を使用すると
  さらに粘つきが
  強くなったと感じられます。
   
  そのような場合は、
  粘性の低い、
  サラサラしたもののほうが
  使用感が良いと思われます。


3.乾燥を感じる時間帯 
   
  夜間に乾燥感が強い場合は、 
  保湿効果の持続時間が長い
  ジェルタイプのものがお勧めです。


4.「しみる」症状の有無
   
  口腔粘膜や舌がしみる方の場合は、
  刺激が少ないタイプの
  保湿剤が適しています。


5.全身状態
   
  嚥下障害がある場合、
  粘性が低いサラサラの保湿剤は
  咽頭に流れやすいため
  誤嚥のリスクが生じます。

  また、手指の不自由な方が
  ご自身で使用される場合は、
  蓋が開けにくかったり、
  スプレーボタンが押せなかったり
  することもありますので、
  そのあたりも
  考える必要があります。


6.味の嗜好性
   
  商品によっては
  レモン味、リンゴ味など
  香料や甘味料が
  入っているものがあります。
   
  好き嫌いが
  分かれるところですので、
  いくつか試してみて、
  好みのものを選ぶと良いでしょう。


よろしければ
参考になさってみてください。

   
   
   
   
   


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