掲載日: 2026/01/22
こんにちは。
訪問歯科医師阿部です。
皆さん、「口唇ヘルペス」をご存じですか?
今回は、意外と経験者の多い「口唇ヘルペス」についてお話したいと思います。
●口唇ヘルペスとは?
単純ヘルペスウィルスが原因でくちびるやその周りにできる
小さな水ぶくれのことで、風邪などで具合の悪いときや
ストレスが溜まって疲れているときなど、体が弱っているときに
できやすいため、通称「熱の華」「風邪の華」とも言われます。
成人の半数以上の人が、子供のうちに感染しているといわれています。
感染力が強いため、ウイルスを持った人との接触や、ウイルスの付いた食器や
タオルを使うことでも感染します。また、一度感染するとその後ずっと
体内に潜伏して、免疫力が落ちた時などに繰り返し発症します。

●どんな症状?
約半数の人で、水ぶくれができる前に、くちびるやその周りに軽いかゆみや
違和感(ピリピリ、チクチクした感じ)が現れます。
やがて赤く腫れてきて、その部位に小さな水ぶくれが寄せ集まってできてきます。
水ぶくれはただれのようになることもありますが、通常はかさぶたになり、
1~2週間で治っていきます。よく起こる部位はくちびるですが、
鼻の周りや頬などにできることもあります。
時に頻繁に(年に数回など)再発することがあります。
●対処・予防法は?
初めて発症したときは、自己判断をせずに医療機関(皮膚科、内科、歯科など)を受診しましょう。
特に初めての発症の際には、症状が重症になることがあります。
口唇ヘルペスの治療には、抗ウイルス薬とよばれる種類の外用薬(塗り薬)や
内服薬などが用いられます。
抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑制し、症状を抑えるのに役立ちます。
症状が現れたらできるだけ速い段階で治療を開始するのが望ましいです。
また、抗ウイルス薬には、過去に口唇ヘルペスの診断を受けたことがある人が、
再発時に限って使うことのできる市販薬もあります。
ちなみに、一般的な口内炎(アフタ性口内炎)の治療によく用いられる
ステロイド軟膏は、免疫を抑える作用があるので、かえって症状を悪化させる恐れがあります。
また、口唇ヘルペスの水ぶくれの中にはたくさんのウイルスが詰まっているので
患部を触ったり破ったりしないように気を付けましょう。
患部に触れたときには手を洗いましょう。
ストレスや発熱、風邪、過労、日焼けなどで体力や抵抗力が下がった時に
再発することが多いため、日頃から適切に休養を取り、規則正しい生活、
バランスの良い食生活を心がけることが予防につながります。

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