噛むことの大切さ

タニダ歯科医院ブログ

西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

噛むことの大切さ

明けましておめでとう御座います、
豊原です。
皆さま、2022年をどのように
お迎えになられましたか?
この冬は冬季オリンピックがあり、
今から楽しみですね!
本年もタニダ歯科を
どうぞよろしくお願い致します。

 さて、今回は噛むことの
大切さについて書きたいと思います。
よく噛むことは、
食べ物の消化を助けたり、
脳を刺激して発達を促したり、
病気の予防をしたり、
様々な効果をもたらします。
具体的にみていくと、
以下の効能が挙げられます。

①肥満防止
ゆっくりよく噛んで食べることで、
食べ過ぎを防ぎ、肥満防止につながります。
②味覚の発達
食べ物の形や固さを感じることができ、
味がよくわかるようになるなど
味覚が発達します。

③言葉の発達
口の周りの筋肉をよく使うことで、
あごの発達を助け、
表情が豊かになったり、
言葉の発音がきれいになったりします。

④脳の発達
脳に流れる血液の量が増えるので、
子供は脳が発達し、大人は
物忘れを予防することができます。

⑤歯の病気予防
よく噛むと、唾液がたくさん出ます。
唾液には食べ物のカスや細菌を
洗い流す作用もあり、むし歯や
歯肉炎の予防につながります。

⑥ガンの予防
唾液に含まれる
ペルオキシダーセという酵素が、
食品の発ガン性を抑えるので、
ガンの予防につながります。

⑦胃腸快調
消化を助け、食べ過ぎを防ぎます。
また胃腸の働きを活発にします。

 よく噛んで食べるためには、
急いで食べず、ゆっくりと味わって
食べましょう。
食べ物によって噛みごたえは違います。
噛みごたえのある食べ物は、
ひと口30回を目安によく噛んで
食べましょう。
十分噛まないうちに飲み物で
流しこんでしまう人がいますが、
飲み物で流し込んでしまうと、
食べたものが細かくならないうちに
胃に送られてしまうので
消化によくありません。
よく噛むと、食べ物が細かくなり、
自然に飲みこめるようになります。

 大臼歯は、ほとんどの
哺乳類において歯列の一番後方
(人間では小臼歯の後ろ)にある
臼の形をした歯です。
通常、食物を噛み砕き、
すりつぶす用途で使われます。
ヒトでは、永久歯は合わせて28本、
親知らずを入れて32本ありますが、
上下左右の大臼歯2本ずつ(計8本)を
失うと、残りが20本となります。
予防歯科学の研究でも、
20本以上歯があるとたいていのものを
噛むことができ、食生活を不自由なく
送れることがわかっていますが、
歯が19本以下になると、
噛めなくなるものの割合が
一気に高くなり、食生活に
不自由をきたす人の数が多くなります。
また、歯が19本以下の人は、
歯が20本以上ある人と比べて、
たんぱく質、ミネラル類、ビタミン類、
食物繊維の摂取量が少なく、
炭水化物の摂取が多くなることから、
摂取する栄養素に偏りが出てきます。
そのため、歯が19本以下の人は、
20本以上ある人に比べて健康維持に
必要な栄養素が不足して、
病気に罹患する割合が高くなることが
わかっています。奥歯を失うと、
噛み砕く能力が大きく低下し、
食べ物を細かくすりつぶすことが
できなくなります。ちゃんと噛めず
食べ物を飲み込むことになり、
結果的に消化器官に過度な負担を
かけてしまうことになります。
消化器官以上に
深刻な影響を受けるのが「脳」です。
奥歯を失うとボケやすくなるとの
報告もあります。まさに今迎えている
我々日本人の長寿社会は喜ばしいことですが、
どうせなら、頭もしっかり元気で
美味しいものを自分で食べれるのが
最高ですから、若いうちからしっかり
噛んで歯を磨き、奥歯をぜひ残してください。