アレルギー①

タニダ歯科医院ブログ

 

西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

アレルギー①

こんにちは、豊原です。

桜が満開になり、春がやって来たと実感が湧きます!

卒業、入学、就職など、春は色んなことが新しく動き出す季節ですね。

そして、併せて花粉症の季節でもあります。

症状が年によってひどかったり、軽かったりと様々だと思いますが、

今日はアレルギーについて書きたいと思います。

 

そもそもアレルギーは、

本来ならば自分の身体を守るために備わった免疫システムが、

誤った方向に働いた時に起こる症状をいいます。

生物は自分の身体を外敵から守るために免疫を備えています。

免疫担当細胞は外敵を見つけ、排除してくれています。

実は生体内では毎日たくさんの癌細胞が生まれていますが、

この免疫担当細胞たちが頑張ってくれていることで、

私たちの身体はそう簡単には癌には侵されないのです。

しかし、このすごい免疫細胞たちもどういうわけか、

たまに失敗を犯し、自分の身体の細胞を間違って

攻撃してしまうことがあります。

これが“アレルギー”の正体です。

アレルギーも免疫反応の結果であり、

それを引き起こす原因になる物質のことを

アレルゲンといいます。

アレルギーはまず、特定の物質により症状が表れ、

その上で血液検査や皮膚や粘膜検査などを経て

診断に至ります。血液検査で異常値があっても

症状がない時はアレルギーとは診断されません。

アレルゲンは体内に入ると異物とみなされ、

排除しようとする免疫機能がはたらき、

I gE抗体が作られます。この状態をI g E感作といい、

いったん感作が成立した後に、再びアレルゲンが

体内に入ると、I g E抗体がくっつき、マスト細胞から

ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、

アレルギー症状を引き起こします。

アレルゲンとしては、花粉や食べ物、薬物、ダニ、金属、

化学物質など様々な物質があります。

接触した場所で症状が表れるものもあれば、

接触した場所から離れた場所に症状が表れることもあります。

正常な皮膚は、角質に守られており、異物が侵入しにくい

構造になっています。しかし、湿疹などがあり、

アレルゲンが皮膚のバリアを通過して、表皮や真皮に

侵入すると、免疫細胞と反応して感作が起こります。

これを「経皮感作」といいます。

一方、無害なアレルゲンに対しては、

制御性T細胞と呼ばれるリンパ球が働き、

アレルギー反応は起こりません。

これを免疫学的寛容といいます。アレルギーがある人は、

このシステムがうまくいっていないと考えられています。

「経口免疫寛容」とは、食べたものに対して

過剰なアレルギー反応を起こさないようにする

仕組みのことです。近年の研究結果から、

スキンケア不足による「経皮感作」により

食物アレルギーは進行し、食物アレルゲンを

症状なく食べて摂取を続けることにより

「経口免疫寛容」が誘導されることがわかってきました。

次回はアレルギーの予防について書きますね。

お花見を是非楽しんでください。

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