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2020年8月20日

こんにちは、歯科医師の豊原です。
毎日ものすごい猛暑が続きますが、皆さま体調などは崩していらっしゃいませんか?
こんなにも暑い日が続くと、さすがに身体にも悪影響が出やすくなります。
まずはしっかり水分と塩分を補給して、なるべく日中は直射日光が当たらないよう、
お身体を休めてあげてください。
今回は含嗽薬について書きたいと思います。
すっかり、大阪の吉村知事のお蔭で有名になったイソジンガーグルですが、
ひと昔前までは歯科でよく処方されていました。
イソジンには消毒殺菌効果があるため、抜歯後などの消毒でかつては
含嗽薬として処方されることが多かったのですが、今は保険適用の審査が厳しくなり、
歯科で処方されることが少なくなりました。
そのイソジンガーグル(ポビドンヨード含嗽液)ですが、
一般に流通しているものは7%液で、
1mL中に有効成分のポビドンヨードを70mg(有効ヨウ素として7mg)を含んでいます。
添加物として、エタノールがあるため、
含嗽した時に若干ヒリヒリ感があるのが特徴です。
黒茶褐色の液体で、白い服などに着くとお洗濯してもなかなか取れず、
シミとして残ってしまいますので、
イソジンガーグルでうがいなさる時はくれぐれもお気をつけください。
ちなみにこの黒茶褐色のシミはハイポアルコール液で
嘘のように綺麗に取ることができます。
ヨウ素に対して過敏症の既往歴がある方や甲状腺機能に異常のある方、
まだ甲状腺が成長過程のお子様はイソジンガーグルの使用をお控え下さい。
イソジンガーグルは15〜30倍(2〜4mLを約60mLの水)に希釈し、
1日数回含嗽しますが、これが30倍希釈といっても結構濃く感じ、
なかなか長時間口に含んでいられない方が多いと思います。
しかし、イソジンガーグルは薄めると効果は低下し、
また時間が短すぎても効果が発揮されません。
なので、イソジンガーグルで適切にうがいをしたけれど、口内刺激が強く感じたり、
その他不快感、口内のあれ、口腔粘膜びらん、口腔内灼熱感が起こるようなら、
使用をお控えいただく方がいいと思います。
また、あらかじめ沢山の量を希釈して保管して
ご使用になられる方がいらっしゃいますが、
その都度希釈しないと効果が薄れますので、お気をつけください。
イソジンガーグルは細菌にもウイルスにも殺菌・殺ウイルス効果があり、
たとえば、単純ヘルペスウイルスやコクサッキーウイルス、インフルエンザウイルス、HIVなどにもそれぞれの希釈濃度を満たせば効果が得られます。
しかし、中には結構高濃度でしかも1分以上口腔内に含んでおかないといけないものもあります。
1分はとても長いので、目安としては10秒を
三回くらいと考えていただければと思います。
イソジンガーグルのヒリヒリ感が苦手な方には、
ハチアズレ含嗽薬をおすすめしますが、こちらは喉が痛いとか口内炎が痛いとか、
元々ある炎症に対して抗炎症作用、ヒスタミン遊離抑制作用、上皮形成促進作用があり、口腔内のあれ・痛み・はれを和らげる効能のため、
殺菌効果が得られるわけではありません。
20200821toyohara1.jpeg

いずれにしても、手洗い・うがいは病気予防の基本中の基本なので、
水うがいでも構いません。しっかりしていきましょうね。

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