子どもの歯から大人の歯へ-西宮市の歯科・歯医者ならタニダ歯科医院

タニダ歯科医院ブログ

西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

子どもの歯から大人の歯へ

こんにちは、歯科医師の久貝です。

 

さて、皆さん寒いです

 

ひたすら寒いです

 

だって、もう12月になっていましましたから

 

早い!! 本当に時間が過ぎるのは早いです。

 

ついこの間に令和4年になったばかりだと思ったら、もう師走です

 

そう思って、この一年を振り返ってみて、一番に思うのが

 

「子供の成長」です。

 

この一年を通して、最も痛感させられたのが

子供の成長の速さでした

私事ですが、昨年末に子供が産まれ、

家族が増え、その新しい家族を中心の一年でしたが

 

本当に子供の成長は早いです。

色々な成長を見ました。

 

驚かされたのは、お兄ちゃん、お姉ちゃんの成長です。

 

いつまでも子供だと思っていたのに

 

上のお姉ちゃんは自分から

「朝ごはん」を作ってくれるようになりました。

 

もちろん難しい事は出来ませんが、

朝5時半に起きて、作ってくれます。

 

2番目のお姉ちゃんは、

お皿洗いを自分からやってくれるようになりました。

 

みんなが食べ終わって、キッチンへ下げた

食器をいつも洗ってくれています。

 

お姉ちゃん達が、それを黙々と

続けてくれている姿にびっくりです。

 

お兄ちゃん達はその間、

赤ちゃんの遊び相手をしてくれています。

 

赤ちゃんと遊んでくれて、泣いたら あやして くれて、

 

兄弟・姉妹が急激に成長し

 

家族みんなが1つになって進んだ一年だと思います。

 

その家族の愛情を受けて、下の子供もスクスクと育ち

 

もう一歳です

 

家の中をウロウロし、転んで、泣いて

 

笑って、色んな物を触って、ひっくり返して、

 

いたずらして、ニヤ~ってしています

 

本当に、無事に健康に大きく成長してくれました。

 

最初はミルクを30~40mlくらいしか

飲めなくて、大丈夫かなぁ・・・

 

って不安でしたが、

ドンドン飲む量が増え、大きくなってきたら

 

知らないうちに下の歯が生え、

 

離乳食が始まって、気が付いたら上の歯が生え

 

今では、バクバクご飯を食べてくれます。

 

できれば、好き嫌いなく

何でも食べてくれると嬉しいですね

ちなみに皆さんは子供の歯、

いわゆる「乳歯」って何本あるか知ってますか?

乳歯は生後6か月ごろから

下の前歯(乳中切歯)から生え始め、

3歳くらいまでには生揃い、全部で20本になります。

上の歯が10本、下の歯が10本です。
そして、乳歯が抜ける時期には多少の個人差があります。

 

一般的には6歳前後から12~13歳ころまでに

乳歯から永久歯へと生え変わります。

最初に下の前歯が抜けて永久歯へと生え変わり、

 

ほぼ同時期に「6歳臼歯(きゅうし)」と呼ばれる

奥歯の「大臼歯(だいきゅうし)」が生えるのが一般的です。

 

「大臼歯」は、乳歯がなく永久歯と

生え変わる時期に初めて生えてきます。

 

この歯に関しては、気づかないうちに

「しれ~~~」っと、生えていて

気づかないうちに虫歯になっていることが多いため、

 

なるべくお父さん、お母さんのご協力で

仕上げ磨きが必要となってきます。

 

そして、だいたい14歳ごろには、

親知らず以外の永久歯が全て揃うでしょう。

 

もし良ければ、タニダ歯科での定期健診にて、

判らないことがあればご質問ください。

お父さん、お母さんだけで悩まず、僕らも一緒に悩んで、

お子様のお口の中を良い方向へ導ければ良いなと思います。

12月休診日情報

健康管理

こんにちは。訪問歯科医師の村山です。

皆様は普段よりお口のみならず全身の健康管理に留意し
生活なさっているでしょうか。
健康管理とは「疾病を予防し、健康を保持・増進するという目的を
達成するための1つのプロセス」であり、
それには疾病がないときの健康の保持・増進と、
疾病発症後の健康破綻からの回復という2つの側面があります。

・セルフケアとプロフェッショナルケア
自らの健康を個々人が守る(セルフケア)事ができれば
それに越したことはありませんが個人の努力だけでは困難な場合も多く、
自身が居住する自治体や地域集団の手助けも必要であり
ヘルスプロモーション(健康増進)という考え方もあります。
この過程においては専門的立場からの支援(プロフェッショナルケア)が欠かせません。

・地域での生涯を通じた健康管理
1.健康の自己管理(セルフケア、セルフコントロール)
2.家庭における健康管理(家族による生活環境のコントロール)
3.集団の健康管理(学校保健活動、母子保健教室等、学童・生徒の健康の把握、
定期健康診断等、成人病検診または職場での定期健康診断等、
老人の健康づくり等)

・健康管理の専門職
医療がかつての治療のみに偏っていた時代ではなく、
予防的なものからリハビリテーション、福祉までを含む
包括的なものへと移ってきており、そのために様々な保健医療関係の専門家が
一定の専門的教育や訓練を受け、それぞれの免許、身分を社会的に与えられ、
一定の保健医療制度のもとで包括的な健康管理を行うようになりました。
また社会的にハンディをもつ障がい者や高齢者にも注目するようになり、
福祉関連職種との連携も大切になってきました。

・健康教育と健康相談
健康教育とは、個人と集団が健康を保持・増進し、あるいは回復することを学び、
健康に対する価値意識を高めていく過程です。
それには健康な生活が営まれるように様々な健康に関する知識を与え、
問題に着目させ、健康を指向して行動するように働きかけることであり、
健康管理活動の主要な一分野となります。
すなわち健康教育とは人々の知識、態度、行動に対する働きかけであると同時に、
健康教育は人間教育であるとも言えるでしょう。
そして健康相談では、健康に関する不安や疑問などについて助言・指導し、
それを解決することを目的としています。

文字にすると「健康でいること」が大変なことに感じられるかもしれませんが、
大切なのはいかに疾病を予防し生活するか。
気になる事は健康診断の受診はもちろん、健康相談や知識を増やすために講演等にも興味を持つ。
病が起これば適切に対応する。これらが基本的な健康に対する営みです。
気になる事を放置せず積極的な健康行動を起こしてみましょう。

 

歯周組織再生療法(エムドゲイン)

こんにちは。院長の谷田です。

 

今回は歯周組織再生療法(エムドゲイン)の症例です。
歯周病等で一度喪失した骨は基本的には回復するのはかなり厳しいものがあります。
しかし条件が整えば元に近い状態まで回復させることも歯科医学の進歩によって可能になりました。

 

 

掲載している症例では歯を支えている骨(赤色丸)がかなり喪失しています。歯の動揺もあります。

 

 

 

緑色丸はオペ直後の状態です。
将来骨を誘導する生物学的細胞と他家骨を歯肉の中に入れています。

 

 

 

オペ後3か月の状態が青色丸のレントゲン写真です。
ほぼ元の骨のレベルまで回復しており、動揺も消失しています。
諸所の条件さえ整えば骨(歯槽骨)の回復も望めるようになりました。
 

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
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子供の虫歯の発生、その仕組み、予防法

こんにちは。歯科医師の森岡です。

今回は子供の虫歯の発生、その仕組み、また予防法についてお話します。

最初に、3歳までに子供を虫歯菌から守るとその子は一生虫歯にならないかもしれません。

そもそも虫歯は再発が多く、

一度虫歯になってしまうと何度も治療を繰り返さないといけなくなるかもしれません。

そうなってしまうと歯の寿命も短くなり本当に注意が必要です。

今回のブログでお子さんを虫歯から守るために

子供の虫歯についてしっかり知ってください。

 

虫歯予防において歯磨きはすごく大切ですが、それより前にできることがあります。

まずは虫歯の成り立ちについてお話します。

虫歯というのは歯と糖質(虫歯菌のエサですね)、虫歯菌と時間、

この4つの要因が重なると虫歯になると言われています。

つまりこの4つのうち1つが足りなくなっても虫歯はできません。

例えば歯にただ糖質が付着し続けていてもそこに虫歯はできません。

そこに虫歯菌がいて歯を溶かすことで虫歯になってしまうのです。

また糖質が1秒くっついただけでは虫歯はできません。

先述した通りこの4つのうちどれか1つを防ぎことで虫歯は予防できるのです。

 

次に虫歯菌はどこからやってくるのでしょう。

これは皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、

周囲の大人や虫歯菌を保有している兄姉などから移ります。

その経路としては、

食器の共有や愛情表現のスキンシップである頬擦りやキスなどによって感染します。

 

虫歯菌は硬い組織に潜む傾向にあります。

お子さんのお口の中に虫歯菌が入ってきてもそこに歯がなければ虫歯菌は定着できません。

乳臼歯と言われる乳歯の奥歯が生え始めるのが2歳前後から3歳ぐらいです。

この奥歯に虫歯菌は定着しやすのです。

この時期の虫歯菌の定着が肝で、虫歯の感染の窓と呼ばれる時期となります。

この時に虫歯菌の定着がなければ、一生虫歯になりにくいお口になると考えられています。

 

 

大切なのは最初の虫歯にならないことです。

そのためには家族の虫歯菌を減らす(お家での歯ブラシの徹底と歯医者でのクリーニング)、

食器の共有などはできるだけ控えてください。

1度虫歯になってしまうと虫歯の負のスパイラルに入ってしまうと

結果的には歯を失う原因となってしまうことが多くなります。

虫歯の1番の予防は間違いなく最初の虫歯を作らないことです。

まずはこれを意識してください。

 

ただ3歳以降に虫歯になっていしまったとき、

まだあきらめないでください。

3歳以降では永久歯の萌出までにダラダラ食べの習慣を改善し、

歯のクリーニングやフッ素などで虫歯予防の環境を作っていきましょう。

その環境づくりが永久歯虫歯ゼロにつながっていることは間違いありません。