2021年6月:タニダ歯科医院ブログ

タニダ歯科医院ブログ

西宮市の歯医者「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

歯は人生のパートナー

 

こんにちは。院長の谷田です。
6月4日 は6(む)4(し)にちなんで、
「むし歯予防デー」とされ、
さらに、4日から10日までの一週間は

厚生労働省・文部科学省・日本歯科医師会
などが実施する『歯と口の健康週間』とされています。

 

普段私たちが食事や会話を楽しめるのは、
健康な歯と口があってこそ。

 

永久歯の数は全部で28本、
親知らずを含めると32本あるので、
「1本くらい歯がなくても大丈夫」
と考えてしまうかもしれませんが、
それは大きな間違いです。

 

 

1本でも歯を失えば、
口内環境は大きく変化します。

 

 

「見えない場所だから」
「他の歯でも噛めるから」

 

といってそのまま放置していると、
全身の健康にも影響が…。

 

今回は
「大切な歯を失ったときに起こる影響」
について詳しくご説明します。

 

 

 

 

◆本当に怖い歯の喪失!

 

歯は本来、隙間なく並ぶことで
バランスを保っているため、
1本でも歯を失うと
隣り合う歯が傾いてきたり、
かみ合う歯が浮いてきたりして、
「歯並び」や「かみ合わせ」が悪くなります。

 

その結果として、
顎関節症(がくかんせつしょう)を
引き起こす可能性も。

 

また、
残っている歯に余計な負担がかかるため、
他の歯の寿命を縮めることにも
なりかねません。

 

 

 

 

 

歯の重要な役割といえば
食べものを「噛む」ことですが、
歯を1本でも失うと噛む力は低下し、
いずれ全身の健康にも影響が及びます。

 

そのひとつは、胃腸への影響です。

 

食べものをよく噛んで食べると、
だ液がたくさん分泌されます。

 

この「だ液」に含まれる消化酵素には
消化を助ける働きがあり、
胃腸への負担を和らげてくれているのです。

 

しかし、噛む力が低下して
食べものを飲み込むようになると、
だ液の分泌も減って
胃や腸に負担がかかってしまいます。

 

 

 

 

また、「噛む」ことは、脳の働きにも影響を与えます。

 

よく噛むと脳の働きが活発になりますが、
反対に噛む回数が減ると、脳への刺激も減少します。

 

 

残存歯が少なく治療をしていない人
20本以上歯が残っている人に比べ、
認知症発症リスクが最大で1.9倍になる
というデータも…。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆顔がゆがみ、発音も悪くなる

 

歯を失って食べものが噛みにくくなると
左右どちらかの歯で噛むようになり、
顔がゆがんでしまう恐れが。

 

しかも、前歯がなくなると歯の隙間から息が漏れ、
正しい発音も難しくなります。

 

話し相手に
「聞き取りにくい」
なんて言われたら、
会話も楽しめません。

 

 

 

 

◆歯にも寿命がある?

 

皆さまは、歯の寿命をご存じでしょうか?

 

日本人の「歯の平均寿命」は約50〜65年。
特に奥歯は抜けやすく、
前歯より10年以上寿命が短いことも
わかっています。

 

 

失った歯は二度と戻ることはありませんが、
・入れ歯
・ブリッジ
・インプラント
補うことは可能です。

 

もし歯を失ってしまったら、
早めの治療をご検討ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日頃のケアと定期検診で歯を失わない努力を!

 

歯を失う主な原因は、むし歯と歯周病。
歯の寿命を伸ばすためにも、
日頃のケアと定期検診が大切です。

 

80歳になっても自分の歯を
20本以上残すこと
を目標に、
むし歯・歯周病予防に努めましょう!

 

 

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
URL:https://www.tanidashika.jp/


口唇閉鎖不全症

こんにちは、歯科医師の池田です。

 

マスクをする生活が当たり前になっていますが、

マスクは呼吸がしづらく息苦しいことから

口で呼吸をしている人が多いかと思います。

 

本来呼吸は鼻で行うものなので、

口呼吸が多くなると口腔内のトラブルの原因になります。

また、口呼吸をしていなかったとしてもマスクの中で

口が開いている(口唇が上下端から端まで接していない)

態も同じく口腔内のトラブルの原因になります。

 

 

口が開いている状態だと口腔内が乾燥するため、

虫歯、歯周病、口臭の原因になります。

また口が開いている状態がずっと続くと

歯並びにも影響がでてきます。

そして、歯並びが悪くなることでさらに口を

閉じにくくなるという悪循環がおきます。

 

 

口を閉じられない原因には、口の筋肉が弱いことが多く、

他には歯並び、舌の癖や形態、鼻呼吸がしづらいなどの鼻の病気、

肥満などがあります。

 

実は、口を閉じられないという状態には

きちんと病名があります。

「口唇閉鎖不全症」といい、治療法もあります。

 

口唇閉鎖不全症の原因には、口の筋肉が弱いことが多いため、

子どもの時から口を閉じることを習慣化していると

自然と口の筋肉を鍛えていることになりますが、

口がずっと開いていると筋肉が弱くなるため

閉じることができなくってしまいます。

口を閉じることを意識して改善する場合は良いですが、

鼻呼吸ができないや歯並びなど他に原因がなく改善が

難しい場合は口の筋肉を鍛える訓練が必要になります。

 

 

口唇閉鎖不全症の治療を行う場合は、

きちんとした検査が必要になります。

検査後は、標準値を越えるまで口唇トレーニングを行い、

口唇閉鎖力の増強・維持が確認できたら口唇トレーニング を終了します。

その後、定期的に来院をしてもらい、

その都度口唇閉鎖力の測定を行い、

口唇の閉鎖力の減弱がないかを検 査します。

口唇閉鎖力の初回測定値をベースラインとして、

その後の指導・訓練の評価していきます。

 

初回測定値をベースラインとして口唇閉鎖力の測定値 の

上昇を確認できれば、適切な指導ができていると判断して良いですが、

指導経過については、3 か月間のトレーニ ング後再評価し、

改善が認められない、もしくは改善傾向は認められるものの、

口唇閉鎖力が向上しない場合は、再度 3 か月間のトレーニングを行います。

 

口を閉じる訓練をし筋力が上がっても、

普段口唇が開いてしまうような不適切な姿勢や食生活、

全身の発達状態 を含めて評価する必要があります。

 

 

お家でもできる簡単な訓練法でボタンプル法というものがあります。

糸を通したボタンを口唇と歯の間に挿入し、口唇を閉鎖して、

糸を引っ張りボタンが口から出ないように力を入れ閉鎖を維持する方法です。

最初は直径の大きなボタンから開始し、徐々に閉鎖機能が向上したら、

ボタンの直径を小さくすることで口唇閉鎖する筋肉の力を

高めることができるとされています。

 

筋肉の力を高めても、口唇を閉鎖させることを意識を

しなければ口が開いたままになってしまうので、

まずは口をしっかり閉じるということを意識することが大切です。
また歯列不正や、舌の癖や形態が原因の場合は対処法が変わってきます。

今はマスクをしているため口を閉じていない時間が

多くなっていると思いますが、

口唇閉鎖不全により口腔内のトラブルや口を閉じにくくなる

悪循環が起きる前に、意識的に改善することが1番大切で簡単な方法になります。

 

 


歯は「抜けたら終わり」?


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