タニダ歯科医院について

タニダ歯科医院ブログ

西宮市の「タニダ歯科医院」がお送りするブログです。

エムドゲイン(歯周組織再生療法)

こんにちは。院長の谷田です。

 

 

歯を失う原因で最も多いのは歯周病(歯槽膿漏)でしょう。
歯周病とは一言で言えば歯を支える骨が溶けてしまう病気です。
歯周病で一度失った骨は基本的には自然に回復しません。

 

 

しかし医学の発達に伴い条件が整えば骨を再生する治療法もあります。
今回の症例は歯周組織再生療法であるエムドゲインです。

 

歯の根を徹底的にクリーニングしてその表面にリグロスを塗布します。
リグロスが将来骨になる組織を誘導してくれます。

 

(オペ前)

 

 

(オペ後)

 

もちろん歯周病が重度になる前に定期的な検診で予防する事が重要なのは言うまでもありません。

 

 

 

【医院からのお知らせ】
訪問ステーションのリニューアル工事終了に伴い、第2駐車場が10月1日より利用再開の予定です。ご利用下さい。

 

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
TEL:0797-61-2000
URL:https://www.tanidashika.jp/
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睡眠時無呼吸症候群

こんにちは、豊原です。

ようやく秋らしくなってきましたね!

コロナ生活3年目ともなれば注意はしつつ、

果物狩りやバーベキューなどを楽しみたいですね!

運動会や文化祭などもあるのかな。

それぞれ秋らしい学生生活が楽しめると良いですね。

 

さて、今回は睡眠時無呼吸症候群について書きます。

睡眠時無呼吸(SAS)は、睡眠中に

何らかの原因により無呼吸状態になる症状です。

無呼吸が起きる原因によって、

SASは大きく2つに分類されます。

1つ目は、空気の通り道である上気道が

物理的に狭くなり、呼吸障害を起こしてしまう

閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)です。

2つ目は、呼吸中枢の異常による

中枢性睡眠時無呼吸タイプ(CSA)です。

無呼吸状態とは10秒以上呼吸が止まる状態をいい、

大きないびきを繰り返すことが多いようです。

睡眠時に無呼吸状態を繰り返すと、

良質な睡眠が妨げられ、起床時の頭痛や

日中の眠気、仕事の能率低下、記憶力低下、

イライラや短気、不安やうつ、異常な寝汗、

頻尿、夜間の中途覚醒を起こしやすく、

日常生活のクオリティの低下を招きます。

実際、世界的にも有名な大きな事故である

チェルノブイリ原発事故や

スペースシャトル•チャレンジャー号爆発事故、

新幹線のオーバーランなどの原因が

この病気にあったと報告されています。

我々の身近でも交通事故は健常者よりも

7倍事故率が高いとの統計が出ています。

また、睡眠中に体内の酸素量が

不足しがちになることで交感神経が緊張し、

脈拍が高まり多くの酸素を供給しようとして

血圧が上昇し、この状態が長期にわたると、

血管障害に至り、心筋梗塞や脳卒中など命に

関わる合併症を引き起こしやすくなることも

分かっています。睡眠時の交感神経優位は、

活動に備えて血糖値を上げるホルモンを多く出すため、

糖尿病を合併しやすくなります。

睡眠時無呼吸症候群の主な原因は

肥満による喉周りの脂肪ですが、顎が小さい、

舌が大きい、扁桃が大きいといった生まれつきの

身体的特徴や慢性的な鼻炎など耳鼻科領域の

病気が原因となることもあります。

睡眠時無呼吸症候群は“単なるいびき”と

軽く考えられがちですが、重度な合併症や

大きな事故を引き起こすこともあるため、

できるだけ早く原因となる肥満の改善や

治療を行うことが必要です。

この続きは、また次回。

秋は台風シーズンでもあります。

皆様、防災にも気を配りつつ、

秋の味覚や過ごしやすい季節をお楽しみください。

「8020運動」

皆さんこんにちは、歯科医師の久貝です。

 

そろそろ暑さが和らいで、過ごし易い季節になってきましたが、

どの様にお過ごしでしょうか?

コロナもずっと続く中ですが、みなさん健康に過ごせていますか?

この2年くらいはコロナの影響もあり、外出を控えている患者様も実際に多いです。

なので「痛くなったから、見てほしい」と言って、

2年ぶりに来院される患者様が、ここ最近に見られます。

でも、ここで痛感されるのが

「やっぱり定期健診は大事だなぁ!!」

と言うことです。

皆さん、「8020運動」って聞いた事ありますか?

「80歳までに20本の歯を残しましょう!!」

という運動なのですが

実際の統計データとしては、

 

○健診に行っている人:「平均15,7本」

 

○痛いときにだけ治療を受ける人:「平均6,8本」

 

との事でした。

これだけ差が生まれると思うと、やっぱり大事ですね。

また、年齢を経て「人生においての後悔」で上位にある項目が

「歯を失ったこと」だそうです

 

 

歯を失うと、人生の大きな楽しみである「食事の楽しみ」が失ってしまいます。

 

まぁ、中には「痛くないのになんで行かないとイケないの?」と言う方もおられます。

 

しかし、歯周病はご自身では気づかないうちに少しずつ進行していて、

 

自覚症状を感じた時点では悪化している事が多く、場合によっては抜歯になる事もあります。

 

定期健診では、ご自身では気づかない所に異常がないかをチェックし、

 

もし異常が発見されたら早期治療を行う事が出来ます。

 

しかし、僕が思うところの結論として言えるのは

 

「本人のやる気と、意識の問題なのかな?」と思います。

 

また、そのモチベーションを向上させるようにする、僕ら歯科医院の責任もあるのかな・・・

 

と思われます。

患者様でも、何かわからない事があれば遠慮なく聞いて下さい。

 

そのためにも、定期的な健診にて一緒に健康を保てるように、

頑張って行けたら良いなぁ・・・・と思います。

 

 

そうそう・・・ちょっと話しは変わりますが、

 

「皆さんの意識」で、気になったことを書いて良いですか?

 

この夏休みの経験を少しお話しさせて頂きます。

 

先日、沖縄に子供を連れて行った時のお話しです。

 

久しぶりにおじいちゃん、おばあちゃんと会って、遊んで、

 

空いた時間で海に遊びに行きました。

 

子供たちも数年ぶりの沖縄なので、おおはしゃぎです!!

 

1週間行ってましたが、5日間くらいは海で遊んでいました。

 

自分で言うのも何ですが、やっぱり沖縄の海は綺麗です!!

 

サイコーのバカンスを子供たちは過ごしていた事でしょう。

 

ビビるくらいに真っ黒になって、子供達も満足で兵庫に帰って来ました。

 

なんですが・・・・次の日に問題が起こりました・・・

 

帰ってきた次の日に、子供を連れて兵庫の海に行きました・・・

 

 

・・・が、まぁまぁビックリして声が出ませんでした。

 

「こんなにも汚れているものなのか!!」と

 

同じ海なのに、ゴミの山が半端なく

 

浜辺がゴミで埋め尽くされていました。

 

でもゴミの内容は、ほとんどが海に遊びに来た人達が捨てていった

 

バーベキューのカスであったり・・・タバコの吸い殻、浮き袋、弁当の殻・・・・

 

その他モロモロ・・・・

 

本当につくづく感じました。

 

全てがこれを行う人々の「意識」の問題なのだな・・・と

 

おそらく、コレをやる人は

 

「これくらいは良いじゃん」

 

「俺くらいは大丈夫だろ」

 

って、軽い気持ちでやっていると思いますが、

 

それが「チリも積もれば山となる」ではありませんが、

 

全員がやればコレだけのゴミの山になるのだ

 

みんなが意識をもってやって欲しいです。

 

みんなの海なので、綺麗にして欲しいものです

5人に1人がかかる!?エナメル質形成不全

 

 

こんにちは。院長の谷田です。

秋はお月見シーズン!
9月は1年で最も美しいと言われる、
「中秋の名月」も空に昇ります。

月を眺めながらお団子をいただくというのも、
なかなか風情がありますよね。

 

さて、夜空に輝く月は美しいものですが、
歯も白く輝いていると
口もとが美しく見えませんか?

歯が白く見えるのは、
エナメル質という組織があるからです。

 

しかし、このエナメル質が
正常に形成されない事があります。

 

 

 

 

◆エナメル質の役割

 

歯はエナメル質・象牙質・セメント質という
3つの層からできています。

そのうちエナメル質は
人間の体の中で最も硬い組織
です。

 

歯の一番外側にあり、
熱いものや冷たいもの、酸性の食品などが
敏感な象牙質に触れないように
刺激やむし歯から歯を守っています。

歯に白い輝きを生み出しているのも、
このエナメル質のおかげです。

 

 

 

 

 

◆そんなエナメル質が「もろく」なる?

 

ところが、大事なエナメル質が不完全な状態で
歯が生えてくることがあります。

 

歯の表面に
ボソボソとした「白いまだら」が生じたり、
むし歯でもないのに、歯の一部が
茶色や黄色に変色したりしていた場合は、
『エナメル質形成不全』の疑いがあります。

 

また、重度の場合
歯の表面がデコボコしたり、
歯を覆うエナメル質が無いため、
象牙質がむき出しになったりしてしまいます。

 

 

 

 

しかも、エナメル質形成不全の症状がある歯は
見た目の変化だけでなく、
通常の歯よりもむし歯になりやすい
という特徴もあります。

 

エナメル質形成不全の発症しやすい箇所は
奥歯(第一大臼歯)と前歯です。

 

特に奥歯は汚れが溜まりやすく、
むし歯になりやすい
ため十分注意が必要です。

 

 

 

 

◆子どもの5人に1人が発症!?

 

日本小児歯科学会が
7歳から9歳の児童を対象に行った調査によると、
地域差はあるものの
およそ5人に1人がエナメル質形成不全
という結果が出ています。

 

エナメル質形成不全は決して珍しいものではなく、
思いのほか、高い頻度でかかり得る疾患なのです。

 

 

 

しかも、乳歯の場合、
もともとエナメル質が薄く、
むし歯になりやすい
のですが、
エナメル質形成不全の歯がむし歯になってしまうと
あっという間に
歯の神経まで進行してしまう
ため、
より一層注意が必要になります。

 

乳幼児検診や学校の歯科検診で
エナメル質形成不全と
診断されることもあるかもしれませんが、
その場合は必ず定期的に歯科に通い
チェックをしてもらうことが重要です。

 

そして、日頃からしっかりセルフケアもおこない、
お子さまの大切な歯を守っていきましょう。

 

 

 

タニダ歯科医院
〒669-1133 兵庫県西宮市東山台1-10-5
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健康の概念

こんにちは。訪問歯科医師の村山です。
突然ですが「あなたは健康ですか?」と問われると、皆さま何と答えるでしょうか。

「疾病」または「異常」は、その多くが特定の器官や臓器
あるいは部位に存在するものであるのに対し、
「健康」は全身的な状態に対して述べられるところに特徴があります。
つまり、どこが良好だから「健康」であるというのではなく、
全体的にバランスがよくとれているかどうか、
しかもよく機能しているかどうかということであって、
あくまで「健康」は〈個〉として考える概念ということになります。
また一般的に「健康」と「疾病」は対立概念としてとらえられることが多いですが、
実際には「健康」と「疾病」の間には「半健康」「半病人」
「調子が悪い」「具合が悪い」などさまざまな中間状態が存在しており、
両者をはっきりと区別できないことの方が妥当ではあります。
つまり健康状態から徐々に「健康」が阻害され、それが高じて疾病状態(不健康)となり、
極端な場合には死に至る。このような極端な場合を除けば、
一般には再び回復して健康状態に戻るというのが普通です。
これが【健康の連続概念】というものです。

WHO(世界保健機関)は1946年、次のような健康の定義を発表しました。
『健康とは身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であって、
単に病気や病弱でないということではない。
到達しうる健康の最高の水準を享受することは、人種、宗教、政治的信条、
経済的、社会的状況にかかわらず万人の権利のひとつである。
政府はその国民の健康に対して責任があり、それは適切な健康上の、
そして社会的な方策を提供することによってのみ成就できる。』
と述べ、あらゆる状況下での人々が健康になりうる権利を有すること、
および国民の健康に対する政府の責任を明確にしています。
わが国では、憲法第25条において「すべての国民は健康で文化的な
最低限度の生活を営む権利を有する。国はすべての生活場面について社会福祉、
社会保障および公衆衛生の向上および増進に努めなければならない」と規定し、
国民の基本的人権のひとつとして“健康権・生存権”を保障しています。
健康とは、毎日の生活のための資源と見なされるものであって、
人生の目的とは異なります。また身体的能力だけでなく公衆衛生や
個人の保健への悪影響を緩和するような社会ならびに環境づくりに注目するものであり
保健分野のみならず社会経済分野を含む幅広い分野の協力と支援が重要となります。