2021年12月:タニダ歯科医院ブログ

タニダ歯科医院ブログ

西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

睡眠不足は「アレ」が原因!?

お口の乾燥

こんにちは皆さん、
歯科医師の久貝です。

季節は12月・・・師走です

ドタバタと、慌ただしくなり、

「あぁ・・・
 今年も残りわずかだなぁ・・・」と、
実感できる季節となってきましたね。

これからは、クリスマス、大みそか、
お正月・・・と、大きなイベントが
一気に来ますが、皆さん元気で
やり過ごせていますか?

忙しいですから体力も減りますし・・・
その上に寒く、
乾燥もあるから喉を壊し易いし

そのため風邪・・・
特に去年から今年は
新型コロナウイルスの変異株が
流行っているし・・・

はぁ・・・やり過ごしにくい季節です。

こんな記事を読んでいる そこのアナタ・・・
ちゃんとウガイ、手洗いしていますか?

しっかり注意し、体調管理して下さいね

まぁ・・・僕はしっかりと
かかりましたがね・・・風邪に・・・

さて、先ほどチラッと挙げた乾燥ですが、

これが結構 危ないんですねぇ・・・
知ってます?

この季節よく患者様に言われるのが、

「お口の中がネバつくわぁ」

「最近、お口の口臭が気になって」

という、キーワードを言われます。
これも全部 乾燥が原因なんですね

この症状が進行すると、「虫歯」や、
「歯周病」が起こりやすくなってきます


・・・・なぜ?・・・・

と、思われる方も多いと思いますが、

唾液には
「お口の中を殺菌」する働きがあるのです

そのため、
口腔乾燥によりお口の中の唾液が
減少してしまうと、
口腔内の菌が繁殖しやすい環境に・・・

そうなると

「虫歯」、「歯周病」、「口臭」

などの、口腔内のトラブルに
発展し易くなってしまいます

また お歳を召された患者様では、
口腔内の乾燥が原因で食事を食べにくい、
「摂食・嚥下障害」を
引き起こす事もあります。

口腔内の乾燥により、
口唇・舌のひび割れから
強い疼痛を引き起こしたり

唾液量が減少するため、
食べ物を飲み込みにくい
嚥下障害を引き起こしたり

・・・・たかが乾燥・・・と思いますが、

結構重症な結果を引き起こします

これからの発展で、
僕らが最も恐れるのが

「誤嚥性肺炎」

です。聞いた事ありますか?
ご高齢の方の死因の上位に来るものです。

誤嚥性肺炎とは、
「本来なら胃へ流れるはずの食べ物や
唾液が、誤って気管や肺へ流れてしまい、
口の中の菌が肺の中に入り込み炎症を
起こしてしまう」

病気のことです。

口腔内乾燥症によって
口の中に細菌が増えた状態だと、
誤嚥により肺へ細菌が多く
入り込んでしまう
誤嚥性肺炎を引き起こし、
場合によっては死に至ってしまう
こともあります。

それでは、何故このような
症状が引き起こされるのか?

単純に空気が
乾燥しているだけでは無く、
要因は幾つかありますが、

①全身疾患由来なら

「糖尿病」、「シェーグレン症候群」、
「腎不全」、「更年期」

②また、一部服用する
薬剤によっても引き起こされ

「抗うつ剤」、「抗ヒスタミン剤」
「降圧剤」などがあります。
あくまで一部の薬剤ですが・・・

③その他の原因としては、

「加齢」、「ストレス」、
鼻づまりによる「口呼吸」

なども、原因の一つです。

それでは このような症状にたいして、
僕らはどの様な対処が出来るのか?

口腔内乾燥症は、
「病気が原因の場合には
その病気を治療することが
まず第一の対策」です。

また「薬の副作用が原因なら、
薬の種類の変更や減量などを
検討する」必要があります。

しかし
「生活習慣や加齢が原因」の場合、
すぐ根本的に解決することは難しいため、
「生活改善」、「対症療法」が大切です。

僕らの生活の中で
注意出来る対処方法として、

「こまめな水分補給」、「唾液腺マッサージ」

などが挙げられます。

ですが・・・唾液の分泌は、
自律神経が大きく関わっているため、

規則正しい生活を
心がけるだけでも
多少の変化はあるかもしれませんね

特にこの年末年始は、
忘年会や、大掃除、お正月・・・など

暴飲暴食を引き起こす、
甘い誘惑がたくさんありますからね

みなさん、この季節・年末年始を
無事過ごせる様に

体調管理をしっかりとし、
健康に過ごしましょう

また、定期健診や、
気になる事があるのならば、
 
是非ともタニダ歯科へご相談下さい。

ではでは、皆様方 よいお歳を。

インプラントシミュレーション

こんにちは。院長の谷田です。

 

空気が澄むようになり、夜空の星たちがよりきれいに見える

季節となりました。

寒い日が続きますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 

 

今回は以前にも少し紹介しましたインプラント治療についての

お話しです。

 

 

 

インプラント治療は治療前のシミュレーション最も重要です。

シミュレーションが完了した時点で治療の7割以上が終了している

といっても過言ではありません。

 

 

 

当院では高性能な歯科用CTを使用し、状態をより正確に把握。

綿密な治療計画を立てます。

 

 

シミュレーションソフトはノーベルバイオケア社のソフトと

アイキャット用のソフトを使用しています。

 

解析したシミュレーション結果については患者さんにも

わかりやすく説明いたします。

 

 

当院では質の高い治療を提供するだけでなく、

患者さんにもご納得いただけるよう、これからも努めてまいります。

 

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
URL:https://www.tanidashika.jp/
Googleマップ:https://g.page/r/CUn1zmeIAnWtEAE

訪問歯科診療と診療報告

こんにちは。

訪問歯科医師の村山です。

訪問歯科診療を受けられる方は

医療保険だけでなく介護保険も

必要とお伝えしてきました。

これは介護を必要とする高齢者などが

それぞれの能力に応じ自立した

日常生活を営むことができるように、

必要な保健、医療、福祉サービスを

提供するものと定義されています。

〈(介護予防)居宅療養管理指導〉

居宅の要介護・要支援者に対する

療養上の指導は医療保険ではなく

介護保険が優先する。

歯科医師または歯科衛生士は、

要介護者(要介護1〜5)には

居宅療養管理指導を、

要支援者(要支援1・2)には

介護予防居宅療養管理指導を実施する。

(介護予防)居宅療養管理指導とは、

歯科医師または歯科衛生士が、

通院困難な患者(居宅のみ)に対して

計画的、継続的な歯科医学管理に

沿った指導やアドバイスを

することによって、患者の療養生活の

質的向上を図ることである。

 

・歯科医師が行う

(介護予防)居宅療養管理指導

歯科医師が通院困難な患者に対して

訪問歯科診療を実施し、計画的、

継続的な歯科医学管理の下に、

①ケアマネージャーなどにケアプランの

作成に必要な情報を提供する

(患者の同意が必要)、

②患者および家族に対して

居宅サービスを利用するうえでの

留意点、介護方法などの指導や

アドバイスをする。

なお、

歯科医師は訪問歯科診療の結果から、

患者の疾病の状況や歯科衛生士が

実施する療養上必要な実地指導内容、

訪問頻度などの具体的な計画を作成する。

・歯科衛生士が行う

(介護予防)居宅療養管理指導

医療機関に勤務する歯科衛生士が、

訪問歯科診療をした歯科医師の指示を受け、

その訪問指導計画に沿って患者の居宅を

訪問する(歯科医師の訪問から3ヶ月以内)。

療養上必要な患者の口腔内の清掃や

有床義歯の清掃に関する実地指導を実施し、

その内容を記載した管理指導計画を

患者または家族に情報提供する。

管理指導計画の作成にあたっては、

歯科医師、歯科衛生士が共同で患者の

口腔衛生状態や摂食・嚥下機能を

考慮したうえで、スクリーニングや

アセスメントを実施する。

また患者の口腔内の状況は定期的に

記録(モニタリング)するように努める。

 

(介護予防)居宅療養管理指導には上の

「情報提供書」を伴います。

訪問診療時にいつもご家族様や

ケアマネージャーの立会いができるとは

限りません。

私達は診療内容や留意点を報告書に

記載し診療を終えますので

報告書をご覧になってみて下さい。

施設に入居されている方の場合は

月に1度、まとめて報告書をご家族様、

もしくは診療申込みの代表者様へ

郵送しております。

こんにちは。歯科医師の森岡です。

最近予防の意識が高まり、

歯科でも定期健診の受診率が高くなってきています。

しかし、それでもまだ日本人の歯科における

定期健診受診率は他の先進国に比べて低いという記事をよく見かけます。

本日はそんな日本人の歯を失う原因と失わないためには

何をすべきかとういことをお伝えさせていただきます。

 

まずは歯を失う原因からお話しします。

歯を失う原因の第3位は「歯の破折」です。

歯の破折原因となるものに事故などの外傷もありますが、

他にも食いしばりや歯ぎしり、

そのダメージを負った歯で硬いものを噛むことによって割れてしまう、

つまり自分の歯で割ってしまう可能性もあります。

しかし健康な歯というのは割れることは非常に少ないのです。

大多数は神経をとっていたり、大きな虫歯治療の既往があったり、

歯の残っている部分が薄くなり割れることがほとんどです。

特に歯の神経の治療をしている歯は神経を取ることで

中身が空洞化しもろくなってしまうので要注意です。

 

第2位は「虫歯」です。

虫歯は中等度以上にならないとしみるなどの症状が出にくいので、

発見が遅れてしまうことが多くなります。

虫歯が原因で歯を大きく削った場合や、

虫歯が歯を支える骨の近くまで進行している場合は歯を抜く適応になってきます。

 

特にかぶせ物の中などで虫歯が進んだケースでは

症状がないため気づきにくく、

被せ物を外してそのまま歯を抜かなければならないということが起こりえます。

 

そして第1位は皆さんの予想通り「歯周病」です。

歯種病は「Silent Disease」と言われるように

自覚症状がほとんどないのが怖いところです。

歯周病によって歯がぐらぐらする、歯茎が腫れる、

咬みづらくなるなどの症状を自覚したときは既にかなり進行している状態です。

特に歯が揺れるほど周囲の骨が失われているケースでは

歯を残すことが難しくなることもあります。

 

それでは歯を失わないためには何をするべきか、

スウェーデンなどの歯を多く残している先進国などと

比べて日本は何が違うのか、

それはやはり定期健診の受診率です。

定期健診に行くだけで歯を残せる確率が

かなり高まりご自身の歯でお食事をしていただけるようになります。

スウェーデンでは80歳で平均20本の歯が残っているといわれます。

そして定期健診の受診率は90%以上です。

日本人の受診率も向上していますが、

まだまだ遠く及びません。

日本には健康保険という国民皆が一定の医療を安価で受けられるという

素晴らしい制度があります。

しかし、その分予防や健康に対しての意識が低くなってしまいがちのようです。

歯を失ってお食事を楽しめなくなってしまう前に、

しっかり定期健診を受診し、

ご自身の歯を守っていきましょう。

私たちもそのお手伝いをさせていただきます。