睡眠時無呼吸症候群

タニダ歯科医院ブログ

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睡眠時無呼吸症候群

こんにちは、歯科医師の池田です。

 

今回は「睡眠時無呼吸症候群」について紹介をしようと思います。

 

睡眠障害は大きく分けると、不眠症、睡眠関連呼吸障害、過眠症、

概日リズム睡眠障害、睡眠関連運動障害、睡眠時随伴症の6つに分かれます。

このうちのどのタイプの睡眠障害なのかを見極めることが重要で、

その治療法も異なってきます。

 

歯科医療は、睡眠関連呼吸障害の閉鎖性睡眠時無呼吸症候群及び

上気道抵抗症候群に関与しています。

 

 

睡眠時無呼吸低呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸障害を起こす病気の一つです。

睡眠中に何らかの原因で起動が閉じたり、狭くなって呼吸が止まる無呼吸、

弱くなる、いびきをかく低呼吸、などの症状が発現し、

苦しくなって起きることを繰り返す病気です。

 

この状態が続くと良質な睡眠が取れず日中に強い眠気を起こして、

判断力や集中力の低下が起こり、重大事故や労働災害などにつながる可能性があり、

近年社会的にも注目を浴びています。

また、睡眠中に無呼吸、低呼吸が起こると、低酸素血症や高炭酸ガス血症となり、

心臓、肺、循環器系などに負担がかかり、高血圧、心臓疾患、

脳血管障害などを引き起こし、突然死の原因になるとも言われています。

また、高脂血症、糖尿病、自律神経の異常や

ウツ病等の精神疾患にも関連すると考えられています。

いびきが大きい、睡眠中に息が止まっている、

などの症状から気付くことが多いようです。

 

閉鎖性睡眠時無呼吸症候群の診断法は、睡眠時にいびきや無呼吸の症状があり、

日中に眠気などの臨床症状があり、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査という、

現在のところ最も確実な診断方法で、脳波、眼球運動、筋電図(オトガイ部、下肢)、

呼吸、胸腹部運動、動脈血酸素飽和度、心電図、いびき、体位などを測定し、

睡眠深度や睡眠中の生理現象を総合的に評価する方法にて

1時間あたりの無呼吸低呼吸指数(AHI)が5回以上あるものを

閉鎖性睡眠時無呼吸低呼吸症候群と診断します。

現在の日本の保険診療の基準では、

AHI<5を単純いびき症

5≦AHI<20を軽症

20≦AHIを重症

と判定しています。

 

 

治療法は、まず肥満がある方では減量療法が第一選択となります。

その上で経鼻的持続気道陽圧療法(CPAP)、耳鼻科的な外科療法、

口腔内装置、顎顔面外科療法などが選択されます。

 

経鼻的持続起動陽圧療法(CPAP)は、閉塞や狭窄している上気道に対し、

鼻から一定の陽圧の空気を送り込むことにより、

舌や軟口蓋を押し上げ気道を広げる方法です。

適切な陽圧はそれぞれ異なるため、効果を確認しながらその陽圧を設定していきます。

AHI≧20の場合、保険適用となります。

 

口腔内装置は、上下顎の歯列にマウスピースわ装着し、下顎を前方に移動して、

誘導、固定することにより、狭窄した上気道を広げ、通気性を良くする装着のことです。
舌のみを前に出した状態で維持させ、上気道を広げるタイプのものもあります。
また、口腔内装置を用いることにより、鼻呼吸を促す効果もあります。
この治療法はAHIが 5以上の場合より保険が適応となります。

しかし、残っている歯牙が少なかったり、鼻呼吸ができない人には使用はお勧めできません。

 

口腔内装置の効果が期待できるケースは、肥満の程度が軽度で、

画像検査にて下顎が後退しており、上気道が狭いことが判明している場合に効果が期待できます。

簡単なチェックの方法としては、下顎を前方に移動させることにより、

いびきの音が少なくなる、もしくはなくなる人には効果があると考えられています。
口腔内装置は歯科医療で作製することができますが、

医科医療機関からの紹介状が必要となります。

当院でも口腔内装置の作製は行えますが、

睡眠時無呼吸症候群の症状によって効果が出るのか診断が大事になってきます。
上記で載せたとおり医科医療機関からの紹介状や診断書が必要になりますので、

気になる方はまず医科で相談をしてみてください。

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