骨粗鬆症関連の薬について

タニダ歯科医院ブログ

 

西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

骨粗鬆症関連の薬について

こんにちは。歯科医師の法貴です。

今年は梅雨入りが早く毎日天気予報が傘マークで憂鬱な毎日でしたが、

もうすぐオリンピックも始まります。

新型コロナウイルスの猛威はまだ収まることがなく

無観客での開催となりますが、テレビの前から応援したいと思います。

 

 骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(ARONJ)や

薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)という疾患名を

聞いたことがある方も多いと思います。

しかしながら、実際にどのような方がARONJMRONJを発症しやすいのか、

どのような薬を飲んでいるとリスクが

高くなるのかについて説明していきたいと思います。

 まず初めにBRONJDRONJ

ARONJならびにMRONJと何故呼び名がたくさんあるのかと言う事です。

ビスホスホネート製剤を使用する患者でBP製剤関連顎骨壊死の発症が

報告されこれをBRONJと呼んでいます。

次に抗RANKL抗体製剤であるデノスマブを使用する患者で

デノスマブ関連顎骨壊死が相次いで報告されこれをDRONJと呼んでいます。

そして、BRONJDRONJを惹起する薬剤であるBP製剤とデノスマブは

共に骨吸収抑制薬に分類されることから、

これらをあわせてARONJと呼ばれるようになりました。

その後、骨吸収抑制薬や血管新生抑制薬を含めたさまざまな薬剤が

顎骨壊死を惹起する可能性が報告されている為、

これらを総称してMRONJと呼ぶようになりました。

 MRONJを引き起こす薬にはどのようなものがあるのか?

現在科学的根拠を持って顎骨壊死を引き起こすとが

はっきりとわかっている薬剤は、BP製剤とデノスマブの2種類だけです。

具体的には薬剤は下記の画像を参照して頂ければと思います。

またMRONJに類似した疾患を引き起こす可能性がある薬剤として、

チロシンキナーゼ阻害薬、

モノクローナル抗体製剤(血管新生抑制薬、抗スクレロスチン抗体製剤、

CD20抗体製剤、並びに抗TNF−α抗体製剤など)、

m TOR阻害薬、融合タンパク質、免疫抑制剤(メトトレキサート、ステロイド製剤)

という薬剤が報告されています。

 

次回は発生頻度や症状について書きたいと思います。

お口の中で気になる事があればタニダ歯科医院までご相談下さい。

 

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